5つのテストで『膝裏痛』を検査!本当の原因を追及せよ!

投稿日:2022年4月27日 更新日:

膝の痛み

この記事で分かること

  • 膝裏痛の原因を特定するためのテスト方法が分かる。
  • 膝裏痛のテストは、原因を追求して的確な治療につながっていく大切である。
  • 膝裏痛のテストは筋肉を押したり、伸ばしたり、力を入れたりして痛みを誘発させる方法がある。

しゃがむ時や日常生活の中で膝裏の痛みが気になる事はないだろうか?

年齢を重ねてきたことも関係してくる。

膝裏の痛みの原因については「ひとつ」に限られておらず、人によって様々なのだ。

痛みの原因を追求せずに、いきなりマッサージや筋トレを行っても的外れな治療となる。

今回ご紹介するテスト方法は筋肉を押したり、伸ばしたり、力を入れたりして痛みを誘発させる方法で非常に簡単である。

膝裏痛に対するマッサージや筋トレを行う前に、今回解説するテストをぜひまねして行ってみてみよう。

膝裏痛テストの注意点

  1. 痛みを誘発するテストも含まれているので、痛みが強く出る方はすぐにやめて下さい。
  2. 膝裏痛のテストはあくまでも自己責任のもとおこなってください。

※長野市のSeitai Zen繕がしゃがむと膝裏が痛くなるメカニズムを動画で詳しく解説しております。読む時間が取れない方はぜひ下の動画をご覧下さい。

膝裏痛テスト➀:水がたまっているかチェック

膝に水がたまっているかを検査していきましょう

方法

  • 膝をのばして膝の周りが腫れぼったいかどうかをチェックする。
  • 良い方の膝と比べて腫れぼったい感じがあれば水がたまっている可能性がある。
  • 次に、膝裏がぷにぷにと腫れぼったいかをチェックする。
  • 良い方の膝と比べて腫れぼったい感じがあれば膝裏に水がたまっている可能性がある。

テスト1

テスト2

膝の裏側を触って、膝裏にこぶみたいな塊があればベーカーのう腫の可能性がある。

ベーカーのう腫の疑いがある場合は、すぐに医療機関への受診をおすすめする。

※腓腹筋の改善方法で行ってはいけない悪魔の3つの行為についてはこちらの記事にて解説しておりますのでぜひご覧下さい。

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膝裏痛テスト➀の解説

膝の水の正体は滑液と呼ばれる膝の潤滑液だ。

滑液

膝の内部や周辺に傷がつくことによって、滑液が過剰に膝の中に出てしまう。

膝の中を滑液が満たすと、膝を曲げた時に滑液が後ろへ流れ込むので膝の裏側に痛みが出る。

膝後ろへ

膝に水がたまっている状態だと、テスト方法②以降を行っても、良く分からない状態になってしまう。

そのため、まずは膝に水がたまっているかどうかを確認していく事が大切だ。

特に問題がない方は次のテスト方法を試してみよう。

膝裏痛テスト➁:筋肉のトラブルチェック

筋肉を押して痛みやハリがあるかどうかを検査していきましょう。

方法

  • 腓腹筋が硬くなっているどうか押してチェックする。
  • 良い方と比べて張っている感じや痛みが出るようなら、腓腹筋による筋トラブルが原因である。
  • 膝窩筋が硬くなっているかどうか親指で押してチェックする。
  • 良い方と比べて膝窩筋の部分で押された痛みが強いならば、膝窩筋による筋トラブルが原因である。

ふくらはぎをはさむ

親指で押す

膝裏痛テスト②の解説

膝裏痛の原因の1つとして、腓腹筋や膝窩筋が硬くなることで生じるものがある。

腓腹筋は膝の裏から踵までつく大きな筋肉だ。

腓腹筋

腓腹筋に負担がかかると筋肉が硬くなってしまう。

すると、腓腹筋の内側が膝を曲げる時に生じるつま先を内側に向ける動きを邪魔する。

膝がはいるのを防ぐ

そのことで膝が正常に曲がることが出来ず、膝裏に痛みを出してしまう原因となるのだ。

膝窩筋は脛骨の内側から大腿骨の外側につき、腓腹筋より奥にある筋肉だ。

膝窩筋

膝窩筋に負担がかかって硬くなれば、膝を120°以上深く曲げる時に膝窩筋が伸ばされて、膝裏に痛みを出す原因となってしまう。

※膝裏痛の3大原因についてはこちらの記事にて詳しく解説しておりますので是非ご参考にしてください。

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膝裏痛テスト➂:膝裏痛誘発テスト

膝を曲げて痛みを誘発する検査をしていきましょう

方法

  • つま先を上にあげた状態で、つま先を内側に入れながら曲げていく。
  • この時に痛みが強くなるかどうかをチェックする。
  • 膝裏に痛みが出れば、腓腹筋が硬くなっていることによる筋トラブルが原因である。

膝裏痛の誘発テスト

  • 次につま先を伸ばした状態で、同様につま先を内側に入れながら曲げていく。
  • この時に痛みが出なければ、膝裏痛の原因は腓腹筋による影響である。

膝伸展時の誘発テスト

  • つま先を外に向けた状態でひざを曲げていく。
  • 膝の裏側に痛みがでるかどうかをチェックする。
  • 膝裏に痛みが出れば、膝窩筋が硬くなっていることによる筋トラブルが原因である。

つま先が外の誘発テスト

  • つま先を内側に向けた状態で120°までは痛みが出ず、120°以上曲げると膝の裏に痛みが出るかどうかチェックする。
  • 膝裏に痛みが出れば、先程と同様に膝窩筋が硬くなっていることによる筋トラブルが原因である。

