仕事などで立つことが多かったり、長時間歩くことが続くと足に痛みを出してしまう方が多い。
足という構造は26個ほどの骨で構成されており、非常に複雑に動くことが出来るようになっている。
それが故に、足にトラブルが生じやすくもなっている。
特に足の外側を痛めてしまうケースをよく耳にする。
その原因としては現代の生活習慣や身体の構造から色々考えることが出来るので、今回はそんな足の外側の痛みの原因、改善方法について詳しく解説していく。
この記事の目次
足の外側を痛めてしまう行動とは?
多くの人がちょうど写真のような足の外側を痛めてしまうことが多い。
この場所の痛みは特別怪我などがなくとも、痛みを出してしまう場所である。
その主な行動としては、前述したように長時間の立位や長時間の歩行などによって、足に負担がかかってしまうからだ。
また現代人は四六時中靴をはくことが多くなったことによって、足の筋力も低下していることが一つの要因ともなっている。
足の外側の構造
足の外側の痛みを出す人は、写真のような場所で痛みを出してしまう人が多い。
写真は骨を実際の足にトレースしたものとなる。
骨模型でみるとちょうど立方骨と踵骨と呼ばれる骨の関節部分に当たる事が分かる。
ここでのトラブルが非常に多いのだ。
足外側痛の原因は扁平足によるアーチの低下
なぜ上記の様な立方骨と踵骨の関節部分に痛みが出てしまうのだろうか?
その原因を骨模型を使用して説明していく。
実は足の外側の痛みは前述したとおり、長時間の立居姿勢や歩行などで扁平足が促される事によって生じてしまう。
扁平足は足のアーチ構造である内側アーチが落ちてしまう状態だ。
この内側アーチが落ちてしまうと構造上立方骨と踵骨の関節部分に負担がかかってしまうのだ。
実際に骨模型を動かして説明しよう!
通常の足の内側の骨がこちらだ。
内側のアーチが落ちてしまうとこうなる。
それでは外側はどうなっているだろうか?
確認してみるとこの様な状態になる事が分かる。
通常の外側の骨がこちらだ。
内側のアーチが落ちてしまうと外側はこうなる。
立方骨と踵骨同士がつまりは骨同士が圧迫されているのが分かるはずだ。
足の構造上、内側アーチが落ちてしまうと、扁平足になってしまう。
その事により骨同士が衝突して痛みを出してしまうのだ!
※足の外側に痛みが出ている人は過去に足首の捻挫を経験されていて、しっかりリハビリせず、足首の機能低下が起きている場合が多いです。捻挫後のリハビリに関してはこちらの記事を是非ご覧下さい。
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足の外側の痛みの改善法
上記に足の外側の痛みは扁平足により、立方骨と踵骨の衝突により痛みが出てしまっている事が原因だとお伝えした。
では、どのように改善していくのがよいのか?
その方法を2点ほどお伝えする。
- 痛みが強い時はテーピングやインソールで内側のアーチを支え、足の骨の負担を減らしていく。
- 足の体操で、動きを改善させ負担を減らしていく。
この2点について以下に詳しく説明していく。
内側アーチUPのテーピングの方法
まずは内側アーチを挙げることによって、骨同士の衝突を防いで、痛みを軽減することが最優先となる。
テーピングをする前に、30cmほどのキネシオテープを用意する。
※角を丸くすると剥れづらくなる。
内側アーチを挙げるテーピングのやり方がこちらになるので是非試して頂きたい。
足首と指は上に向ける。
親指からテープを貼っていく。
踵を通して、親指へ。
再び、親指に貼ったら完成。
この方法で弱い場合は、もう1枚ずらして貼っていこう!
※テーピングでは持続時間がそれほど長くない上にコストがかかってきてしまいます。その為、このようなアーチをUPし、足の状態を整えてくれるインソールを使用していくことがオススメです。
オススメのインソール
コレはかなりオススメだ。
内側のアーチを保持してくれる上、耐久性もある。
ヒールサポートもあるので立っている時や歩く時の負担を減らしてくれる。
足の外側に痛みがある方はぜひ使用して頂きたい。
※ちなみに足の外側の痛みに対してはビルケンシュトックも有効的です。ビルケンシュトックの驚くべき機能と構造を解説しておりますのでぜひ御覧ください。
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足の動き改善体操
テーピングやインソールなどで、日常的な足の痛みを軽減することは重要である。
また足の動きを改善していくことも大事となる。
そもそも足の扁平足化は足自体の筋力の低下や柔軟性の欠如によって生じてしまう。
道具に頼りながら、痛みを軽減しつつ、足の機能を高めていくことが足の外側の痛みを解消していくために重要だ!
※ 動画の中では足の動きを改善するエクササイズを柔YAWARAが実演紹介しています。
①足部の動き改善体操
- 踵を固定する。
- 母指球と小指球を交互に地面につける。
左右10回行おう!
②グー・チョキ・パーエクササイズ
- 足の指をグーにする。
- 足の親指と人差し指でチョキを作る。
- 足の指でパーを作る。
10回行おう!
③踵上げ
- 母子球に体重をのせる。
- 踵を挙げてつま先立ちになる。
10回行おう!
※POINTは痛みが強い時は体操を控えて、テーピングやインソールで負担を軽減しよう!
足の外側の痛みでお困りの方は是非一度当店のオーダーメイドインソールを!
あなたのお身体が持つ、本来のパフォーマンスを引き出し足のトラブル軽減の手助けをいたします。お問い合わせは公式サイト:オーダーメイドインソール制作から
まとめ
今回は足の外側の痛みの原因及び改善法をお伝えした。
- 足の外側の痛みは扁平足や内側のアーチが低くなっている人に起きやすい。
- 痛みは骨と骨の衝突によって生じる。
- 痛みが強い時はテーピングやインソールで負担を減らそう!
- 痛みが改善してきたら、足部の動きを改善していこう!
生活様式が西洋化してきた為、足の発育が悪く、内側のアーチが低くなっている人がとても多い。
足はとても複雑な構造のため、足➱身体全体にトラブルが生じやすくなる。
足部に痛みがある人はしっかり改善させていこう!
この記事が足のトラブルでお悩みの方の参考になれば幸いだ。
※足の体操などでどうにもならない場合は、当店のインソールやこちらの既製品のインソールを是非使用してみて下さい。
参考にした文献
・筋骨格系のキネシオロジー 監訳者 嶋田智明 発行者 大畑秀穂 発行所 医歯薬出版株式会社P501-532
上記の文献の内容を参考に一般の方でもわかりやすいように足の外側の痛みに関する情報をまとめました。