あなたは使っていますか?
腰痛になった時に、腰をサポートしてくれるコルセットや腰痛ベルトを。
腰が痛いけど、夏の時期は暑くて蒸れるから着けない。
腹筋が弱くなるから使用したくない。
動きづらいから嫌いだ。
そのような事をおっしゃる方がいる。
また、コルセットや腰痛ベルトを何のために、どのくらいの期間、どんな種類の物を、どのように装着すればいいのか?理解していない人が非常に多いようだ。
今回は一般的に知られていないコルセット・腰痛ベルトの選び方及び装着法をお伝えする。
この記事の目次
何のためにコルセットを装着するのか?
答えは簡単だ。
『腰の安静を保つ』。
ただそれだけだ。
なぜ安静を保つ必要があるのか?
あなたは手をけがした時どうするだろうか?
ものすごく動かすという人はいないだろう。
そんな事をしたら、傷口が開いてしまうからだ。
腰痛の場合も同じだ。
腰痛というのは腰の関節や筋肉に傷がついている状態である。
不用意に動かすということは、傷口が開いてしまうのだ。
だから、安静を保つことが大切である。
コルセットを着けると筋力が少なくなる?
コルセットや腰痛ベルトを着けると筋力が少なくなると思っている人が多い。
しかしそれは必要以上にを着用していた場合に限ることだ!
一般的に腰痛になって、一番痛みが強い時から1~2週間着用すれば良い。
これは腰の炎症症状がおよそ2週間程度で改善してくるからである。
それ以上の期間、コルセットや腰痛ベルトを着用していれば、筋肉がうまく使えなくなり、結果筋力が低下することになる。
つまり、腰の痛みが強い期間に限って、着用するのが正しい使い方になる。
痛みが減少してきたら、腰骨を動かす体操を行っていくのが大事だ。
痛みが軽減したらこのような体操をしよう!
腰痛を緩和させる超基本的な体操5選 | 柔 YAWARA|岡崎市の肩こり・腰痛・膝痛専門整体
痛みが引いてきて、コルセットを外していく前段階として腰骨を動かす体操も大切となる!
症状に適したコルセット選び方
コルセットや腰痛ベルトはこのように選ぼう!
腰の痛みの位置と範囲に応じて、コルセット・や腰痛ベルトの幅を変えていく!
腰の付け根が痛い場合
若い人(20代までの人)に、このような腰痛が多い。
痛みの場所
コルセットの選び方
このような症状は、痛い場所の上を覆うようにコルセットや腰痛ベルトを選ぶと良い!
必要以上に幅の広いものは痛みが出ていない場所まで固定してしまうためトラブルの元になる。
腰の付け根が痛い場合のコルセットは細いタイプの物を選ぼう!
コルセット装着例

広範囲に腰の痛みがある場合
ぎっくり腰の人や30代~中高年の人に多い腰痛である。
痛みの場所
コルセットの選び方
広範囲に渡って腰の関節を固定する必要がある。
幅の広いコルセットを使用しよう!
コルセット装着例

腰の横側が痛い場合
このような方は、第12肋骨という場所にトラブルが出ている事が多い。
痛みの場所
【出典】ネッター解剖学アトラス(原書第4版) 著書 Frank H.Netter 訳者 相磯貞和 発行所 エルビア・ジャパン株式会社 発行元 株式会社南江堂 図185
コルセットの選び方
第12肋骨と痛みがある場所を覆うように着けると良い!
幅広タイプのコルセットが有効だ!
コルセット装着例

デスクワークでつらい腰痛の場合
コルセットの選び方
固定力があり、股関節が圧迫されないタイプがオススメだ!
コルセット装着例

正しいコルセットのつけ方
腹圧が腰骨を安定させてくれる。
その為、装着する時は腹圧がかかるようにしっかり締めよう!
つらい腰痛が中々改善されないという人は是非一度当店の施術を!
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腰痛ベルトの症状別の使い方も知っておこう!
症状別腰痛ベルトの機能と選び方を理学療法士が教えます! | 柔 YAWARA|岡崎市の肩こり・腰痛・膝痛専門整体
腰痛ベルトの機能と症状別の使い方を解説している!
是非一度御覧ください!
まとめ
今回はコルセットや腰痛ベルトの選び方と装着方法をご紹介した。
・コルセットは腰の安静に保つために装着するものだ。
・腰の炎症症状が強い期間(2週間程度)のみ使用しよう!
・必要以上のコルセットによる固定は筋力の低下につながる。
・症状に応じてコルセット・腰痛ベルトの種類を変えよう!
・1~2週間以上経過したら、腰の体操を行っていこう!
道具は正しく使えば、良い効果をもたらす。
しかし、使い方が分からなければ意味をなさない物が多い。
コルセットや腰痛ベルトもその一つだ。
ただ着ければいい。
そのような考えは捨てるべきだ!
コルセット・腰痛ベルトを正しく使って、腰痛をしっかり改善させていこう!
もちろん、身体のケアも意識して行っていくようにしていただきたい。
訂正:2018/02/27