五十肩の痛みが急に出た!どの程度安静に?というご相談にお応えします

投稿日:2020年1月1日 更新日:

五十肩の痛みはどの程度安静に?アイキャッチ

四十肩・五十肩

今回はYouTubeのコメントから頂いたご相談内容についてお応えしていく形でお話を進めていこうと思います。

先日コメント欄よりこのようなご相談がございました。以下の文は要約した内容となります。

  • 先日、急に肩の痛みが出て、五十肩と思い整形外科へ受診した。
  • レントンゲンを撮影して五十肩と診断される。
  • 腱板損傷の可能性も示唆して、MRIを撮れる整形外科に2ndオピニオンを受けようかと思っている。
  • 安静にする期間は「湿布や注射」だけの対応となるのか?
  • 仕事に関してはどうすれば良いのか?
  • どの程度まで安静にすれば良いのか?

出典:腱板損傷part3

と言ったご質問内容でした。


正直実際に診ていないので、なんとも言えない箇所もあるのですが、頂いたご質問から予想される事や考えられる事を理学療法士である私がわかる範囲でお応えしていきます。

※こちらの動画内でもこの五十肩や腱板損傷のご質問内容に関して柔YAWARAが詳しく解説しております。またYouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に配信しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。



まず初めに今回はこのような形でお話を進めていきます。

  1. 五十肩について
  2. 質問内容:安静期間について
  3. 質問内容:対処方法について
  4. 質問内容:仕事に差し支えがないか?について
  5. 質問内容:どこまで安静にするべきか?

間違えないようにしていただきたいのはこれはあくまでも理学療法士である私の個人的な考えである為、この内容が全てではなく、『考え方の一つ』としてご参考にしていただければ幸いです。

五十肩についての病態とその特徴を解説

そもそも50肩というのは俗称で肩関節周囲炎という病名がつけられています。

文字通り肩のどこかの組織に損傷、つまり切り傷みたいな状態がおきてしまい炎症が起こっている状態です。

それがもちろん腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の共同腱)が損傷している場合もあります。

これに関しては専門家による徒手検査やMRIなどの画像診断で精密に検査していかないと分かりません。

その為、少しでも腱板損傷ではないか?と不安なようでしたら精査された方が間違いなく良いです。

四十肩や五十肩、いわゆる肩関節周囲炎に関しての情報は下記を御参考にしていただければ幸いです。

POINT

  • 肩に痛みが出ないように体幹を前後に動かしていこう。

五十肩の『安静期間』についてお応えします

この安静期間についても以前ブログの記事や色々な動画でも解説しております。

この記事から読む方は初めてかと思われますので簡単に説明します。

肩や腰、膝にかかわらず何かしらの原因で組織に傷ができ、炎症が起きてしまうとその炎症が落ち着くまでに1ヶ月もしくは2ヶ月程度かかってしまいます。

これは一般的な組織学的な考えなので個人差があります。

例えば、内部疾患である糖尿病や腎臓疾患などがあると回復に時間がかかってしまいます。

また痛めてしまった肩への負担の掛け方によっても回復状況は大きく変わるのであくまでもご参考程度に覚えておいてください。

※組織の修復に関しては動画内の3分55秒の時点(りんく)をご覧になっていただければ分かりやすいと思います。組織を紙に見立てて説明しておりますのでぜひご参考にしてください。

上記の事を踏まえれば安静期間として適切なのは1ヶ月もしくは2ヶ月程度だと考えていただければ良いです。

POINT

  • 四十肩や五十肩の安静期間は1〜2ヶ月程度。

五十肩の対処方法について

初期はやはり安静に保つ事が1番です。

ここでいう安静というのは=痛みが無い範囲で動かす。もしくは痛みがない範囲で使用していただくという意味です。

もちろんその期間に湿布や注射を選択されるドクターがいらっしゃると思うのでその際はドクターの判断に従ったほうが良いです。

やはり初期の注意点は、無理に物理的な刺激を入れてしまうことです。

痛いかと言って無理に伸ばしたり、突っ張るところまで動かじたりする事は確実に悪化してしまう要因になるのでご注意ください。

以前、四十肩の初期の管理方法についての動画も配信しておりますので是非そちらもご参考までにご覧になっていただければ幸いです。

POINT

  • 最初の1、2ヶ月は痛めている肩への物理的な刺激は控える。

五十肩の影響で仕事には差し支えはでないか?

この方は介護職ということですので、仕事の内容にもよって変わってくると考えられます。

やはり一番は利用者様のリスク管理を考えないければいけないのかと。

肩の痛みが強く移乗(トランスファー)などが安全に行えない状態なら仕事内容を変更していただいた方が確実に良いです。

周囲の職員さんのご理解やご協力があるようでしたら、肩の痛みが出ない仕事内容に変更していった方が良いと思います。

基本的には痛みが出ない仕事を行えるのなら、休まなくても良いと感じます。

もし移乗(トランスファー)などで肩の痛みが増悪してしまい、かつ仕事内容を変更できないのであれば、身体のことを考えて休養も視野に入れる必要はあるかとおもいます。

ただ、勤められている職場の環境にもよると思いますので、その点は自己判断にお任せします。

POINT

  • 仕事に関しては、痛みが出ない仕事内容へ変更してもらう。

五十肩はどの程度安静にするべきか?にお応えします

大原則として痛みがなくなるまで無理に動かさない事が大切となります。

しかし、だからと言って肩を全く動かさないのはよろしくありません。

肩を動かした際痛みがでない範囲で動かすなら様子を見ながら使用しても大丈夫です。

ただ痛みの分類には「突っ張る感じ」や「引っ張られる感じ」いわゆるストレッチングの感覚も含まれています。

つまり、ストレッチングをしてしまうと症状が悪化する事がありますのでご注意してください。

加えて痛みが引いた時期には、動画内で説明した通りある程度肩の組織が短くなっています。

それを無理なく、元の長さに近い状態へと戻していく必要があります。

それに関しては、通院されている病院のリハビリなどを行なっていく必要がございますのでよろしくお願いいたします。

また五十肩の炎症が起きていても、体幹の可動性の改善などのエクササイズは可能ですのでこちらの記事を是非ご参考にしていただければ幸いです。

アイキャッチ
四十肩・五十肩の痛みで肩が動かせない時は体幹エクササイズを行え!

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POINT

  • 原則1〜2ヶ月の安静だが、痛みが続く場合はその期間も無理してはいけない。

まとめ

今回はYouTubeのコメントから頂いた五十肩についてのご相談内容についてお応えしました。

POINT

  • 四十肩や五十肩の安静期間は基本痛みが落ち着き組織が修復してくる1〜2ヶ月程度。
  • 五十肩で肩の痛みが強い場合は、仕事には支障が出てしまう。その際は職場の方と相談して肩への負担が少ない仕事内容へ変更してもらうのが好ましい。

四十肩や五十肩はかかってしまうと非常に厄介です。

肩という場所は休ませようと思っていても、常日頃から使用してしまう部位なので。

その為四十肩や五十肩になってしまったら、注意深くケアを行っていかなければなりません。

きっと多くの方がこの方と同様に五十肩の痛みや対処方法などでお困りだと思います。

そのような方々にこの記事が少しでもご参考になれば幸いです。

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

愛知県岡崎市在住。整体院柔YAWARAを設立した理学療法士。柔YAWARAにて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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