いよいよ4Gから5Gの時代が訪れようとしていますね。
5Gになると今までの通信速度よりもさらに速い速度になる為、いろいろな情報が瞬時に手に入り、自動運転や遠隔操作技術の向上などが見込まれるようです。
しかし、私はこのすごい技術を得る反面、肩こりなどの慢性腰痛はさらに劇的に増えてくるのではないかと予想しております。
その理由としては、運動量の減少と手の酷使が挙げられます。
今回の記事では便利な時代になる反面、人間に生じる弊害である肩こりを解消していく為の簡単な対策をご紹介していきます。
そもそも5Gとはなんのことか?
5Gとは5th Generationの略記で第5世代移動通信システムの事を言うそうです。
現在使われている4Gは第4世代移動通信システムの事を言います。
それではこれらは何が大きく変わるのでしょうか?
- 通信速度が格段に上がる
- 同時接続数も増える
- 遅延が少なくなる
引用:5Gって何がすごいの?4Gとの違いや未来に起こる変化を知ろう
この通信速度の向上によって、2時間の映画が3秒でダウンロードできるほど速くなると色々なメディアで言われています。
それだけではありません!
リアルな世界とサイバー世界の融合が実現してしまうそうです。
例えば、車の「自動運転」がその代表例です。
その他にもスポーツ観戦が試合しているフィールドに立っているかのように感じる多方向からのVR観戦や、建設現場での重機の遠隔操作なども可能になるそうです。
そして、医療では遠隔治療ができるようになるとのこと。
いよいよ家にいても医療を受けられるような時代になってくるのかもしれません。
便利な時代になると肩こりが急増する!?
それではなぜこのような便利な時代になると肩こりが急増すると予想できるのか?
それには人間の運動量が関係しております。
そもそも、人間は動物です。
その為、動くことによって筋肉や関節の状態をよくし、運動による呼吸で心肺機能を改善し、さらには血流を良くすることで内臓の機能を改善していくメカニズムが備わっているからです。
しかし、文明が発達していくとどのような事が予想できるでしょうか?
5Gになる事によって、通信速度が上がり、様々な場面で便利になっていくと仮定します。
家にいてもショッピングができ、医療も受けられる。
移動するにしても、車が自動的に目的地へと連れて行ってくれる。
そうなると人間の運動量は劇的に下がる事が予想されます。
運動不足が筋肉や関節、心肺機能の不具合を招くようになります。
それに加え内臓への血流量も減少し機能が低下します。
身体にとっては負の循環に陥ってしまう可能性があるのです。
もし運動量の低下によって筋肉や関節に不具合が起きてしまえばもちろん肩こりなどの慢性的な痛みも出やすくなる事も容易に予想できます。
手の酷使が悪い姿勢を招き肩こりが急増する!
肩こりの原因の一つとして悪い姿勢で固定されるからというのがあります。
悪い姿勢でロックされる要因としては実は手の影響があるんです。
現代人はパソコンやスマホなどで色々と手を使う事が多くなりました。
本来ならこの手のインナーマッスルと外側からくるアウターマッスルがバランスよく使われなければならないのですが、現代人は手のアウターマッスルである前腕の筋肉ばかり使うようになっております。
手のインナーマッスル
手のアウターマッスル
今後デバイスの進化によって、手をより酷使するようになるとも考えられます。
特に手指のアウターマッスルである前腕の筋肉が酷使されると前腕が回内方向(掌が内側に向く方向)に誘導されやすくなります。
すると前腕の回内→肩甲上腕関節の内旋→肩甲骨の外転→胸椎の屈曲といった運動連鎖という現象が起き、不良姿勢を招き肩こりをより悪化させる原因となってしまいます。
この現象に関しては以前こちらの肩こりの3大原因の記事にて解説しておりますのでぜひご参考にしてください。
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誰も教えてくれない肩こりでバキバキになる『3大原因』とは!?
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手のインナーマッスルを鍛えて肩こりを解消方法
指のインナーマッスルを鍛えることで手指のアウターマッスルの負担を軽減する事によって、悪い姿勢を改善させ、肩こりを解消していく方法を4種類程解説していきます。
※こちらの動画内でも柔YAWARAが手のインナーマッスルを鍛えるエクササイズの方法を詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。またYouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に配信しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
注意点
- リラックスした状態で行おう。
- ゆっくりで良いので確実に動かせるように行おう。
母指回しエクササイズ
方法
- 手を机の上に置いて行っていきましょう。
- 第1関節と第2関節を伸ばした状態で生命線の付け根部分を軸にして、親指をぐるぐると回していきます。
- 親指は回しやすい方向で構わないので、第1関節と第2関節を伸ばした状態でゆっくりと確実に母指の付け根を回していきましょう。
- 左右10回を目安に行っていきましょう。
母指内外転エクササイズ①
方法
- 手を机の上に置いて行っていきましょう。
- このエクササイズも第1関節と第2関節を伸ばした状態で生命線の付け根部分を軸にして行っていきます。
- 外に開いた親指を真上に動かすようにして、確実に母指の付け根を動かしていきましょう。
- 左右10回を目安に行っていきましょう。
母指の内外転エクササイズ②
方法
- 手を机の上に置いて行っていきましょう。
- 先程と同様に第1関節と第2関節を伸ばした状態で生命線の付け根部分を軸にして動かしていきます。
- 親指を閉じた状態から、真上に動かしていきます。確実に母指の付け根から動かしていきましょう。
- 左右10回を目安に行っていきましょう。
骨間筋エクササイズ
方法
- 手を机の上に置いて行っていきましょう。
- 第1関節と第2関節を伸ばした状態で生命線の付け根部分を軸にして行っていきます。
- 2〜5指を開いて、閉じるという動作を繰り返して行っていきます。この時母指も一緒に動かして構いません。
- 左右10回を目安に行っていきましょう。
虫様筋エクササイズ
方法
- 手を机の上に置いて行っていきましょう。
- 2〜5指の第1関節と第2関節を伸ばした状態から第1関節と第2関節を曲げていきます。この時付け根の関節は伸ばしたままにしましょう。
- 次に2〜5指の第1関節と第2関節を伸ばし、付け根の関節だけを曲げていきます。
- 上記の動作を交互にゆっくりと確実に繰り返しながら行っていきます。
- 左右10回を目安に行っていきましょう。
このようなエクササイズで上手に手のインナーマッスルが使えるようになると、アウターマッスルである前腕の筋肉が柔らかくなり、悪い姿勢の要因が改善されます。
その相乗効果として肩こりの発生頻度も軽減してくるのでぜひ続けて行っていきましょう。
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まとめ
今回は5Gの時代が訪れた時に人の身体に生じるであろう、肩こりのトラブルについて、その予想される原因と解消方法を解説しました。
いよいよさらに便利な時代が到来してきます。
文明が発達し、それに甘んじるだけでなく、今の運動量を維持改善して行く事も念頭に置かなければ、肩こりだけでなく腰痛や膝の痛みなどの慢性痛が生じやすくなると予想されます。
いくら文明が発達しても、自分の身体を守るのは自分の行動次第です。
自分の身体は1つしかありません。
その為、自分で自分の身体を気にかけてあげる事が大切です。