『内側側副靭帯損傷』の症状とリハビリがすごく知りたい!

投稿日:2017年10月20日 更新日:

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膝の痛み

『ブチン!!!!!!!』

そんな鈍い音が膝から聞こえてきたことがあるだろうか?
実は以前私はラグビーをやっていた。高校のOB戦で試合をやっている時、事もあろうか倒れている私の膝の上に高校生が落ちてきたのである。

これはその当時のFacebookの投稿である

完全にやってしまった。当時の私は病院勤務だった。
テープで固定をして痛みを堪えながらリハビリ業務を行っていたのを覚えている。

膝に強い力が加わると発生する靭帯損傷。
その中でも内側側副靭帯の損傷は多い。

今回はそんな内側側副靭帯損傷について、その症状とリハビリを解説していく。

膝の内側側副靭帯はどこにあるの!?

内側側副靭帯ないそくそくふくじんたいは膝の内側に位置している比較的大きな靭帯である。

※左膝を正面からみた写真
内側側副靭帯はここ

※左膝を上からみた写真
内側側副靭帯はここにある

※左膝を内側からみた写真
内側側副靭帯

内側側副靭帯はどのような役割と機能があるのか?

膝の骨を繋ぎ、膝を安定させる役割がある。
そして、このような内側からの外力から膝を守ってくれる重要な靭帯である。

内側側副靭帯の役割

内側側副靭帯はこのような力が加わってしまうと損傷してしまう

膝の外側から内側に受けてすごい力が加わると内側側副靱帯が損傷してしまう。
非接触型の損傷ならストップ動作などのニーイン・トゥーアウトで損傷することが多い。

内側側副靭帯受傷

内側側副靱帯損傷の受傷例動画

非常に生々しい動画であるが、見事に接触した時にニーイン・トゥーアウトの姿勢になっているのが分かる。
この方は受傷後3ヶ月でサッカーに復帰されているそうだ。

参考動画:閲覧注意! 内側靭帯損傷映像 HOYOvsツエーゲン金沢より

内側側副靭帯損傷した時に知っておきたい損傷程度・重症度を解説

実は内側側副靭帯が損傷した時3つの重症度に分類されるのだ。
以下に詳しく解説していく。

内側側副靭帯損傷の重症度:Ⅰ度の損傷

小さい範囲の靭帯損傷であり、膝のグラグラ感・不安定感はあまりでないとされている。

内側側副靭帯Ⅰ度損傷

内側側副靭帯損傷の重症度:Ⅱ度の損傷

完全には靭帯が断裂していない損傷である。
膝のグラグラ感や不安定感が出て、歩行に伴う痛みも出てしまう。
また膝が抜ける感じも強く出る。

ちなみに私が受賞したときの膝の状態はこの段階だった。

内側側副靭帯Ⅱ度損傷

内側側副靭帯損傷の重症度:Ⅲ度の損傷

靭帯が完全に断裂している状態である。
時には骨折や他の靭帯も損傷している事があり、多くが手術をする場合がある。

内側側副靭帯Ⅲ度損傷

内側側副靭帯損傷はどのくらいで修復・回復してくるのか?

靭帯の治癒過程からみると、個体差はあるものの内側側副靭帯は4~6週間で修復してくる。
少し専門的だが、損傷した靭帯はこのよう修復過程をたどり回復していく。

靭帯の修復過程
・6週で正常靭帯の約30%の強度
・12週で正常靭帯の約50%の強度
・48週~1年でも約70%の強度

1年経っても靭帯の強度が70%であるので非常に長い時間をかけて市場に戻っていく事がわかる。
3年以上経った今でも私の膝はたまにグラッと不安定になる事があるのはそのためだろう。

内側側副靭帯を損傷すると痛みが強く出てしまう!

内側側副靱帯を損傷してしまうと本当にめちゃくちゃ痛い。
なぜなら内側側副靭帯は特に痛みを感知する神経がたくさんあるからだ。

※膝の内側が痛い方はその他の原因がある可能性もあります。こちらの記事で膝の内側の痛みに関しての情報をまとめているのでぜひ御参考にしてください。

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膝の内側が痛い!そんな時に知っておきたい3大原因のまとめ

膝の痛みにはいろいろな種類がある。 膝の内側が痛かったり、外側が痛かったり。 はたまた、階段の昇り降りや歩行時に痛かった ...

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理学療法士が解説する内側側副靱帯損傷(重症度Ⅰ度・Ⅱ度)後の経過とリハビリの方法

今回は内側側副靱帯損傷、特に重症度Ⅰ度・Ⅱ度に共通する経過とリハビリ方法を解説していく。
経過としては、Ⅰ度やⅡ度の損傷なら予後が比較的良好である

内側側副靱帯損傷が重症度Ⅲ度の場合の経過に関しては、他の靭帯の損傷や骨折の可能性があり、手術を受ける方が多い為、この記事では割愛させていただく。

前述した修復過程を踏まえて、内側側副靱帯のⅠ度やⅡ度の損傷の場合は以下のように3つの時期に分けてリハビリを行っていく必要がある。

内側側副靱帯損傷後のリハビリの3つの時期
・炎症が強く安静を要する怪我直後~2週間の時期
・炎症が落ち着き、靭帯が修復してくる怪我から2~4週間の時期
・靭帯がが概ね修復されてきた4~8週間の時期

