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コルセット・サポーター

腰痛になった時に巻くコルセットや腰痛ベルトの重要性

腰痛になった時に役に立つコルセットや腰痛ベルト。

しかし、間違った認識を持ってそれを装着したがらない人がいる。

迷信に近いような噂でコルセットや腰痛ベルトを避けてしまうようだ。

今回はそんな間違った認識を一新して頂くために、腰痛になった時に巻くコルセットや腰痛ベルトの重要性について解説していく。

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コルセットを巻く重要性とは?

腰痛になったら、コルセットや腰痛ベルトは必需品である。

なぜなら、コルセットや腰痛ベルトは腰に巻くバンドエイドのようなものであるからだ。

外傷ができた時の基本は固定である。

腰痛もさまざまな原因によって起きるが、外傷と同じように痛みが出た初期はコルセットや腰痛ベルトによって固定する必要があるのだ。

しかしながら、コルセットをしていると邪魔だ。

着けるのがめんどくさいと言っている人がたくさんいらっしゃる。

はっきり言おう。

腰痛を早く改善したいなら、最初の2週間はコルセットや腰痛ベルトを巻くべきである。

その理由についていかに解説していく。

どの種類の腰痛も最初の2週間はコルセットによる固定が必須

どの腰痛も最初の2週間は非常に痛みが強い時期である。

ヘルニアが原因だとしても、痛みが出てから2週間は炎症症状が出てしまうからだ。

その炎症は椎間板によるものや椎間関節(※腰椎の関節の意味)によるもの、神経が傷つくことによるものなど様々である。

その炎症を抑えるためにもコルセットによる固定が大事なのである。

傷がついている

簡単に例えて言うならば、腕に深いきり傷がついてしまっている状態だ。

もしそのように傷がついてしまったらそのままにして放置する人はいないだろう。

バンドエイドを貼ったり、直接圧迫したり、最悪傷を縫ったりして包帯で固定するはずだ。

痛みというのは、傷が修復するまで安静に保つのが大原則なるのだ。

何度も言うが腰痛になったら、コルセットや腰痛ベルトを巻いて、腰部の内部の傷が悪化しないようにしなければならない。

腰痛になって2週間は不用意に動かすな!

前述した通り、腰痛の場合は腰の内部の椎間板や筋肉、関節、神経のいずれかが損傷している状態である。

その為、不用意に動かすと症状を悪化させてしまう可能性がある。

痛いからと言って、無理やり動かしてしまうのはよくはない。

最初の2週間ないし、痛みが落ち着くまでコルセットをして安静に保ち修復を促すことが非常に大事となる。

コルセットで固定を!

痛みが早期に落ち着いてきたら、徐々に痛みがない範囲で動かしていくことが腰痛を改善していくための定石である。

コルセットをつけると筋力が落ちるのは事実ではあるが…

「コルセットをつけると筋力が落ちてしまうからつけたくない」とおっしゃる方がいる。

筋力低下するの?

確かにコルセットを使用すれば、腹圧が高まる為、体幹のインナーユニットを使わなくて済むようになる。

その分だけ筋力は落ちてしまうのは事実である。

しかし不用意に2ヶ月も3ヶ月もコルセットを着用しなけらば、そのような状態に陥ることは少ない。

腰痛に怖がりすぎてコルセットによる長期固定をする事で体幹の筋力は落ちてしまう。

たった2週間程度の固定では、筋力が物凄く落ちるかと言われるとそうではない。

※コルセットや腰痛ベルトの間違った使い方に関してはこちらの記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。

コルセットの間違った使い方アイキャッチ
症状を長引かせる『コルセット』『腰痛ベルト』の間違った使い方を解説

多くの方がコルセットや腰痛ベルトを過度に使用し過ぎて2次的なトラブルを発生させているケースがある。 その2次的なトラブルとは、固めすぎる事によって痛めたところ以外の場所を痛くしてしまったり、体幹の筋力 ...

適切に腰痛を管理して、上手にコルセットを活用していけば、体幹の筋力低下も少なくて済む。

気をつけていただきたいのは、コルセットを着用せずに痛みの強い時期から動き回って仕舞えばかえって悪化し、治りが遅くなる。

さらには痛みで体幹の筋力が使えないのでどんどん力も落ちてしまう。

その為、腰痛の初期で痛みが非常に強い時はコルセットを使用して安静に保つことが改善の第1歩となる。

痛みを我慢せずにコルセットは正しい期間使っていくのが大事である。

※炎症が強い時のコルセットによる固定は非常に大事です。最初の2週間巻いておきたいオススメのコルセットがこちらです。参考までに是非ご覧ください。

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腰痛の原因はたくさんある!

腰痛の原因として、腰椎椎間板ヘルニアや椎間関節性腰痛、ぎっくり腰など色々な種類がある。

どこが原因であるかをしっかり検査し、対処していくことが必須となる。

そして、どの腰痛も必ず初期の固定が必須となるので覚えておこう!

※腰椎椎間板ヘルニアの改善方法は以下の記事にて詳しくご紹介しております。是非こちらの記事もご覧ください。

腰椎椎間板ヘルニアの症状と治し方を徹底解説!

腰椎椎間板ヘルニアにかかっている人の数は人口の約1%。 手術に至る人は人口10万人にあたり年間46.3人 引用:腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインより ちなみに人間が一生の内に腰痛を経験する割合は、約 ...

※椎間関節性腰痛の改善方法に関してはこちらの記事がお役に立ちます!是非ご覧ください!

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30〜40代に多い『椎間関節性腰痛』の改善方法

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一般の人も知るべきぎっくり腰になった時の対処法【2018年版】

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参考文献

・エビデンスに基づくインジャリーケア スポーツ外傷・障害マネジメントの理論的背景 著者 Gary Delforge 発行者 長島宏之 発行所 有限会社 ナップ p30-50

上記の文献の内容を参考に一般の方でもわかりやすいように腰痛になった時の内部損傷についての情報とコルセットの重要性についての情報をまとめました。

まとめ

今回は腰痛になった時に巻くコルセットの重要性についてご紹介した。

POINT

  • 腰痛は腰の内部の筋肉や椎間関節、神経に傷が付いている状態である。
  • 腰痛で痛みが最初の2週間はコルセットで固定し、修復を促す必要がある。
  • 長期のコルセットによる固定は筋力低下を招くが、2〜3週間程度の固定ではそこまで支障はでない。
  • 腰痛で悩んでいる方は非常に多い。

    コルセットをうまく活用すれば症状が軽快する人が多いのも事実だ。

    例えつけたくなくとも、症状を改善させる一つのツールとして活用していただきたい。

    腰痛を改善するために行う体操だけでなく、コルセットなどの道具を上手く使用する事もとても大事となるので覚えておこう!

    訂正:2019/04/10

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