肩・背中のこり

寝て起きると身体がつらい!寝起きに背中の痛みが出る原因と改善方法

寝て起きると腰痛や、首、肩甲骨の痛みが出る人がいる。

特に寝起きに背中の痛みを訴える方は非常に多い。

寝具がいけないのか?

はたまた自分の身体に何かトラブルが出ているのから寝起きに背中の痛みが出てしまうのか?

そのような不安をお持ちの方がいらっしゃる。

多い年代としては、30代より上の世代の方々だ。

今回は寝起きの時の背中の痛みに着目してその原因と改善方法について解説していく。

動画:寝起きの首・背中の痛みの原因と改善方法

※動画内にて柔YAWARAが寝起きの背中やの痛みの原因と改善方法を解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。

 

寝起きに背中の痛みが出てしまう原因とは!?

なぜ寝て起きると背中に痛みが出てしまうのだろうか?

それはさまざまな原因がある。

特に大きな原因としては、

  • 身体の硬さなどの内部環境の問題
  • 寝具などの外部環境の問題

などがある。

まずはどんなメカニズムで背中の痛みが出てしまうのかを説明していく。

そして、寝具などの外部環境の問題を踏まえて、寝起きに背中の痛みが出てしまう原因について解説していく。

どうして背中に痛みが出てしまうのか?その原因とは!?

寝起きに関わらず、首や肩甲骨、背中に痛みが生じる原因としては背中にある肋骨の関節の動きが不足し、トラブルが出てしまうからだ。。

肋骨の関節
参考文献
ネッター解剖学アトラス(原書第4版) 著書 Frank H.Netter 訳者 相磯貞和 発行所 エルビア・ジャパン株式会社 発行元 株式会社南江堂 図185

デスクワークや長時間じっと硬まっている事によって、身体が動かなくなると背中にある肋骨の関節にトラブルが生じ痛みを出してしまうのだ。

動かなくなると痛みが出やすい場所

つまり、この背中にある肋骨の関節に負担がかかってしまうが故に、背中の痛みが出てしまうのだ。

これは寝起きの時にある背中の痛みも共通である。

寝具と寝る前の身体の状態が寝起きの背中の痛みを引き多してしまう原因

前述で説明した通り、背中にある肋骨の関節が動かなくなることによってトラブルが生じ、背中に辛い痛みを出してしまう。

これは身体の構造的な問題と日常的な身体への負担が引き起こしてしまう背中の痛みである。

これに加えて、寝起きの背中の痛みの場合は寝具や寝る前の身体の状態などの外部環境や内部環境の問題も加わってくる。

寝起きの背中の痛みの原因としては、以下の4つが挙げられる。

4つの原因

  1. 寝返りがうてない。
  2. 片方ばかり向いて寝ている。
  3. 睡眠不足。
  4. 寝る前の身体の硬さ。

以下にそれぞれ解説していく。

寝返りがうてないと寝起きに背中の痛みが出てしまう原因となる

このような寝返りが打てない環境になっていないだろうか?

寝具の不具合によって、背中にある肋骨の関節に負担をかけて背中の痛みを出しているかもしれない。

ベッドが狭すぎると寝返りが十分にうてない。

ベッドが狭い

枕が高すぎる事によって、仰向けでも横向きになっても寝返りがうてなくなる。

枕が高すぎる
枕が高すぎる2

枕が低すぎることによっても寝返りが阻害されて背中が固まり、寝起きの背中の痛みを引き起こす原因となる。

枕が低すぎる

片方ばかり向いて寝てしまいる事で寝起きの背中の痛みを引き起こす原因となる

寝起きに背中が痛くなってしまう人の多くは、大抵片方ばかりを向いて寝ていることが多い。

一度想像してみてほしい。

歩きながら10分人と会話するのと、直立不動で10分間人の話を聞いているのとではどちらが辛いだろうか?

