この記事で分かること
- ゴルフ肘で痛みが強い時はエルボーバンドで固定することが大切ということ。
- 手のインナーマッスルの強化と体幹の柔軟性改善が重要であること。
肘の内側が痛くなってしまうゴルフ肘。
一回なってしまうと非常に改善しづらい病気である。
改善しづらいが故に、無理なストレッチや筋トレをおこなってしまい、症状を悪化させてしまう方がほとんどだ。
今回は日常生活で起きてしまうゴルフ肘をいかに改善させていくか?
そのカギが『手』と『体幹』である。
今回の記事では『手と体幹を柔らかくする意味』及びゴルフ肘の改善方法について詳しく解説していく。
※動画にて長野市のSeitai Zen繕が詳しくゴルフ肘の改善方法を解説しておりますので是非ご覧ください。またチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
ゴルフ肘とはどんな病気?
ゴルフ肘とは上腕骨内側上顆炎と呼ばれる列記とした病気だ。
肘の内側の骨の出っ張りのことを上腕骨内側上顆とよぶ。
そこに着く筋肉の腱に傷ができ、炎症が起きることで痛みが出てしまう。
※ゴルフ肘の詳しい症状に関してはこちらの記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご覧下さい。
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ゴルフ肘を改善させるために2つのPOINがある。
- 炎症が起きている筋肉の腱を安静にさせること
- 肘への負担を軽減させること
これらについて解説していく。
ゴルフ肘改善①:炎症が起きている筋肉の腱を安静にさせること
ゴルフ肘の改善のための1つ目のPOINTが炎症が起きている筋肉を安静にさせる事だ。
日常生活で手の使用頻度を下げて安静にさせるのはかなり困難であるため、このようなエルボーバンドを使用した方がよい。
エルボーバンドを使用することによって、止めた場所から炎症が起きている場所までの筋肉の収縮が起こりづらくなる。
つまりこの部分での安静を保つ事ができる。
※エルボーバンドの効果に関しては以前こちらの記事にて詳しく解説したので是非ご覧下さい。
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【テニス肘・ゴルフ肘】の痛みを軽減させるオススメの「エルボーバンド」 長野市Seitai Zen繕のサポーター販売サイト|柔YAWARA
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ゴルフ肘改善➁:肘への負担を軽減させること
ゴルフ肘を改善させるための2つ目のPOINTが肘への負担を軽減させることである。
そのために、手と体幹を柔らかくしないといけない。
ゴルフ肘は肘の内側に着く筋肉の腱の炎症だ。
現代人の生活様式では非常に肘の内側に着く筋肉を酷使してしまいがちである。
パソコンやスマートフォンを使うだけで、腕を内側に捻ったり、指先ばかり使ってしまう。
そのことで、肘に負担をかけてしまいゴルフ肘になる。
人間は本来、手の中だけに存在している筋肉つまり手のインナーマッスルも使っている。
しかし、現代の生活様式により、肘につく指先を曲げる筋肉ばかりつかってしまうことで、手のインナーマッスルが使えなくなっている。
それだけではない。
体幹も硬くなっているのだ。
仕事はパソコンばかりみて正面で固まっている。
移動は車ばかり乗る。
そのような生活をしていると、体幹が非常に硬くくなってしまうのだ。
なぜ体幹が硬いとだめなのか?
通常、遠くにあるものに手を伸ばす際、体幹を改善させている。
体幹をひねることで、腕が伸びる。
しかし、体幹が硬いとどうなるのだろうか?
腕ばかりで伸ばそうしてしまう。
そうなると腕の使用頻度は当然増えてしまう。
腕の使用頻度の増加により、ゴルフ肘などの肘のトラブルが増えている。
そのため「手のインナーマッスル」や「体幹の柔軟性」を改善していかなければいけない。
そうしないと、肘への負担は軽減しないのだ。
エルボーバンドで固定して、炎症が落ち着いたとしてもまた肘に負担がかかって痛くなってしまう。
再発させないためにはエルボーバンドでの➀固定による安静と➁手のインナーマッスルを使えるようにする、➂体幹の柔軟性を改善していくという3点が重要となる。
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手のインナーマッスルの鍛え方と体幹の柔軟性の改善方法
それでは手のインナーマッスルの鍛え方と体幹の柔軟性の改善方法について解説していく。
ゴルフ肘の痛みが強い方は、エルボーバンドを着用した状態で行っていただきたい。
手のインナーマッスルがしっかり使えていれば、インナーマッスルを動かす体操で肘の痛みは感じにくい。
逆を言えば、上手に動かせない方は肘の内側に痛みが出てしまう。
体操中に痛みが出てしまう方はなるべく小さな動きで行うように注意しよう。
虫様筋エクササイズ
- 指を伸ばす。
- 第1・2関節をのばしたまま、つけ根だけを曲げる。
- 10回行う。
骨間筋エクササイズ
- 指を伸ばす。
- 指を開いたり閉じたりする。
- 10回行う。
母指球トレー二ング
- 親指を伸ばす。
- 第1関節をのばしたまま、つけ根だけで円を描くように回す。
- 10回行う。
体幹回旋
- 手は胸の前へ。
- 左右に身体をひねる。
- 左右10回ずつ行う。
体幹クロス
- 腕を頭の後ろに回す。
- 左右に身体をひねる。
- 肘を反対側の膝につけるようにクロスする。
- 左右10回ずつ行う。
肩回し
- 鎖骨に手をあてる。
- 背骨を中心に8の字を描くように体幹・肩甲骨を回す。
- 左右10回ずつ行う。
ゴルフ肘の痛みでお悩みの方は是非一度当店にて施術を!
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まとめ
今回はゴルフ肘の改善方法に関して分かりやすくまとめた。
POINT
- ゴルフ肘で痛みが強い時はエルボーバンドで固定が大切。
- 痛みが落ち着いてきたら、手のインナーマッスルを強化する。
- 手のインナーマッスルだけでなく、体幹も柔らかくする。
ゴルフ肘の改善のための原則としては、肘の安静と手・体幹を柔らかくすることである。
肘の安静にはエルボーバンドを、手と体幹を柔らかくするためには前述した体操を行ってみて頂くことが最善だ。
ゴルフ肘は非常に治りづらい病気なので、無理なくケアをしていくことが大切という事を覚えておこう。