酷い腰痛で日常生活に困ってしまったら、まずはコルセットの着用をオススメしている。
何故ならコルセットは腰にまくバンドエイドだからだ。
酷い腰痛の時は腰の内部に損傷が生じている状態である。
つまり、目に見えない傷が腰の内部で生じている。
そのため、コルセットで固定して、傷が広がらないようにしていく必要があるのだ。
しかし、そのコルセットや腰痛ベルトを着用していく上でこのような訴えもある。
「締め方がよくわからない。」「すぐにずれ上がってくる。」「コルセットの用途を知らない。」
この記事をご覧になられている人もこのようなご意見お持ちではないだろうか?
コルセットは正しく使用すると、腰痛を改善するために手助けをしてくれる優れたものとなる。
しかし一歩使用方法を間違えるとかえって腰痛を慢性化させてしまう原因となってしまう。
その原因については以前「腰痛になる前に知っておきたいコルセットの選び方」と言う記事を書いたので是非参考にして欲しい。
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腰痛になった時に役に立つコルセットや腰痛ベルト。 しかし、間違った認識を持ってそれを装着したがらない人がいる。 迷信に近いような噂でコルセットや腰痛ベルトを避けてしまうようだ。 今回はそんな間違った認 ...
今回はそのようなコルセットや腰痛ベルトを「正しく付けることが出来ない」「正しい付け方がわからない」といった人向けに、コルセットや腰痛ベルトを使用する目的及び正しい着用法を解説していく。
コルセットや腰痛ベルトの使用目的
コルセットや腰痛ベルトは主に腰痛がある時に用いる。
冒頭でも説明した通り、コルセットや腰痛ベルトは腰に巻く包帯やバンドエイドのようなものだ。
特に痛みがひどい時やぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛の時に腰の安静を保つ目的で使用する。
つまりは、腰の内部に傷が生じているのが腰痛であり、その傷を固定するのがコルセットや腰痛ベルトになる。
ただし、使用する上で注意しないといけない点は長期間の固定である。
長期に使用する事で腰の関節の動きが阻害され、筋肉の出力を低下させる。
その事によって、腰痛が誘発されやすくなる。
つまり2次的なトラブルが発生しやすくなってしまうのだ。
その為、腰の炎症が強い時に安静を保つ目的で使用していただき、不必要に長く装着していく事はあまりオススメではない。
※コルセットによる弊害についてはこちらの記事に詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
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コルセットの正しい着用法
コルセットや腰痛ベルトに関しては「どの部分に巻くか?」「どの強さで巻くか?」が重要になってくる。
適当な部位に巻いてもあまり意味がないからだ。
コルセットや腰痛ベルトは、「腰部の関節の固定」や「体幹のインナーユニットをサポートする」という機能がある。
その為、しっかりと固定できる部位で巻いていかなければならない。
詳しくはこちらの動画にて解説しているので是非ご覧ください。
※ 動画の中ではコルセットの装着方法について柔YAWARAが実演紹介しています。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズや役に立つサポーターを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
- 腰骨の一番出っ張っている所とコルセットの中央を合わせる。
- 補助ベルトで締める圧を調整する。
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腰痛に関しても色々な症状がある。
例えば、足に痛みを伴う腰痛やしびれを伴う腰痛、筋力低下が生じてしまう腰痛などだ。
その症状によって使用していくコルセットも変わってくる。
その為、症状別のコルセットの選び方をこちらの記事にてご紹介しているので是非ご参考にしてください。
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まとめ
今回はコルセットの装着方法および使用する目的をご紹介した。
- コルセットは腰の炎症を抑える目的で安静を保つ為に使用する事。
- コルセット(補助ベルトがあるタイプ)の中心と腰骨の一番出っ歯ているところが合うようにつけよう!
- 補助ベルトが付いている場合は適度に圧がかかるところまで締めよう!
コルセットは目的と使用方法で腰痛を軽減する為に非常に役に立つ物である。
しかし用途を間違ってしまったり、長期間の固定を強いてしまうと腰の関節の動きが悪くなりかえって痛みが出てしまう事もある。
加えて、筋力の低下にも繋がる恐れもあるので本当に気をつけていただいきたい。
たかがコルセットだとバカにしない事が大切だ。
腰の痛みを改善する為のツールとしてしっかり使用出来るようにしていこう!
改訂:2019/03/28