この記事を読むと分かること
- 肩甲骨の内側の痛みがある時に絶対にやってはいけない3つのことについて
- 肩甲骨の内側が痛くなってしまったら、まずやるべきことはなにか?
理学療法士の長尾です。今回の記事は、肩甲骨の内側の痛みがある時に、絶対にやってはいけない3つの事について、詳しく解説していきます。背中の痛みでつらい方のために書きました!
肩甲骨の内側が痛い時、みなさまは何をされますか?
多くの方が、痛みをどうにかしようとして、ストレッチや体操をされると思います。
ですが、やみくもにストレッチや体操を行うと、かえって肩甲骨の内側の痛みが悪化してしまう場合があるのです。
これでは、本末転倒ですよね?
そのため、肩甲骨の内側が痛くなってしまったら、
なぜなら、やってはいけないことをやらないだけで、肩甲骨の内側の痛みが軽減しやすくなるからです。
そこで今回の記事では、
- 肩甲骨の内側の痛みがある時に絶対にやってはいけない3つのこと
- 肩甲骨の内側が痛くなってしまったら、まず何をやるべきなのか?
について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
関連動画:『肩甲骨の内側の痛み』絶対にこの3つはやるな!
※YouTubeチャンネル柔YAWARAではお身体のトラブルの原因や改善方法に関する動画を配信しております。ぜひチャンネル登録よろしくお願いいたします。
※動画内にてご紹介している骨盤ベルトの詳細はこちらからご確認することができます。骨盤が安定しない方や、背中・肩甲骨の痛みが出ている方はぜひご活用ください。
-
理学療法士推奨!骨盤が不安定による腰痛や背部痛にオススメの「骨盤・仙骨ベルト」 - YAWARA STORE|理学療法士によるサポーター販売サイト
立っている時、身体が重だるい。 座っていても、背中の痛みやハリがとれない。 そのような方は、「骨盤」が不安定になっているかもしれません。 骨盤は「身体の土台」です。 もし土台である骨盤がグラグラして、
yawara.aichi.jp
肩甲骨の内側の痛みで絶対にやってはいけない事➀:ストレッチ
肩甲骨の内側が痛い時に、絶対にやってはいけないことの1つ目が、ストレッチです。
「ストレッチをやるな!」を聞くと、ストレッチをした方が肩甲骨周りの筋肉がほぐれて、いいのでは?と思われるかもしれません。
しかし、ストレッチを行えば行うほど、肩甲骨の内側が痛くなってしまうのです。
なぜ、ストレッチによって、痛みが悪化してしまうのでしょうか?
もし、この記事をご覧になっているお客様で
- 肩甲骨の内側に、ピンポイントで痛い所がある
- 背中の奥の方が痛い
という方は、背骨と肋骨の関節に傷がついて、痛みを起こしている可能性が高いです。
ちなみに、ストレッチについて説明すると、ストレッチを日本語訳すると、「ひっぱる・引き伸ばす」という意味になります。
例えば、切り傷があるところに、ストレッチを行ったらどうなるでしょうか?
もちろん、切り傷に負担がかかって、傷口が悪化してしまいます。
このことは、肩甲骨の内側が痛い時も同じです。
再度お伝えしますが、肩甲骨の内側の痛みがある方は、背骨と肋骨の関節が傷ついています。
そのため、痛みがあるからと言って、無理に背中のストレッチや体操をおこなうことは、絶対にやってはいけません。
肩甲骨の内側の痛みで絶対にやってはいけない事➁:手をぶら下げて生活する
肩甲骨の内側が痛い時に、絶対にやってはいけない事の2つ目が、手をぶら下げて生活することです。
座っている時や立っている時、基本、手は横にあります。
実は肩甲骨の内側が痛くなっている人は、手をぶら下げてしまうと、背中に負担がかかってします。
そして、痛みが悪化してしまうのです。
なぜ、手をぶら下げているだけで、肩甲骨の内側が痛くなってしまうのか?
その理由を簡単に解説していきます。
体重が60kgの人なら、片方の腕だけで約4kgになります。
うでの重さは、どこも痛くない人にとっては気にならない事です。
しかし、肩甲骨の内側に痛みがある人にとっては、かなりつらい状態になります。
なぜなら、背骨と肋骨の関節に傷ついているからです。
背骨と肋骨の関節に傷がついている状態で、腕をぶらさげていたらどうなるでしょうか?
