突然腰部に痛みを出してしまうぎっくり腰は魔女の一撃と呼ばれるほど激痛を伴い動くことがままならなくなる。
そんなぎっくり腰になってしまったらどのように対処していけば良いのか分からない人がたくさんいらっしゃるようだ。
初期はコルセットによって固定すれば、痛みが落ち着いてくるのだが、痛みが落ち着けばそれで良しにしてはいけない。
その状態のままにしてしまうとぎっくり腰を再発させやすくしてしまうからだ。
今回はそんなぎっくり腰になってから2週間以降に行なっていくべき腰部を動かす改善体操を解説していく。
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ぎっくり腰で2週間経過したら腰部を動かすべき理由
ぎっくり腰になって2週間は、腰部の内部に傷が生じている状態なので、痛みが非常に強い時期である。
その時期はコルセットや腰痛ベルトによって腰部を固定する事が大事である。
そのようにして管理していくと腰部の内部の傷ついた組織が修復してくる。
しかし、その修復段階で実は傷ついた組織が硬くなってしまう。
これは組織の修復段階で仕方がないことである。
また腰椎の椎間関節(※腰骨の関節のこと)の中には滑液と呼ばれる液体が入っている。
※腰骨を左斜め後ろから見ています。
通常この滑液は関節の動きをスムーズにする役割がある。
しかし、腰部を固定してしまうことによって滑液の機能が損なわれてしまい、腰椎の椎間関節がスムーズに動かなくなってしまう。
そして、腰椎の椎間関節自体の動きが悪くなることによってぎっくり腰を再発させやすくしてしまう。
そのため、ぎっくり腰になってから2週間ほど経過したら、痛みがない範囲で腰部を動かしていかなければならない。
ぎっくり腰になってから2週間以降に行うべき改善体操
上記にぎっくり腰になってから2週間ほど経ったら、腰部を動かしていかなければならない理由を解説した。
では、どのように腰部を動かしていけばよいのだろうか?
闇雲にデタラメに動かせばよいわけではない。
しっかり腰部の構造にあった動きをしなければ、再びぎっくり腰を再発してしまう恐れがあるからだ。
以下にぎっくり腰で2週間経過後に行うべき腰部の改善体操を解説していく。
注意事項をよく読んだ上で改善体操を行ってください。
骨盤体操
- 浅く座って行おう。
- 骨盤を後ろに傾ける。
- 元の位置に戻す。
- 前後10回ずつ行おう。
股関節ワイパー体操
- 浅く座って行おう。
- 軽く膝を曲げよう。
- 股関節を軸にワイパーのように膝を左右に倒していこう。
- 左右10回ずつ行おう。
体幹回旋体操
※体幹の回旋運動は腰部に負担がかかる恐れがあるので始めは小さな動きから行っていきましょう!
- 浅く座って行おう。
- 手を頭の後ろで組もう。
- 痛くない範囲で身体を左右に捻る。
左右10回ずつ行おう。
インナーユニットの強化
- 仰向けで寝よう。
- 膝を軽く曲げる。
- 息を吐きながらお腹をへこます。
- 息を吐きながらゆっくり状態を起こす。
- 10回行おう。
上記の体操をやっても改善しない方は是非一度当店にて施術を!
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ぎっくり腰になってから2週間はコルセットによる固定を!
冒頭でも説明した通り、ぎっくり腰になってから最初の2週間は炎症が強い時期であり、腰痛もひどく動けない状態が続く。
日常生活に支障をきたしてしまう人も多いことだろう。
その為ぎっくり腰になってから最初の2週間は、コルセットを着用して安静に保つことが非常に大事になる。
※ぎっくり腰になりたての方はこちらの記事にて管理方法を詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。
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参考にした文献
上記の文献の内容を参考にこの記事をまとめました。
まとめ
今回はぎっくり腰になってから2週間以降に行うべき腰部の改善体操を解説した。
- ぎっくり腰になってから2週間は炎症が続いているのでコルセットでしっかり固定を行おう。
- ぎっくり腰による腰の内部の傷は修復とともに硬くなってきてしまう。
- 2週間固定すると、関節の動きが悪くなってしまうので2週間経ち痛みが落ち着いてきたら徐々に腰部を動かしていこう。
ぎっくり腰になってしまうと再発してしまう人が非常に多い。
何故なら痛みが治れば良しと考えている人が多いからだ。
ぎっくり腰はコルセットで固定していれば痛みは引いてくる。
しかし適切な時期に適切な方法で動かしていかなければ、腰回りの組織が固まってしまうのだ。
それが原因で再発を引き起こしてしまう。
その為、適切にケアを行なっていただきたい。
この記事がぎっくり腰でお悩みの方にお役に立てれば幸いだ。
訂正:2019/04/12