直立不動で人の話を聞く方がはるかに辛いはずだ。

なんども言うが人間は固まっている状態に非常に弱い生き物である。

その為、横向きまま不動になってしまうと下の写真の場所、つまり背中にある肋骨の関節に負担がかかり、寝起きの時に背中の痛みを出してしまうのだ。

ここに負担がかかる1

睡眠不足が原因で寝起きの背中の痛みを引き起こしてしまう

人は睡眠によって、身体と脳をやすめている。

睡眠が取れないことは人にとって非常にストレスなのである。

ストレスは交感神経を活発にさせてしまう。

怒っている人(交感神経が超活性化している人)がいい例だ。

必ずイカリ肩になっているはずだ。

そうなってしまえば、肩も背中も固まってしまう。

結果、背中にある肋骨の関節に負担をかけてしまい、寝起きの背中の痛みを引き起こしてしまうのだ。

また交感神経による刺激によって痛みの感受性も増大してしまい、より寝起きの背中の痛みが辛くなってしまう。

寝る前の身体の状態が硬いと寝起きの背中の痛みを引き起こしてしまう原因となる

寝るのも実は体力がいり、より良い状態で寝なければならない。

なぜなら、上記で説明した通り寝返りを行うためには身体がしっかり動かなければならないからだ。

寝返りが行いやすいような身体の環境、つまりは柔らかさがなければ、結果として寝返りが打ちづらくなり、固まってしまう。

その事によって背中にある肋骨の関節に負担をかけてしまい、寝起きの背中の痛みを引き起こしてしまうのだ。

以下に、寝る前に行ったほうが良い寝返りを打ちやすくし、寝起きの背中の痛みを改善していく方法を解説していく。

寝起きの背中の痛みを改善する方法

上記で説明した通り、寝起きに背中の痛みが出てしまう人は、外部環境や内部環境を整えることが大切である。

何より寝る前に身体が動く状態で入眠する事が一番大事だ。

なぜなら、寝返りがしっかり打ちやすくなり、寝起きの背中の痛みが軽減するからだ。

寝返りをスムーズにして寝起きの背中の痛みを改善していく為には首や肩甲骨、背中周りが動くようなエクササイズを寝る前に行うのがオススメである。

以下に解説していくので是非試していただきたい。

首を回す体操

方法

  • 首を左右に大きく回そう!
  • 左右10回を目安に行おう!
首まわし

肩回しの体操

方法

  • 肩を前後に大きく回そう!
  • 身体の中心から回すようにしよう!
  • 前後10回を目安に行おう!
肩回し

身体の回旋体操

方法

  • 片方の手は床に、もう片方の手は頭に置こう!
  • 身体を捻りながら肘を脇のしたへ持っていこう!
  • 身体を開きながら、肘を天井の方へむけよう!
  • 左右10回を目安に行おう!
背中回旋体操

その他に寝起きの背中の痛みを改善するために行ったほうが良いこと

その他にやるべきこと

  • 寝具は寝返りがしやすいものに買い換える。
  • 十分な睡眠で睡眠不足にならないようにする。
  • ウォーキングやランニングなどの全身運動や有酸素運動でストレスを解消する。

ちなみに寝返りがうちやすい寝具として「エアウィーブ」がオススメ!
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寝起きの背中の痛みの原因と改善方法を書くために参考にした文献

以下の文献を参考にしました。

いずれにしろ連続した静止荷重による時間的な摩擦変化は荷重時間によって漸増し、良好な潤滑機構を維持できるのはせいぜい数分である。一定時間静止姿勢後や朝起きたばかりの初動が動きにくく、重たく感じたりするのはこのためである。寝ている時の寝返りや長時間の立位姿勢時に左右下肢へ重心を反復移動させるなど軽微な関節運動は、こういった潤滑の完全消失を防いでくれる。

引用
関節内運動学 4D-CTで解き明かす 著者 片岡寿雄 発行所 株式会社南江堂 P15 l7-15

上記の文献の内容を参考に一般の方でもわかりやすいように寝起きの背中の痛みの原因と改善方法の情報をまとめました。

まとめ

今回は寝起きに背中が痛くなる原因と改善方法を解説した。

POINT

  • 寝起きの背中の痛みの原因は①寝返りがうてない。②片方ばかり向いて寝てしまっている。③睡眠不足。④寝る前の身体の硬さ。の4つがあげられる。
  • 寝起きの背中の痛みの改善方法としては、①寝返りがうちやすい環境にする。②身体が動く状態で眠るようにすることである。

寝起きの背中の痛みは非常に多くの人が抱えてる問題である。

しかし、対処次第では寝起きの背中の痛みは殆どの場合が改善してくる。

まずはじめに「体操を行ってから入眠する」ということを習慣化してみてはいかがだろうか?

それでもダメなら、寝具などの外部環境を見直していくことをオススメする。

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