この記事で分かること
- 膝サポーターの間違った使い方
- 膝サポーターを着用する効果と目的
今回は膝のサポーターの間違った使い方について詳しく解説していきます。
結論からすると
膝の内側の痛みに対して、間違ったサポーターの使い方をしてしまうと痛みが再発しやすい環境を作ってしまいます。
その理由について詳しく解説していきます。
この記事では
- 膝のサポーターの間違った3つの使い方
- そもそも膝のサポーターの効果と目的とは?
という順番で解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
膝のサポーターは正しく使えば心強い味方になります。
正しく使って、膝の内側の痛みを撃退していきましょう!
【関連動画】:膝サポーターの使い方『間違って』いませんか?【膝内側痛】
記事の内容はこちらの動画でも詳しく解説しております。
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膝のサポーターの間違った3つの使い方
間違った使い方①:症状に適したサポーターを使っていない
間違った使い方の1つ目は膝の内側の痛みの症状に適したサポーターを使用していない事です。
膝の内側には「鵞足」と呼ばれる筋肉の腱や内側側副靭帯と呼ばれる靭帯が存在しております。
これらのどの部位で痛みが出ているのか?によっても、膝のサポーターを使い分けなければいけません。
例えば、
- 靭帯の損傷ならば、靭帯の負担を軽減させるサポーター
- 膝の内側の痛みならば、筋肉を補助しながら固定するサポーター
といったような感じです。
間違った使い方②:筋力強化を併用していない
間違った使い方の2つ目が膝のサポーターを使用するだけで膝内側痛の改善に必要な筋力の強化を行っていないことです。
膝の内側の痛みに対するサポーターの効果は主に
- 膝の筋肉の補助や固定を行うこと
- 膝の痛みを軽減させる環境を整えること
となります。
膝の内側に痛みがある時は、膝の内側のどこかに傷がある状態と考えましょう。
膝内側痛がある状態では適切に筋肉が働きません。
そのため、膝を支えるためにサポーターを使用しなければいけないのです。
しかし、サポーターで膝を支えているわけなので、膝の筋肉は衰える一方です。
特に「内側広筋」が衰えやすくなります。
そのため、サポーター固定と同時に内側広筋の筋力を維持することが大切となります。
つまり、内側広筋の筋力強化も併せて行っていかなければいけないのです。
筋力強化を行わなければ、膝の内側の痛みが回復したとしても、また膝に負担がかかり膝内側痛が起きてしまう可能性があります。
間違った使い方③:長期間のサポーターの使用
間違った使い方の3つ目が膝のサポーターを長期間に渡って使用することです。
先ほども述べたように、膝内側痛に使用するサポーターは膝の筋肉の補助もしくは膝の固定のために用いるものです。
つまり、痛みがひどい時に「安静」を保つために使うのが本来の目的となります。
仮に膝内側痛が改善したとして、「怖いから」という理由で長期間サポーター固定をしてしまったらどうなるでしょうか?
先ほどもお伝えしたように内側広筋をはじめとした膝の筋力が衰えていきます。
そもそも膝内側痛がある方はケガや加齢によって、膝の筋力が衰えています。
そして膝に痛みが出やすい状態になっているのです。
それにもかかわらず、サポーターで長期間固定してしまうと、より膝の筋肉が衰えてしまいます。
そして、膝の内側の痛みが出やすくなってしまうのです。
たとえ、膝の筋力強化を合わせて行ったとしても、長期間のサポーター固定は避けたほうが賢明だと考えられます。
ある程度膝内側痛が改善すれば、サポーターをはずして自分の膝で体重を支える様にしていく事が重要となります。
膝のサポーターの効果と目的
膝のサポーターの効果と目的についてご存じでしょうか?
意外と知っているようで知らない方が多いので解説していきます。
膝のサポーターの効果は
- 筋肉の補助
- 膝の固定
となります。
目的は『膝内側痛が改善しやすい環境を作る』事です。
実は膝のサポーターには色々な種類があります。
例えば、
- 膝の筋肉を補助する為のサポーター
- 膝の靭帯を補助するサポーター
などです。
特に膝内側痛が出ている人は膝を軽く支えてくれてかつお皿の動きを制限してくれるサポーターを使用することが好ましいです。
理由としては膝の内側が痛くなってしまう方のほとんどが、膝が伸びきらなくなっているからです。
このような文献報告がございます。
人の膝は加齢とともに「内側広筋」とよばれる膝の内側の筋肉が細くなってしまうそうです。
内側広筋は膝を伸ばしきるために必要な筋肉となります。
つまり、加齢とともに内側広筋が細くなれば、膝が伸びきらなくなるのです。
膝が伸びきらないと何がいけないのか?
簡単に言えば軽くスクワット詩ながら歩いている状態です。
これは非常につらいですよね?
さらに膝は軽く曲げると内側に入りやすいという性質がございます。
特に骨盤の広い女性で顕著に膝が内側に入りやすいです。
膝が内側に入りやすい状態で動いてしまえば、膝内側の筋肉や靭帯に負担がかかります。
そして、膝の内側に痛みが出てしまうのです。
膝内側痛みに対して使用するサポーターは内側の筋肉や靭帯の負担を軽減させる役割があります。
つまり、治りやすい環境にするということです。
※変形性膝関節症や膝の内側の痛みでお困りの方は「膝のサポーター」をご活用してください。膝への負担を減らすためには、サポーターによる「保護」が重要だからです。膝の痛みを軽減してくれる「理学療法士おすすめのサポーター」はこちらにてご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
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まとめ
今回は膝のサポーターの間違った3つの使い方を解説しました。
POINT
- 間違った使い方の1つ目は膝の内側の痛みの症状に適したサポーターを使用していないこと。
- 2つ目は膝のサポーターを使用するだけで膝の痛みの改善に必要な内側広筋をはじめとした膝の筋力強化を行っていないこと。
- 3つ目は膝のサポーターを長期間に渡って使用すること。
この3つの中で、特に2つ目のサポーター固定だけを行い、内側広筋を鍛えないことは痛みをぶり返してしまう「負のループ」に陥る原因となります。
「負のループ」に陥らないためにも、膝のサポーターは「適切な時期」に「適切な期間」使用することをおすすめします。