膝が痛くなったら、あなたはどのように対処していくだろうか?
何もしない人、取り敢えず病院へ行く人などと様々である。
ファーストチョイスとして病院へ行く事は非常に重要である。
しかし、そこでもしサポーターを処方されてもどうしてそれを着用しないといけないのか?という理由を知らない人が非常に多い。
今回はそんな膝のサポーターを着用する重要性についてご紹介していく。
※記事を読む時間が取れない方には以下の動画もオススメです。 動画の中では膝が痛い時にサポーターを着用する理由を柔YAWARAが紹介しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
膝が痛い時はサポーターを使うのが非常に重要だ!
もし膝が痛くなってしまったら、どのように対応しているだろうか?
理学療法士として、オススメなのがまず痛みが強い時は膝のサポーターを着用して保護してあげる事である。
何故なら、初期は膝の内部に炎症が生じており、膝の組織を修復させる為に安静が必要であるからだ。
膝の痛みを改善させる為には、以下のPOINTがある。
- 膝の痛みが強い初期はサポーターをして安静に保つ
- 膝は股関節や足首の影響を受けるので、股関節と足首の機能を改善させる
- 膝の初期の痛みは2週間は続いてしまう!
- サポーターをすることによる二次的なトラブルに注意する
これらについて詳しく解説していく。
膝の痛みが強い初期はサポーターをして安静に保つ
基本膝などに痛みが生じた時は安静に保つ事が原則だ。
なぜなら、痛みが出ている時点で、膝の内部には傷が生じているからである。
その為、膝の内部の傷が広がらないようにサポーターなどで固定をする必要がある。
膝は他の関節からの影響を受ける為痛みが出やすい場所である
膝という関節は股関節や足首の影響を受けやすい為、とても痛みが出やすい部位となる。
その為、股関節や足首の柔軟性の改善も必要になる。
※膝の痛みを改善させる為の股関節や足首の柔軟性改善方法に関してはこちらの記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。
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膝の中でも痛みが出やすい場所としては、膝の靭帯、半月板、お皿と大腿骨の関節でのトラブルが代表的だ。
痛みが出ている時点でこれらの組織に傷ができていると考えておこう。
膝の痛みは2週間は続いてしまう!
膝の痛みの程度によって差はありますが初期のそのような痛みは2週間ほど続いてしまう。
なぜなら組織に傷がついている上、炎症までもが生じているからだ。
その為、膝のサポーターによる固定で安静に保ち、修復を促さなければなりません。
ここで言う安静というのは『痛みがない範囲で動かす』という意味となる。
よく痛いところまで動かせば治ると勘違いされている方がいますが、それは傷口に塩を塗る以上にやってはいけない行為になるので注意が必要だ。
膝のサポーター固定による二次的なトラブルには気をつけよう!
痛みがある程度改善してきたら、もちろん動かしていかなければならない。
そうしないと2次的な問題が出てしまうからだ。
2次的なトラブルとは膝の動きが悪くなったり、筋力が弱くなるなどが挙げられる。
基本的は「安静・固定」→「痛みの低下」→「運動」という順序で治療を進めていく。
これを間違えてしまうといつまで経っても改善されないので気をつけて頂きたい。
膝のサポーターには色々な種類のものがある
膝を安静に保ち、修復を促す役割を持つ膝のサポーターには、色々な種類がある。
筋肉をサポートしたり、膝の靭帯損傷などをひどくしない為に固定するものなど様々だ。
膝の状態によって、使うサポーターも変わってくるので覚えておこう。
まとめ
今回は膝が痛い時にサポーターを着用する重要性についてご紹介した。
- 膝の痛みがある時は膝の内部で傷が生じていると考えよう。
- 膝のサポーターをしようして固定する事で膝の内部の傷が修復されやすくなる。
- 膝のサポーターには色々な種類のものがあるので状態に合わせて使い分ける必要がある。
- 膝のサポーターによる2次的なトラブルには気をつけよう!
痛みが出ている時は、しっかりサポーターで固定してあげる事が改善の為の第一歩となる。
決して痛みは我慢すれば治るものではないので、治療の一環としてサポーターを用いることは重要であるので心に留めておこう。
訂正:2019/04/29