それぞれの時期の管理法やリハビリ方法を以下に解説していく。

※当店のYouTubeではお身体のトラブルに関する原因や解決方法を配信しております。下の動画の中では柔YAWARAが内側側副靭帯損傷後のリハビリを詳しく解説しておりますので是非ご参考にしてください。また、定期的に更新をしておりますのでチャンネル登録もよろしくお願い致します。

内側側副靱帯損傷直後~2週間までの管理方法とリハビリ方法を解説

内側側副靱帯を損傷してしまった直後は専門の医療機関にて『ギブス固定』もしくは『テーピング固定』『サポーター固定』が必須である。

オススメの内側側副靱帯損傷後の固定用サポーター

※当店のサポーター販売サイトでも同様のサポーターを販売しております。着脱方法や機能なども解説しておりますので是非ご覧になってください。

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また内側側副靱帯損傷直後~2週間までの時期は腫れが強く、膝の動きが硬くなりやすい為、痛くない範囲で膝の曲げ伸ばしをして、膝の動きを維持しておく必要がある。
もちろん痛みが出ない範囲で愛護的に行うことが重要だ。
殿部や体幹など他の部位の力が落ちないように怪我した場所以外のトレーニングを行うことも大切である。

以下のリハビリ方法を御参考にして頂きたい。

損傷後2週間までのリハビリ①:膝の曲げ伸ばし

方法
・痛みが出ない範囲で膝の曲げ伸ばしを行う。
・10回を目安に行おう!

膝の曲げ伸ばし

損傷後2週間までのリハビリ②:お尻のトレーニング①

方法
・膝を曲げて横向きになる。
・股関節を横に開く。
・10回を目安に行おう!

股関節開き膝曲げバージョン

損傷後2週間までのリハビリ③:お尻のトレーニング②

方法
・膝を伸ばして横向きになる。
・股関節を横に開く。
・骨盤が後ろに倒れないようにしよう!
・10回を目安に行おう!

股関節開き膝伸ばしバージョン

損傷後2週間までのリハビリ④:股関節のトレーニング

方法
・上向きになる。
・反対側の膝は曲げる。
・膝を伸ばしたまま、足を上にあげる。
・10回を目安に行おう!

SLR

POINT

・膝はまっすぐにして足を上を向けよう!

膝はまっすぐ!足は上に向ける!

損傷後2週間までのリハビリ⑤:股関節まわし

方法
・座って行う。
・膝で円を描くように外側に回す。
・10回を目安に行おう!

股関節まわし

※内側側副靱帯損傷直後~2週間のリハビリで行う運動は絶対に痛みがでない範囲で行ってください。

内側側副靱帯損傷してから2~4週間の管理方法とリハビリ方法を解説

2~4週間ほど経つと徐々に組織が修復されるため、痛みや腫れは落ち着いてくる時期ではあるが、テーピングやサポーターによる固定は必須となる。なぜなら靭帯はまだ修復段階であるので無理をできる状態ではないからだ。

内側側副靱帯損傷後2~4週間の時期にオススメのサポーター

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内側側副靱帯損傷後2~4週間の時期は靭帯の修復が旺盛な時期のため、少しずつ強度の高いリハビリができる。そのリハビリ例を以下に解説していく。

損傷後2~4週間のリハビリ①:お尻上げ

方法

・手を前で組み上向きで寝る。
・お尻をあげる。
・10回を目安に行おう!

HIPリフト

損傷後2~4週間のリハビリ②:ハーフスクワット

方法

・肩幅に開いて手は前に出し立つ。
・膝が内側に入らないように気をつけながら、膝を曲げる。
・痛くない範囲で10回を目安に行おう!

スクワット

POINT

・膝が内側に入らないようにしよう!
・体の中心と太ももの中心を近づけるように曲げよう!

体の中心と太ももの中心を近づける!

損傷後2~4週間のリハビリ③:踵上げ

方法

・肩幅に開いて立つ。
・踵をあげて、つま先立ちになる。
・10回を目安に行おう!

カーフレイズ

上記の方法を試してもなかなか内側側副靱帯損傷による痛みが改善してこない方は是非一度当店にて施術を!

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内側側副靱帯損傷後4~8週間の管理方法を解説

内側側副靱帯損傷後4~8週間の時期になると、靭帯がかなり修復してくる。
しかし、まだこの時期においても運動時のテーピングやサポーターの固定は必須である。
状態によってはスポーツ復帰が可能となる時期でもある。
そして、スポーツに復帰される方は徐々に負荷の高いトレーニングを行っていこう!(今回はこの時期のトレーニング内容については割愛させていただく)

まとめ

内側側副靭帯ないそくそくふくじんたい損傷について簡単に解説した。

POINT

・内側側副靭帯は外側からの強い力で損傷する。
・靭帯を損傷しても修復力があるので経過は良好だ。(Ⅱ度までなら)
・正しく管理をすれば、1,2ヶ月でスポーツ復帰も可能。

今回は膝の内側側副靭帯の損傷について取り上げた。
日常的にも階段から落ちたり、自転車から転んだり、交通事故にあったりしない限り損傷することは少ない。
それだけ強固な靭帯である。
しかし一般の方も靭帯を損傷した時、このような症状になることを知っておいた方が良い。
慢性的な膝の痛みと同じく、早めの対処が大切になるからだ。

この記事が膝を痛めてしまった方の役に立てれば幸いだ。

訂正:2019/03/08

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

愛知県岡崎市在住。整体院柔YAWARAを設立した理学療法士。柔YAWARAにて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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