登山の時に使うトレッキングポールの長さはあっていますか?詳しい調整方法を解説します

投稿日:2019年1月29日 更新日:

アイキャッチ

YAMA LIFE

登山を始めて5年ほど経ちますが、理学療法士の職業柄人の歩き方にどうしても着目してしまいます。それは登山の時も同様です。実は登山をしているとトレッキングポールの長さが長すぎたり、短すぎたりする人がいるんです。これは結構身体にかかる負担にも影響が出てしまいます。
長さの調整方法を間違えてしまうとかえって邪魔な存在となりかねません。また、状況によっては危ない場面が出てきてしまいます。その為今回はトレッキングポールの正しい調整方法について詳しく解説していきます。
※記事を読む時間が取れない方には以下の動画もオススメです。 動画の中では登山の時に使用するストックやトレッキングポールの調整方法を解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。


平地の高さを基準に、登りや降りでトレッキングポールの長さを調整しよう!

非常に面倒に思ってしまわれる方が非常に多いのですが、物理的な観点から見るとトレッキングポールは平地と登り、降りによって長さを変更していく方が良いです。
なぜなら、平地で調整した状態では登りでは長すぎたり、降りでは短すぎになってしまうからです。
つまり登山における身体への負担を軽減する能力が半減してしまいます。
※トレッキングポールを使うメリットに関してはこちらの記事をご参考にしてください。
登山の時にストック・トレッキングポールををつくメリットを物理的な観点から解説します。 | 柔 YAWARA|岡崎市の肩こり・腰痛・膝痛専門整体

基本となる平地で使用するトレッキングポールの長さを解説

なにをするにも基本を知っておかなければなりません。登山におけるトレッキングポールの長さのベースは平地での長さになります。その為、基本となる平地で使うトレッキングポールの長さを解説していきます。
まずは小さく前ならえをして、45度下げた位置に杖の取っ手が来るようにトレッキングポールを調整しましょう。
平地での調整方法
もしくはポケットから一足分前に来る位置に調整してください。
平地での調整方法別法
これが基本となる長さなので、この長ささえ覚えていただければ登りや降りの調整は非常に簡単です。

登る時と降る時のトレッキングポールの調整方法を解説

平地を基準の長さにして、登りの時はそこから握り拳一つ分短調整しましょう!
登るときの調整方法
降りの時は平地の長さより握り拳一つ分長くしましょう!もしくは登る時のトレッキングポールの長さより2つ分長くしてください。
降りの調整方法
このように場面によって調整することによって、格段とトレッキングポールの使いやすさが変わります。それだけでなく身体への負担が軽減すること間違いなしです。

まとめ

今回はトレッキングポールの長さの調整方法について詳しく解説しました。

POINT
・トレッキングポールの長さが不適切であると身体への負担が増してしまう。
・トレッキングポールの長さは平地を基準にしよう
・登る時のトレッキングポール長さは平地の時よりも握り拳一つ分短くしよう。
・降る時のトレッキングポール長さは平地の時よりも握り拳一つ分長くしよう。

トレッキングポールも道具であるので人それぞれ適した長さがあるとは思いますが、基本から逸脱しすぎた長さはかえって疲労や怪我を招く原因となりますのでご注意ください。
次回はトレッキングポールをどのようについて歩くと良いのかを解説していきます。

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

長野県長野市在住。2015年8月愛知県岡崎市にて整体院「柔YAWARA」を設立。2021年6月に長野県長野市にて『Seitai Zen繕』を設立した理学療法士。Zen繕にて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

Copyright© ゼンブログ|長野県長野市で理学療法士が立ち上げた整体院の「肩こり・腰痛・膝痛」解決ブログ , 2023 All Rights Reserved Powered by STINGER.