この記事で分かる2つのこと
- ゴルフ肘の原因について
- 日常生活やゴルフ・テニスでどうしてゴルフ肘になるのか?
肘の内側の痛み、いわゆるゴルフ肘はなぜ起きるのか?
理由は非常にシンプルだ。
日常生活で小指を使っていないから肘の内側に痛みが出てしまうのだ。
またゴルフのスイングやテニスのフォアハンドで痛みが出る原因は、体幹が硬いことやスイング時のフォロースルーが上手に出来ていないことで、肘の内側に負担をかけているからだ。
今回の記事ではこれらのゴルフ肘の原因について詳しく解説していく。
※動画内にてSeitai Zen繕がゴルフ肘の原因について詳しく解説しております。記事を読む時間がない方は是非こちらをご覧下さい。
そもそもゴルフ肘とは!?
ゴルフ肘とは円回内筋や橈側手根屈筋などの肘の内側についている筋肉をつかいすぎることによって、上腕骨内側上顆(肘の内側)で炎症がおきる病気である。
円回内筋の炎症によるゴルフ肘ならば前腕の回内動作で痛みがでる。
浅指屈筋や深指屈筋の炎症によるゴルフ肘ならば指を握る動作で痛みがでる。
※詳しい症状に関してはこちらの記事をご覧下さい。
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ゴルフ肘の痛みを放置するのはやばい!?神経もやられてしまう理由とは!?
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小指が原因でゴルフ肘が発症する!?
POINT
- 小指を使わないことによって、ゴルフ肘が起きやすい
テニス肘ほどではないが、ゴルフ肘は日常生活でも発症しやすい。
理由は文明の発達によって、親指・人差し指・中指を使い過ぎる傾向になってきているからだ。
つまり小指を使わなくなっていることがゴルフ肘を招く原因となっている。
本来、人の腕は遠くにある食べ物にてを伸ばし、指でにぎり、口までもっていくのが本来の使い方だ。
そして、小指や薬指というのは、解剖学的に他の指のにぎりの強化をしてくれる筋肉となっている。
しかし、文明が発達するにつれて、スマートフォンやパソコンを使う機会が多くなった。
その影響で現代人は小指を使わなくなってきた。
つまり、親指・人差し指・中指を酷使してしまっているのだ。
なぜこの3本を使いすぎるといけないのか?と言うと、実際に親指・人差し指・中指だけを握れば分かる。
腕が自然に内側に捻じられますよね?
小指を使わず親指・人差し指・中指の3本を酷使しすぎるという事は必然的に円回内筋の活動も高めてしまう。
つまり、肘の内側に負担をかけてしまうのだ。
またパソコンのタイピングを行う際も、キーボードの位置があっておらず、手のひらをしたに向けながらタイピングされている方がいる。
このタイピングの動作も非常に指を曲げる筋肉に負担がかかってしまう使い方だ。
つまり、掌を下に向けながらタイピングを行う事は肘の内側に負担をかけてしまう動作となる。
このようにゴルフ肘は日常生活の何気ない動作で親指・人差し指・中指を酷使しすぎてしまうことで肘の内側に負担をかけ、発症することが多い。
そのため、日常生活ではなるべく小指を握ることを意識することが大切だ。
ゴルフやテニスのスイングで肘の内側が痛くなる4つの原因
ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドで肘の内側に痛みを出してしまう原因は以下の4点だ。
原因
- 小指のにぎりが甘くなっているから
- 体幹の柔軟性が欠如しているから
- 足の安定性がなく身体を支えることができないから
- ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドを打つ時に振り切らないから
これらについてそれぞれ詳しく解説する。
原因➀:小指のにぎりが甘くなっているから
ゴルフ肘になってしまう方の多くが、クラブやラケットを握る際、小指のにぎりが甘くなっている。
つまり、親指・人差し指・中指を握りすぎているのだ。
その状態でクラブやラケットをスイングをしてしまうとかどに前腕の回内が起きやすくなる。
その事により、円回内筋に負担がかかってしまい、肘の内側に痛みを出してしまう。
原因➁:体幹の柔軟性が欠如しているから
ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドなどは体幹の回旋の動きが必要だ。
スイングで必要な体幹の回旋の動きが硬ければ、必然的に手だけでクラブやラケットを振ってしまう。
手だけでクラブやラケットを振ってしまうと前腕の回内を多く使用してしまう。
そのため、肘の内側に負担がかかってしまい、ゴルフ肘を発症してしまうのだ。
原因➂:足の安定性がなく身体をささえることができないから
ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドを打つ場面はほとんど足がついている。
足は人間の土台だ。
その上に立っている上半身はいわば家のような存在。
足の安定性がなければ、上にのっている上半身は上手く回旋することができない。
結果、腕だけでクラブやラケットを振ってしまい、前腕の回内を用いることが多くなる。
つまり、肘の内側に負担がかかってしまいゴルフ肘が発症してしまうのだ。
原因➃:ゴルフのスイングやテニスのフォアハンドを打つ時に振り切らないから
クラブやラケットを振り切るという事は、力を逃がす動作となる。
振り切ることをせず、途中でとめてしまうと、クラブやラケットにかかった慣性の力をどこかの筋肉で止めないといけなくなる。
イメージとしては、左へラケットをスイングする場合、振り切るとクラブにかかった力は逃げていく。
しかし、振り切らず途中でクラブを止めてしまうとクラブには進行方向の慣性の力がかかる。
その力を肘の内側につく筋肉がとめることになる。
これは筋肉にとって非常に負担がかかる動作である。
そのことによって、肘の内側についている筋肉の腱に傷がつき、ゴルフ肘を発症してしまう。
※ゴルフ肘の痛みを抑えるためにはまずエルボーバンドを使用することをオススメします。エルボーバンドの効果と使い方についてはこちらの記事をご覧ください。
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まとめ
今回はゴルフ肘の原因について詳しく解説した。
POINT
- ゴルフ肘の原因は小指を使わない事で、親指・人差し指・中指を酷使しすぎるからである。
- ゴルフやテニスのスイングで肘の内側が痛くなってしまう原因は小指のにぎりが甘いから、体幹が硬いから、足の安定性がないから、フォロースイングで振り切らないからである。
このように、ゴルフ肘は日常生活では小指を使わなくなることで、親指・人差し指・中指が酷使され、肘の内側に負担がかかり発症する。
またゴルフのスイングやテニスのフォアハンドで痛みが出る原因は、肘だけの問題だけでなく、全身的な問題が関係している。
ゴルフ肘の原因はほとんどが生活習慣に問題があるからだ。
もし肘の内側に痛みが出ている場合は、生活習慣を見直す必要があるので覚えておこう。
ゴルフ肘の痛みでお悩みの方は是非一度当店にて施術を!
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