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肘の痛み

ストレッチはもう古い!ゴルフ肘の治療期間が長引いてしまう理由とは!?

この記事で分かること

  • ゴルフ肘に対してストレッチを行ってはいけない理由が分かる。
  • ゴルフ肘になった時の対処方法が理解できる。

もしゴルフ肘で肘の内側が痛くなってしまったら…

まずあなたは何をやるだろうか?

ストレッチ・筋トレ・痛みを我慢しながらマッサージなど。

ゴルフ肘で肘の内側の痛みが出たときに、多くの方が今挙げた事をやってしまう。

実はこれらの行動は全て、ゴルフ肘を悪化させてしまう原因となるのだ。

特にストレッチは肘の傷ついた組織をより傷つけてしまうため、治療期間が長引いてしまう。

そこで今回の記事では、ゴルフ肘の病態やストレッチを行うとどうなるのか?どうしたら治療期間が長引かないのか?について詳しく解説していく。

※もし記事を読む時間がとれない方は、長野市のSeitai Zen繕が動画にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。

ゴルフ肘とはどんな症状?

そもそもゴルフ肘とは正式名称「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれる病名がつけられる。

肘の内側には指を曲げる筋肉や手首を反す筋肉がたくさんついている。

肘内側の筋肉

しかし、負荷をかけすぎると肘の内側についている筋肉の腱に傷がつき、炎症をおこす。

そのため、ゴルフ肘になると指を曲げたり、物を持つ時に肘の内側が痛くなってしまう症状がでてしまう。

またゴルフのスイングやテニスのフォアハンドによっても、肘の内側に着く筋肉に負担をかけて痛みをだす。

ゴルフやテニスで痛くなる場合が多いので、俗称でゴルフ肘やフォアハンドテニス肘と呼ばれる。

治療期間としてはおよそ3か月~6ヶ月程度となる。

肘の内側の骨とそこにつく筋肉の腱の部分での傷であるため、筋肉だけの傷もしくは腱だけの傷に比べると修復が長くなりがちだ。

また日常生活の中で、指や手首を使わざる負えない場合が多い。

それもまた治療期間を長びかせる要因のひとつとなる。

なぜゴルフ肘に対してストレッチを行ってはいけないのか?

  • 色んな方がゴルフ肘で痛い時、筋肉を伸ばしましょう!
  • つっぱるところまで30秒伸ばすといいですよ!

と言っている。

また一般の方も、筋肉はゴムみたいだから伸ばした方がいいんではないか?と考えがちだ。

ですが、これらは全くの勘違いである。

筋肉はゴムみたいだからという理論が正しいのならば同じ哺乳類の牛や豚のお肉を引っ張るとどうだろうか?

ゴムみたいに伸び縮みするだろうか?

牛肉や豚肉をストレッチしたらちぎれてしまう。

では、なぜ人間の筋肉にストレッチをしたら症状がよくなるのか?

実は筋肉を伸ばしても症状は良くならないのだ。

ストレッチという英語を和訳すると「引き伸ばす・ひっぱる」という意味になる。

人間も地球上にある物質だ。

牛や豚と同じような物質だと考えたほうが賢明である。

この紙を引っぱる(ストレッチする)とどうなるだろうか?

紙を筋肉に例える

もちろん、やぶれるはずだ?

破れる=筋肉に傷がついた状態

これは先ほど、牛肉や豚肉を例に挙げたときと同じではないだろうか?

ゴルフ肘は、前述で肘の内側につく筋肉の腱の傷のことだとお伝えした。

筋肉の腱の傷に対してストレッチいわゆるひっぱる・引き伸ばす行為を行うとどうなるだろうか?

もう理解できたはずだ。

損傷がひどくなってしまうのだ。

筋肉の腱に傷があるという事は、この紙で例えると一部破れている状態だ。

破れた紙=ゴルフ肘

破れている紙をストレッチしたら、破れてしまうのはいうまでもない。

ストレッチすると損傷する

ゴルフ肘で痛みがでている肘に対してストレッチを行えば、より肘の内側の筋肉の腱の損傷がひどくなってしまうのだ。

つまり、ゴルフ肘で肘の内側が痛い時のストレッチはやってはいけないのである。

頑張ってストレッチを続ければ続けるほど、肘の内側の筋肉の腱にできた傷は広がり、治療期間が伸びてしまう。

最悪の場合、長引いた炎症によって生じた腫れが、肘の内側の神経を圧迫して、手のしびれや筋力低下まで引き起こしてしまう自体になるので注意が必要だ。

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ゴルフ肘を改善させるためにまずやる事

では、ストレッチをするな!と言われたら、何をすればいいのだろうか?

結論から言えば、ゴルフ肘で肘の内側が痛い時はエルボーバンドで「固定」をし、肘の「安静」を保つという事が大切だ。

多くの方がゴルフ肘になった時、何かやらなければいけないという強迫観念に陥りがちだ。

しかし、それが治療期間を長引かせてしまう原因となる。

人間には「自然治癒力」が備わっている。

つまり、傷ついた場所に負担をかけなければ、「自然に治っていく」力をもっているのだ。

エルボバンドをすることによって、止めた部分から先の筋肉が収縮する。

エルボーバンドから先の筋肉が伸び縮みする

そして、肘の内側についている筋肉の腱が安静に保ちやすい。

軽い握る動作や手首を反す動作なら、エルボーバンドをしていれば痛み無く行えるようになる。

間違ってはいけないのが、エルボーバンドをしていれば、大丈夫という考えだ。

例えエルボーバンドをしていたとしても、肘に痛みが出る動作や動かした後に、痛みやつっぱりが出てしまう場合は肘に負担がかかっている事になる。

エルボーバンドはあくまでも、軽度な日常生活動作を行えるように筋肉の収縮を抑制しているものだと認識してほしい。

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まとめ

今回はゴルフ肘に対してストレッチは行ってはいけない理由について解説した。

この記事で分かること

  • ゴルフ肘に対してストレッチを行ってはいけない。
  • ストレッチを行っていけない理由は、肘の内側の筋肉の腱がより傷ついてしまうため。
  • ゴルフ肘になったら、まずはエルボーバンドで安静を。

前述したが、多くの方が肘を痛めた時、ストレッチをして治そうとする。

しかし、それは傷口を広げてしまう行いとなり、多くが症状を悪化させてしまうので絶対に行わないでいただきたい。

もしゴルフ肘になったら、肘の内側に着く筋肉を安静に保つためにエルボーバンドで固定するのが賢明だ。

エルボーバンドで固定し、安静を保つことで自然治癒を促される、ゴルフ肘の改善のために役立つので、覚えておこう。

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