この記事で分かること
- ゴルフ肘のテストは原因部位を理解して、安静にさせる為に大切なテストである。
- ゴルフ肘のテスト方法は筋肉の腱を押す方法と筋肉を収縮させる方法がある。
日常生活で肘の内側が痛くなってしまう。
これはもしかしたら、ゴルフ肘?と疑問に思ったら、まず確かめることが大切。
あなたの肘の内側の痛みがゴルフ肘かどうかをテストするための4つの方法を紹介していく。
ゴルフ肘かどうかを確認する方法は非常に簡単だ。
- 1つ目は筋肉を押して痛みがでるかどうかをチェックする方法
- 2つ目は筋肉を収縮させて確認する方法
今回の記事では上記の2つの確認方法を用いて、ゴルフ肘の4つのテストについて詳しく解説していく。
※もし記事を読む時間がない方は長野市のSeitai Zen繕が動画にてゴルフ肘の7つのテスト方法を解説しておりますので是非ご覧下さい。
そもそもゴルフ肘とは!?
ゴルフ肘とは正式名称が「上腕骨内側上顆炎」という病名がつけられる。
肘の内側の骨のでっぱりのことを上腕骨内側上顆とよび、そこについている筋肉の腱が損傷してしまう事によって炎症をおこしてしまう病気だ。
代表的な筋肉が円回内筋・橈側手根屈筋・尺側手根屈筋・浅指屈筋・深指屈筋である。
ゴルフ肘になってしまう原因としては、スマートフォンやパソコンなどを使いすぎて指を酷使している場合やゴルフのスイングやテニスのフォアハンドで肘の内側につく筋肉に負担をかけているからである。
※詳しくは以前こちらの記事にて詳しく解説したので是非ご覧下さい。
-
-
【肘の内側痛の原因】小指を使っていない人はゴルフ肘になりやすい!
この記事で分かる2つのこと ゴルフ肘の原因について日常生活やゴルフ・テニスでどうしてゴルフ肘になるのか? 肘の内側の痛み、いわゆるゴルフ肘はなぜ起きるのか? 理由は非常にシンプルだ。 日常生活で小指を ...
ゴルフ肘の4つのテスト方法
POINT
- 筋肉を押して痛みがでるかどうかをチェックする
- 筋肉を収縮させて確認する。
冒頭で説明した通り、ゴルフ肘かどうかを確認する方法は2つある。
1つ目が押して確認する方法だ。
押すことによって筋肉の腱にできた傷を確認することができる。
例えば、腕に切り傷ができたとすると、その場所を押すと痛いはずだ?
ゴルフ肘は筋肉の腱に傷がついているので、押したら痛みがでる。
2つ目は筋肉を収縮させて痛みがでるかどうかをチェックする方法だ。
先ほど解説した通りゴルフ肘は筋肉の腱の損傷となる。
つまり、筋肉が縮んだ時に、傷ついている場所の傷は広がろうとするので痛みが出てしまう。
例えば、腕に切り傷ができた時、ダンベルを持って筋トレをすれば、切り傷の部分は痛はずだ。
それと同様なイメージだと思っていただきたい。
この2つのテスト方法を使用して、肘の内側の痛みがゴルフ肘であるかどうか?
またどの筋肉で損傷が起きているのかをテストしていく。
テスト1:円回内筋テスト
- 上腕骨内側上顆を押す。
- 円回内筋がついている部分で痛みがでるかどうかをチェックする。
- 円回内筋を収縮させて痛みがでるかどうかをチェックします。
- 円回内筋は腕を内側に捻る動きをする。
- 腕を内側に捻り、それに対して抵抗を加える。
- 痛みがでるかどうかをチェックする。
円回内筋を押して痛みが出る、かつ円回内筋を収縮させ抵抗を加えたときに痛みが出れば、ゴルフ肘の原因が「円回内筋」となる。
テスト2:橈側手根屈筋テスト
- 上腕骨内側上顆を押す。
- 橈側手根屈筋がついている部分で痛みがでるかどうかをチェックする。
- 橈側手根屈筋を収縮させて痛みがでるかどうかをチェックする。
- 橈側手根屈筋の作用は手首を橈屈させて掌屈させる作用。
- 画像の様に斜め内側に向かって抵抗を加える。
- 痛みがでるかどうかをチェックする。
橈側手根屈筋を押して痛みが出る、かつ橈側手根屈筋を収縮させた時に痛みが出れば、ゴルフ肘の原因が「橈側手根屈筋」となる。
テスト3:尺側手根屈筋テスト
- 上腕骨内側上顆を押す。
- 尺側手根屈筋がついている部分で痛みがでるかどうかをチェックする。
- 尺側手根屈筋を収縮させて痛みがでるかどうかをチェックする。
- 尺側手根屈筋の作用は手首を尺屈させて掌屈させる作用だ。
- その状態で斜め外側に向かって抵抗を加える。
- この時に痛みがでるかどうかをチェックする。
尺側手根屈筋が上腕骨内側上顆でついている場所を押して痛みが出て、かつ尺側手根屈筋を収縮させた時に痛みが出れば、ゴルフ肘の原因が「尺側手根屈筋」となる。
テスト4:浅指屈筋・深指屈筋テスト
- 上腕骨内側上顆を押す。
- 浅指屈筋・深指屈筋がついている部分で痛みがでるかどうかをチェックする。
- 浅指屈筋・深指屈筋を収縮させて痛みがでるかどうかをチェックする。
- 浅指屈筋・深指屈筋の作用は指を曲げる作用だ。
- 指を曲げた状態で指を開く方向への抵抗を加える。
- この時に痛みがでるかどうかをチェックする。
浅指屈筋・深指屈筋が上腕骨内側上顆でついている場所をおして痛みがでて、かつ浅指屈筋・深指屈筋を収縮させたときに痛みが出れば、ゴルフ肘の原因が「浅指屈筋・深指屈筋」となる。
※上記のテストでゴルフ肘の可能性が高い方はぜひこちらの改善方法の記事に記載している体操を行ってみて下さい。
-
-
ゴルフ肘改善の極意!手と体幹を動かせ!
この記事で分かること ゴルフ肘で痛みが強い時はエルボーバンドで固定することが大切ということ。手のインナーマッスルの強化と体幹の柔軟性改善が重要であること。 肘の内側が痛くなってしまうゴルフ肘。 一回な ...
まとめ
この記事で分かること
- ゴルフ肘のテストは原因部位を理解して、安静にさせる為に大切なテストである。
- ゴルフ肘のテスト方法は筋肉の腱を押す方法と筋肉を収縮させる方法がある。
ゴルフ肘は肘の内側に痛みが出てしまう病気である。
そして、肘の内側にはたくさんの筋肉がついている。
そのため、筋肉を一つずつ確認していく事が大切である。
その事で、原因部位を特定することができる。
ゴルフ肘の原因部位が分からなければ、知らず知らずに原因となっている筋肉を使いすぎてしまい症状を悪化させてしまう。
そうならないためにも、しっかりとゴルフ肘のテストを行い、原因部位を特定していく事が大切になるので覚えおこう。
ゴルフ肘でお悩みの方は是非一度当店にて施術を!
予約受付システムからのご予約なら一切の手間は不要!