肩掛けバッグだと片方に負担がかかって肩が凝ってしまう。
だから通勤用のカバンなどをリュックやザックに変える人が多い。
僕も通勤時リュックを愛用している。
両方の肩に負担が分散するので非常に楽である。
両手が自由になり、動きやすいのも魅力の一つだ。
しかし、リュックに変えたとしてもやはり肩こりが生じてしまう。
そのように訴えられる方が驚くほどいるのが事実だ。
実はリュックも使い方次第で肩こりを引き起こす原因となってしまう。
リュックの背負い方で肩こりが発生しないように、今回は肩こりを激減させるする『圧力分散』に着目したリュックの背負い方を解説していく。
そもそも肩がこってしまう原因とは!?
肩こりの原因は非常にたくさんある。
しかしその多くが背中の関節の動きが悪くなる事によって、首や肩周りの筋肉まで硬くなってしまう。
つまり背中の関節の動きが不足する事によって肩こりを発生させてしまっている人がいるのだ。
特に下の写真の場所の動きが悪くなってしまうことが原因で肩こりを引き起こしてしまう場合が多い。
ネッター解剖学アトラス(原書第4版) 著書 Frank H.Netter 訳者 相磯貞和 発行所 エルビア・ジャパン株式会社 発行元 株式会社南江堂 図424
間違ったリュックの背負い方だと肩がこりやすくなる!?
リュックやザックの構造上、肩こりが楽になりそうなイメージだが実は使い方によって変わってきてしまう。
多少なりともリュックを背負えば、肩や背中の関節に負担がかかる。(肩掛けバックよりは負担が軽減されるが)
その為、間違ったリュックの背負い方をしてしまえば、肩掛けバックを使っている時とさほど変わらなくなってしまう。
以下に間違った使い方によって生じる身体への負担をご紹介する。
このようにリュックを背負うと肩への負担が増大し肩こりを招く原因となる
以下のようなリュックの背負い方をしてしまうと肩への負担が増大し、結果肩こりを招いてしまう、
その背負い方とはリュックやザックの肩紐を目一杯伸ばして背負うというものだ。
これは若者に多いリュックの背負い方だ。
この背負い方がどうして肩こりを招いてしまうのか?
実はこのリュックの状態では荷物を支える面が両肩の2点だけになってしまう。
物理的に圧力分散の観点から考えていくと、荷物が10kgだとしたら片方の肩にかかる重さは
10kg÷2で5kg
になる。
この背負い方では両肩に重さが分散しているものの、荷物の重さによっては肩こりを引き起こしやすくなってしまう。
実はこのリュックの背負い方よりも、以下で解説するような背負い方の方が、肩への負担を激減させます。
そして、肩こりの発生率を軽減してくれるのだ。
肩こりの発生率を激減させる「圧力分散」に特化したリュックの背負い方を解説!
上記で説明したようなリュックの背負い方をしている人が非常に多いのだが、実はその背負い方ではリュックの機能を100%引き出していない事になる。
肩こりの発生率を激減させる為には「圧力分散」がキーワードになるのだ。
以下に圧力分散を考慮した、肩こりを起こしづらくするリュックの背負い方を解説していく。
リュックを3点固定による圧力分散で肩こり解消へ!
以下のようにリュックやザックを背負うと肩こりが激減するのでオススメだ!
肩紐を少し縮めて、リュックを背中に載せるようにする。
リュックやザックがしっかりと「両肩」と「背中」で接するようにすれば、荷物を支える面が3点になる。
つまり圧力が2点のときと比べて分散されやすくなる。
するとどうだろうか?
荷物が10kgだとしても、両肩にかかる負担が一気に
10kg÷3 で3.3kg
になる!
肩紐だらだら時より、およそ34%肩への負担が減少する事になり、肩こりはより起きづらくなるのだ!
リュックにタオルを装着すると肩への負担が激減しさらに肩こりが起こりづらくなる!
このようなただのタオルをリュックやザックの肩紐の所に使用しよう!
このように胸のところに巻いて使用するとさらに圧力が分散されて肩にかかる物理的な負担が軽減する!
つまりは、肩紐を短くした時よりも肩こりが発生しにくくなるのだ!
肩への物理的な負担が軽減するけど、ダ、ダサい…
ダサくても関係ない!最強4点固定で肩や背中にかかるリュックの重さを分散して肩こりとおさらばだ!
上記のようにリュックの肩紐にタオルを装着することによって、身体とリュックが4点で接地する事となり、リュックの重さを分散してくれる!
つまり、片方への肩には
10kg÷4で2.5kg
の負担になる。
たったの2.5kgしか負担がかからなくなる!
これはリュックの肩紐がダラダラの時よりもおよそ50%も軽減している事になる。
物理的な負担が減っているので、肩こりが発生する確率も激減するのだ!
えっ!?タオルではダサすぎるからどうにかしてくれ?という人の為のチェストベルト
イヤイヤ、ちょっと待ってくれ!
タオルを巻くのはあまりにもダサすぎて外には行けない!
そんな事を思ったあなたには、リュックにつけるチェストベルトが非常にオススメだ!
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【森製紐オリジナル】リュックずり落ち防止バンド 肩ベルト ずれ落ちストッパー
amzn.to
実は登山用のザックには常備されているものがリュック用に別売りされている!
これでリュックやザックをカスタマイズすれば、上記で説明したタオルと同じ効果で圧力を分散してくれ、肩こりが激減するのに役に立つこと間違いない!
是非チェストベルトを使ってみてはいかがだろうか?
本音を言うとそもそもよいリュックを使用したほうが肩こりには100倍よい!
肩こり軽減にオススメのリュックがこちらだ。
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[ザノースフェイス]Shuttle Daypack シャトルデイパック
amzn.to
何といっても頑丈で、タブレットやノートパソコンまではいる大容量構造!
そして、背面構造によって背負い心地が非常に最高なリュックとなっています!
登山用のザックも作っているのでNORTHFACEはさすがだ。
妻からプレゼントされてもう5年ほど使っている。
ですが、まったく壊れないし、肩こりも起きづらい。
かばんはやはり良いものを使った方が身体のためにもなるようだ。
肩こりがひどい方はぜひ使用してみてください。
肩こりを軽減させるリュックの背負い方のまとめ
今回は「圧力分散」に着目して、肩こりを激減させるリュックの背負い方について解説した。
道具の使い方一つで身体への負担が変わってくる。
それはリュックの背負い方でも同じである。
オシャレも大切だが、身体への負担を考慮してリュックを使っていこう!
そうすれば、リュックを背負った時の肩こりの発生率が激減すること間違いなしだ。
もちろん身体をしっかり動かして、肩こりを起こさないようにメンテナンスを行う事ははもっと大切であるので覚えておこう!
もし今使用しているリュックを背負うと肩こりが起きてしまう方は、リュックずり落ち防止バンドでアップグレードしてみてください。
\リュックずり落ち防止バンドで肩こり軽減!/
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