40代に多い!おしりから太ももに痛みやしびれが出た時の改善法

投稿日:2018年3月23日 更新日:

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腰痛

前回はおしりから太ももになぜ痛みやしびれが出てしまうのか?その原因について詳しく解説した。

原因の一つとして、腰を反らしすぎたり、長時間のデスクワークや立ち居仕事などによって腰の関節にトラブルが生じてしまうことにより発生してしまうものだ。

トラブルが起きることによって腰の関節に向かう神経に刺激が入り、おしりや太ももなどに痛みや違和感、しびれなどの症状を出してしまう。

このような症状を腰の関節由来の関連痛と呼ぶ。

※詳しいおしりから太ももまでの痛みやしびれの原因についてはこちらの記事で解説しております。是非こちらの記事を読まれる前にご覧ください。

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腰の関節の検査

腰の関節にトラブルがないか検査しよう。

前述した通り、おしりや太ももの症状の殆どが腰の関節のトラブルからくる『関連痛』とお伝えしたが、それが果たして本当かどうかを検査した方が良い。

もしかしたら、別の問題でおしりや太ももにトラブルが生じている場合があるからだ。

下記に3つの検査方法をご紹介しているので是非行って頂きたい。

検査方法1

腰の関節が傷ついているかどうかの検査方法である。

方法

写真のような背骨を際を押す。

圧痛

判定

※ピンポイントに痛みが出る場所があれば、腰の関節のトラブルが考えられる。

検査方法2

上記の検査で痛んでいる関節から関連痛が生じているかを検査する方法である。

方法

痛みが出ている背骨の際を10秒ほど持続的に押し続ける。

圧痛

判定

※圧迫する事によっておしりや太ももに痛みや違和感、しびれが出れば、腰の関節のトラブルによる関連痛が生じていると考えられる。

検査方法3

動作を取る事によって、腰の関節のトラブルを誘発させる検査である。

方法

腰を反らす動作を行う。

反る

判定

ピンポイントに痛みが出たり、おしりから太ももに痛みや違和感、しびれが出れば、腰の関節のトラブルによる関連痛が考えられる。

おしりから太ももの痛みの改善法

上記の検査にて、複数当てはまるものがあり、おしりや太ももの痛み、しびれ、違和感の原因が腰の関節だった場合、下記のような改善方法を行なっていこう。

改善までの流れ

  1. 腰の関節の負担を減らすためにコルセットで固定し、腰の関節の修復を促す。
  2. 腰部の上下に位置している「背中の関節」と「股関節」の動きを改善させ、腰の関節への負担を軽減させる。
  3. 腰の関節の痛みが減少してきたら、腰の動きを改善していく。

このような順序で腰の負担を軽減させて、改善を促していこう!

下記に詳しい方法を解説しているので是非ご覧ください。

コルセット固定で安静を!

まずはコルセットや腰痛ベルトによって腰部を固定していこう。

おしりや太ももに痛みなどが出ている時、腰の関節のトラブルが重症化している場合が多い。

その為、まずは腰の関節のトラブルを改善させていかなければならない。

むやみやたらに腰を動かしてしまうと腰の関節にある傷が広がり、悪化してしまう可能性がある。

その為、2〜4週間はコルセットで固定していった方が、腰の関節のトラブルを改善していくのに役に立つのだ。

コルセット

コルセットや腰痛ベルトに関してはこのような種類のもので固定をするのがオススメだ!

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「背中の関節」と「股関節」の柔軟性改善方法

腰の関節にトラブルが生じてしまうのは、そこに負担が集中してしまう為である。

その原因の殆どが、「背中の関節」と「股関節」の動きが硬くなっているからだ。

この2箇所が動かないと必然的に腰の動きが多くなり負担がかかる要因となってしまう。

その為、コルセットで固定している期間は、腰の上下に位置しているこれらの関節の動きを良くしていくのがベストである。

このような体操で「背中の関節」と「股関節」の動きを改善していこう!

※ 動画の中では柔YAWARAが痛みを解消するエクササイズを実演紹介しています。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。

注意事項

  1. くれぐれも痛みがない範囲で行なっていこう。
  2. 痛みが出るようならすぐに中止してください。
内容

  1. 背中ほぐしの体操① 左右10回
  2. 背中ほぐしの体操② 左右10回
  3. 股関節のワイパー 左右10回
  4. 股関節回し 左右10回

腰の関節の動きを改善体操

コルセットによる腰の関節を固定してから2週間ほど経ち、腰の関節の痛みが減少してきたらいよいよ腰自体の動きを改善させていく時期である。

再発がしやすい時期でもある為慎重に動きを出していった方が良い。

このような体操で腰の関節を動かしていこう!

※動画の中では柔YAWARAが腰の関節の動きを改善していく体操を解説しております。

注意事項

  1. 腰の痛みが軽減したとしても、再発の可能性があるので痛みがない範囲で行なっていこう。
  2. 痛みが出るようならすぐに中止してください。
内容

  1. 骨盤の前後傾 10回
  2. 骨盤の前後傾+肩甲骨の体操 10回
  3. CAT & DOG体操 10回

以上のように①コルセットによる腰部の固定を行い、②コルセットによる固定期間は背中の関節と股関節の動きの改善を行う。そして、③2週間ほど経ち痛みが軽減してきたら、腰の関節の動きを良くする体操を行っていく。

腰そのように管理を行っていくことでの関節のトラブルから来る関連痛は1、2ヶ月程度で落ち着いてくる。

しかし、おしりから太ももの痛みが長期に渡ってある人はかなりの時間を要してしまうので注意が必要だ!

上記の体操を行っても改善されない方は是非一度当店の施術を!

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※その他の腰痛による症状はこちらの記事にまとめてあります。記事内では部位ごとの症状と原因を記載しておりますので是非ご参考にしてください。

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まとめ

今回は腰の関節のトラブルによるおしりや太ももの痛み、しびれなどの改善法をお伝えした。

POINT

  • おしりや太ももに痛み、違和感が出る原因の一つとして、腰の関節のトラブルがある。
  • 腰の関節のトラブル改善がおしりや太ももの痛み、違和感の改善につながる。
  • 腰の関節のトラブル改善には1.コルセットによる固定 2.背中の関節と股関節の動きの改善 腰の関節の動きの改善を行なっていく必要がある。

おしりや太ももの痛みが出てしまうと確かに不安になってしまう。

腰の関節の問題だけでなく、ヘルニアによる影響の場合もある。

どんな問題にせよ、しっかりと自分の状態を確認してから、その問題を解決できる方法で改善させていくことが一番大事である。

ただ間違ってはいけないのが、放っておけば良くなるわけではない。

また、痛みを痛みで誤魔化すのも良い手段とは言えない。

痛みには何かしら原因がある。

それが生活スタイルであったりもする。

まずはお身体の症状を改善させてから、ゆくゆくは生活スタイルも見直して行こう。

訂正:2019/03/24

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

長野県長野市在住。2015年8月愛知県岡崎市にて整体院「柔YAWARA」を設立。2021年6月に長野県長野市にて『Seitai Zen繕』を設立した理学療法士。Zen繕にて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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