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首の痛み

デスクワークを続けると首の付け根が痛んでしまうの原因は肋骨の動きが悪いから!?

日本人が社会に出て、切っても切り離せないのがデスクワークだ。海外ではスタンディングデスクが主流になりつつあるが、日本では座ってデスクワークをするのがまだまだ根付いている。そして、そのデスクワークに伴って、首の付け根の痛くなってしまう方が非常に多い。今回はそんな首の付け根痛みの原因について詳しく解説していく。
※記事を読む時間が取れない方には以下の動画もオススメです。 動画の中では首の付け根の痛みについて柔YAWARAが解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。


今回紹介する首の付け根とはどこを指しているのか?

今回していく首の付け根というのは下の写真の部位となるので、この部位に痛みが出ている方は是非ご参考にしてください。
首の付根の部位

原因は構造を知れば見えてくる!

まずは首の構造を確認していこう。
こちらが首の写真となる。
頚椎
筋肉をつけるとこのような感じになる。
筋肉
多くの方が黄色くなっている僧帽筋と呼ばれる筋肉が、首の付け根の痛みの原因だと言われている。
僧帽筋
しかし、僧帽筋のハリや痛みはあくまでも二次的な要因で生じているだけである。
首の付け根が痛いとおっしゃっている方をじっくりと触っていくと第1肋骨や第2肋骨の関節にトラブルが出ていることが多い。

この第1肋骨や第2肋骨が原因となって首の付け根に痛みが出てしまう。

参考文献
SJF関節ファシリテーション 第2版 宇都宮初夫 P315 図1関節内運動機能障害(IMD)と関連症候領域

では何故この場所にトラブルがでてしまうのか?を解説していく。

首の付け根の痛みの原因である第1肋骨、第2肋骨はなぜトラブルが生じるのか?

皆様もご存知の通り、そもそも本来人間は走って、獲物を捕獲してそれを食べて生きていく生き物だった。
その中で首というのは獲物を探すために上下や左右を見るために動くようになっている。
しかし、近年文明が発達し移動の中心は車となり、大昔と比べて大幅に運動量が減っている。つまり現代人は慢性的な運動不足に陥っているのだ。
またpcやスマホを見る時間が長くなった為、正面を見続けることが多くなったことにより、動物として本来の首の機能を使えてなくなっているという現状もある。
デスクワーク
この状態は相対的に呼吸も浅くなってしまう。呼吸が浅くなってしまうと肋骨の動きが乏しくなりトラブルが生じやすくなる。
簡単にまとめれば、『首や肋骨の関節の動きが不足している』という要因で首の付け根にトラブルが生じやすくなるのだ。
※デスクワークで肩こりの方はこちらの記事がオススメです!
デスクワーカーの肩こり解消には鎖骨・肋骨・手首を動かそう! | 柔 YAWARA|岡崎市の肩こり・腰痛・膝痛専門整体

首の付け根の痛みの原因についてまとめよう!

今回は首の付け根の痛みの原因について詳しく解説した。

POINT
・首の付け根の痛みの原因は第2肋骨のトラブルが挙げられる。
・第2肋骨のトラブルの要因は、運動量が低下した現代人の生活習慣が深く関わっている。

首の付け根のトラブルは意外と軽視されがちだ。
痛みを放置していても、初期はある程度回復してしまうからだ。
しかし、このような身体からのサインを見逃してしまうと後々厄介なトラブルに陥ってしまうので気をつけて頂きたい。
次回はそうならないように、日頃から行える首の付け根の痛みを解消するエクササイズについて解説していくので是非ご覧ください。

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