この記事を読むと分かること
- 膝裏痛の時に、サポーターがものすごく役に立つ理由
- 膝裏痛の時の、サポーター機能について
膝の裏が痛い。
だけど、膝のサポーターを使うと『筋力』が落ちちゃうから使うの嫌だな…
と考えられている方が、非常にたくさんいらっしゃいます。
理学療法士から言わせれば、サポーターを使いたくないという考えは、非常に問題です。
なぜなら、固定=膝の筋力低下という考えになっているからです。
これは愚の骨頂です。
延々と膝裏の痛みが、改善しません。
膝裏痛がある時、何を最優先にしなければいけないのか?が分かっていない証拠です。
今回の記事では、膝裏の痛みが、なかなか解消されない時に「膝のサポーター」を活用したほうが良い理由について詳しく解説していきます。
関連動画:膝裏の痛みが解消されない時の奥の手!サポーターを活用していますか?
※長野市のSeitai Zen繕が動画内にて膝裏痛解消のために役立つサポーターの活用法について詳しく解説しておりますのでご覧ください。またお身体のトラブルや改善方法を定期的に配信しておりますのでぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします。
※膝痛を改善するためには、「膝のサポーター」を使用して、膝の保護をすることが大切です。オススメの膝のサポーターはこちらにてご紹介しておりますので、変形性膝関節症などの膝の痛みでお困りの方はぜひ使用してみて下さい。
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膝裏の痛みを早期改善!サポーターを活用するメリット➀:膝の腫れの軽減
膝裏の痛みがある時に、膝のサポーターを活用するメリットの1つ目が、膝の腫れの軽減です。
膝裏痛が起きてしまう原因として、「腫れ」がございます。
膝の腫れが起きてしまう理由は、膝の内部に傷が出来てしまうからです。
膝の中の傷により、滑液とよばれる液体が過剰に増え、膝が腫れてしまいます。
膝を構造的にみると、関節包と呼ばれる袋に包まれております。
関節包は、膝の前から後ろまで存在しております。
そのため、関節包の内部で滑液が増えてしまうと、パンパンに膨らんだ水風船のようになります。
その状態で膝を曲げると、増えた滑液が関節包の前から後ろへ流れ込んでしまいます。
そして、膝の後ろが圧迫されて、痛みをだしてしまうのです。
そのため、膝裏の痛みがある方は、まずサポーターで固定して、安静に保つ事が大切となります。
膝に余計な負担をかけなければ、膝の内部の傷が改善され、膝裏痛が改善するのです。
膝裏の痛みを改善しやすくするサポーターの活用メリット➁:膝が内側に入るのを防ぐ
膝裏痛がある時に、サポーターを活用するメリットの2つ目が、膝が内側に入るのを防げることです。
なぜ膝が内側に入るのを防ぐ必要があるのでしょうか?
膝が内側に入ってしまうと、「腓腹筋」と呼ばれる筋肉が頑張ってしまいます。
腓腹筋が頑張ると硬くなり、膝裏痛を引き起こす原因となるのです。
また、膝が内側に入ると、つま先が外側に向いてしまいます。
つま先が外へ向いてしまうと、「膝窩筋」と呼ばれる筋肉にも負担がかかってしまうのです。
膝窩筋は、120°以上膝を曲げた時に、のびる筋肉となります。
つまり、膝窩筋に負担がかかって硬くなると、膝を深く曲げた時に、膝裏痛を引き起こしてしまうのです。
特に先ほど解説したように、膝が腫れている方は、膝が伸びません。
膝が伸びないと、構造的に、膝が内側に入りやすくなります。
膝が内側にはいるのを防ぐために、膝窩筋や腓腹筋に負担がかかるのです。
そして、膝裏の痛みが起きてしまいます。
膝裏の痛みを引き起こす原因を断ち切るためにも、サポーターで固定して、安静に保つことが大切です。
膝裏の痛み軽減のためのサポーター活用メリット➂:お皿の動きの安定化
膝裏の痛みがある時に、サポーターを活用するメリットの3つ目が、お皿の動きを安定させることです。
膝に腫れが起きてしまうと、膝は伸びません。
膝が伸びない影響で、内側に入りやすくなります。
それだけではなく、膝のお皿の動きまで、悪くなってしまうのです。
具体的に説明すると、膝が内側に入ることで、お皿は外側へ引っ張られやすくなります。
お皿が外側へ引っ張られてしまうと、大腿骨とお皿の関節がこすれやすくなるのです。
そして、大腿骨とお皿の関節にトラブルがおきて、腫れてしまいます。
膝に腫れがおきると、さらに膝が伸びなくなります。
そして、内側に入りやすくなるのです。
つまり、膝裏の痛みが起きやすくなります。
悪化させないためにも、サポーターでお皿周りをホールドした方が、膝裏の痛みの改善に役に立ちます。
※膝裏の痛みを軽減するのに役立つサポーターは、こちらでご紹介しております。サポーターを使うと筋力低下が心配と思われる方が多いのですが、まずは膝の痛みを改善させることが最優先です。そのため、ご紹介しているサポーターをぜひご活用ください。
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まとめ
今回は膝裏の痛みがある時に、サポーターを活用したほうが良い3つの理由について解説しました。
POINT
- 膝裏の痛みの初期に、サポーターを活用すると安静が保たれ、腫れが改善しやし少なる
- 膝裏の痛みがある時に、サポーターを活用すると膝が内側に入りづらくなり、負担が軽減する
- サポーター固定によって、お皿の動きが安定すると痛みの軽減につながる
膝のサポーターは、長期間使えば、確かに筋力低下が起きてしまいます。
しかし、痛みが出た初期から使えば、膝裏痛の軽減および回復に役立つのです。
最優先は、「痛み」を早く改善させることとなります。
痛みが長引けば、その分だけ、筋力低下も進んでしまうのです。
そのため、膝の筋力低下が怖いからといって、サポーター固定を怠ってしまうと、いつまで経っても膝裏の痛みが回復しないので、注意が必要です。