言うまでもなく、うでの重さで、背中に負担がかかってしまいます。
つまり、
これらのことから、肩甲骨の内側が痛い時は、絶対に腕をぶら下げてはいけません。
肩甲骨の内側の痛みで絶対にやってはいけない事➂:痛い方を下にして寝る
肩甲骨の内側が痛い時に、絶対にやってはいけない事の3つ目が、痛い方の背中を下にして寝ることです。
人間にとって、睡眠は身体の回復をさせるために、非常に重要となります。
実は寝るときの姿勢が、肩甲骨の内側の痛みを解消するために、大切な要因となるのです。
実は、背骨と肋骨の関節は非常に小さいため、負担がかかりやすくなっています。
そのため、
これらのことから、肩甲骨の内側が痛い時は、絶対に痛い方の背中を下にして寝てはいけません。
肩甲骨の内側が痛い時の対処法:余計なことはすべてやめる
肩甲骨の内側が痛い時、まず何をすればよいのでしょうか?
結論からお伝えすると
結論
背中への負担を軽減するために、余計なことをやめることからはじめましょう!
何度もお伝えしているように、肩甲骨の内側が痛い人は、背骨と肋骨の関節が傷ついています。
背骨と肋骨の関節の傷が回復しやすいように、余計なことをしない方が賢明なのです。
では、どのようなことをやったら良いのでしょうか?
肩甲骨の内側の痛みに対しては、まず以下の3つを実践してみて下さい。
3つの痛み解消法
- ストレッチを行わない
- 腕を組む・ポケットに手を入れる
- 痛い方を上にして、クッションを抱いて寝る
多くの方が痛いと、むやみやたらに、ストレッチやマッサージを行ってしまいます。
ですが、ストレッチやマッサージの適応は、正常な状態の身体に対してです。
背骨と肋骨の関節の傷がついている状態は、正常な状態ではありません。
そのため、絶対にやってはいけないことの1つ目でもお伝えしたとおり、むやみやたらに、ストレッチやマッサージを行うことはやめてはいけません。
ストレッチやマッサージを行わないだけで、背骨と肋骨の関節への負担が軽減し、痛みが改善しやすくなります。
また、腕を組んだり、手をポケットにいれたりして、うでの重さを軽減することが大切です。
さらには寝る時、痛い方の背中を上にして、クッションを抱いて寝るようにしましょう。
このようにするだけで、背中の負担がかなり軽減され、痛みが落ち着きやすくなるので、是非お試しください。
※上記の改善方法に加えて、肩甲骨の内側の痛みが軽減するまでは、骨盤ベルトを使うことをおすすめしております。理由としては、良い姿勢になるように補助してくれるからです。良い姿勢になれば、背骨と肋骨の関節への負担が軽減します。そのことによって、痛みも軽減しやすくなるのです。オススメの骨盤ベルトの詳細は、こちらからご覧になることができますので、ぜひご活用ください。
-
理学療法士推奨!骨盤が不安定による腰痛や背部痛にオススメの「骨盤・仙骨ベルト」 - YAWARA STORE|理学療法士によるサポーター販売サイト
立っている時、身体が重だるい。 座っていても、背中の痛みやハリがとれない。 そのような方は、「骨盤」が不安定になっているかもしれません。 骨盤は「身体の土台」です。 もし土台である骨盤がグラグラして、
yawara.aichi.jp
まとめ
今回は、肩甲骨の内側の痛い時に、絶対にやってはいけない3つのことについて詳しく解説しました。
POINT
肩甲骨の内側が痛い時に、絶対にやってはいけないことは、以下の3つとなります。
- 痛みを伴うストレッチやマッサージをすること
- 腕をぶら下げて生活すること
- 痛い方を下にして寝ること
肩甲骨の内側が痛い原因のほとんどが、肋横突関節と呼ばれる背骨と肋骨の関節に傷がついているからです。
肋横突関節の傷を回復させるためには、背中への負担を軽減しなければいけません。
そのため、まずはやってはいけない事を、やめることから始めていきましょう。
やってはいけないことをやめるだけで、背中への負担が軽減します。
そして、肩甲骨の内側の痛みが、改善しやすくなるので是非お試しください。