120度以上の誘発テスト

膝裏痛テスト③の解説

構造上、腓腹筋はつま先を上に向ける動きと膝を伸ばす動きで、引き伸ばされる。

また腓腹筋の内側はつま先を内側に向ける動きを制限する役割がある。

膝がはいるのを防ぐ

つま先を上に向ける動きだけでは少ししか伸ばされないが、それでも多少は伸ばされる。

その状態でつま先を内側に向けながら曲げて膝裏に痛みが出れば、腓腹筋の影響が疑われる。

膝窩筋はつま先を外へ向ける動きや膝を120°以上曲げると伸ばされるという性質がある。

つまり、つま先を外に向けながら曲げると膝窩筋が伸ばされるので膝の裏に痛みを引き起こしてしまう。

同様に膝窩筋が硬くなっていれば、膝を120°以上曲げると伸ばされる感じが強くなるので膝裏に痛みがでる。

※膝裏痛が悪化してしまう2つのトラブルに関してはこちらの記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご参考にしてください。

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膝裏痛テスト④:膝が伸びて切っているかチェック

膝が伸びきっているかどうかを検査していきましょう

方法

  • 膝を伸ばした状態で、膝の下に手をいれる。
  • 良い方の膝と比べて手がスコスコと入ってしまうかチェックする。
  • 手がスコスコ入ってしまう方は、膝がしっかりと伸びきっていない。

手が膝下に入るか?

  • 座った状態で膝を伸ばし、片方の手はお皿の上に置き、もう片方の手はふくらはぎをもつ。
  • 膝がまだ伸びる余地があるかどうかをチェックする。
  • 伸びる余地がある方は、膝を伸ばしきる筋肉(内側広筋・膝の内側の筋肉)が使えていない。

伸びる余地があるか?

膝が伸びる余地がない方は、膝がしっかりと伸びきっている方である。

膝がしっかり伸びきっていない方は、腓腹筋や膝窩筋に負担をかけている可能性がある。

膝裏痛テスト④の解説

膝が伸びきっていない方は、膝が内側に入りやすくなる。

実は、腓腹筋の内側は膝が内側に入るのを止めようと働くのである。

つまり、膝が伸びきっていないと膝が内側に入りやすくなる。

すると腓腹筋の内側に負担をかけトラブルを引き起こす原因となってしまうのだ。

また膝が伸びきらず内側に入ってしまうと、つま先が外へ向いてしまい膝裏についている膝窩筋が伸ばされてしまう。

膝窩筋が常に伸びる

その事で膝窩筋に負担をかけ、膝裏のトラブルを引き起こしてしまう原因となるのだ。

膝が伸びているかどうかをチェックするということは腓腹筋や膝窩筋に負担をかけていないか?を確かめるための重要なテストとなる。

※膝裏痛を解消する為にはサポーター固定が非常に大切です。なぜサポーター固定が重要なのか?その理由についてはこちらの記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご覧下さい。

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膝裏痛テスト⑤:足首の動きのチェック

足首がまっすぐあがるか検査していきましょう。

方法

  1. つま先を上にあげる。
  2. つま先がまっすぐあがらず、つま先が外を向いているかどうかをチェックする。
  3. つま先が外へ向いてしまうならば、長母指屈筋や後脛骨筋が硬くなっていることが原因である。

膝裏痛テスト⑤の解説

足首の捻挫などでしっかりリハビリなどを行っていない方は、長母指屈筋後脛骨筋と呼ばれる筋肉が硬くなりやすい。

硬くなってしまうと、うちくるぶしの後ろ側で悪さをしてつま先が外へ向きやすくなるのだ。

先述した通り、つま先が外へ向くという事は膝窩筋に負担をかけている。

その事で膝の裏側の痛みを引き起こす原因となってしまう。

もしつま先を上に向ける時、外に逃げてしまう方は、長母指屈筋や後脛骨筋の柔らかさも改善が必要である。

※膝裏痛を解消する為の効果的なマッサージ方法はこちらの記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご参考にしてください。

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まとめ

今回は膝裏痛の原因を特定するための5つのテストを詳しく解説した。

POINT

  • 膝裏痛のテストは、まず「水がたまっているか」を最初に確認する
  • 膝裏痛テストは筋肉の硬さによって筋トラブルの原因を特定することができる。
  • 膝裏痛テストは痛みの誘発や、膝の動かし方によって原因を特定することができる。
  • 足首の動きによっても膝裏痛を引き起こす原因になり得る。

まずは膝に水がたまっているかどうかをチェックしてみよう。

膝に水がたまっている状態だと筋肉が硬くなっている事が原因で、膝裏にトラブルが起きているかどうかが判断しづらくなるからだ。

また膝裏にこぶのようなものがある場合はすぐに医療機関へ受診をすすめる。

なぜなら、ベーカーのう腫もしくはその他の腫瘍などの可能性がある。

もし、膝に腫れがない場合は、筋肉の硬さのチェックをしてみる。

特に腓腹筋や膝窩筋が硬くなることによって、膝裏に痛みを出してしまう方が多いのだ。

硬くなっている筋肉を特定したら、腓腹筋や膝窩筋に負担をかけてしまう要因を探っていく。

特に膝が伸びきっていない、足首が正常に動かない人は腓腹筋や膝窩筋に負担をかけてしまう。

負担がかかると膝の裏側に痛みを引き起こしやすくなる場合が多いので覚えておこう。

膝裏の痛みでお悩みの方は是非一度当店にて施術を!
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長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

長野県長野市在住。2015年8月愛知県岡崎市にて整体院「柔YAWARA」を設立。2021年6月に長野県長野市にて『Seitai Zen繕』を設立した理学療法士。Zen繕にて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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