肩こりでお悩みの方って意外と多い。
病院で勤めている時も、整体院を開業してからも肩こりで悩んでいる人が減る気配がない!
それはなぜなのか?
首の彎曲が少ないからだとか、首のヘルニアがあるからだとか…
いやそれは違うはずだ!
結果そうなってしまっただけであって、原因は違う。
今回はそんな肩こりの原因についてまとめてみたのでご紹介する。
日本人に多い自覚症状「肩こり」
日本人が感じている自覚症状のうち、肩こりはなんと平成10年からずっと男性2位、女性1位を維持している!
平成10年
男性 第2位、女性 第1位
平成19年
男性 第2位、女性 第1位
平成25年
男性 第2位、女性 第1位
参照
1.厚生労働省ホームページ(平成10年のデータに関して)
2.厚生労働省ホームページ(平成19年のデータに関して)
3.厚生労働省ホームページ(平成25年のデータに関して)
これだけ肩こりが辛いだとか、肩こりにはこれが良いと言われているのにデータ上では常に順位が一緒である。
肩こりの原因は世の中が便利になりすぎたからだ!
世の中は非常に便利になった。
移動手段は歩くことから、自転車、バイク、車へと変わった。
情報を得るのもスマートフォンで済むようになった。
でも、お気づきだろうか?
実はこれが肩こりの原因の一つである。
本来人間は「動く生き物」だ。
走り回って獲物を捕まえ、木によじ登り食べ物を獲っていた。
昔はものすごく動き回っていたのだ。
つまり、人間を含めて動物は動き回るように身体がつくられてるのだ。
でも、人間はどうだろうか?
世の中が便利になって行くに従い、動かなくなっている!
「それがどうした?動かない方が楽ではないか!」という声が聞こえてくる。
それは勘違いだ。
確かに動かないのは楽だ。
但し、『心肺機能』に関してのみだ。
動くために作られた『関節』や『筋肉』にとっては動かないことはとても辛いのだ
それが肩こりをはじめとした慢性的な症状を生み出しているのだ!
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肩こりは肋骨の関節が影響している!
肩こりを持っている人は首肩のはりだけでなく背中の痛みを訴える。
それは肋骨の関節、つまり背中の関節が動かなくなっているからだ。
それが肩こりの要因となる。
【出典】ネッター解剖学アトラス(原書第4版) 著書 Frank H.Netter 訳者 相磯貞和 発行所 エルビア・ジャパン株式会社 発行元 株式会社南江堂 図185
肩こりがひどくなる原因をおさらいしよう!
人は文明の発達で動かなくなってきた。
動かなくなってきたら、呼吸は浅くて済む。
すると背中の関節が動かなくなても良くなる。
しかし、そこが落とし穴だ。
動かなくなると肋骨の関節にトラブルが出てしまう。
それが肩こりの症状を引き起こす要因となる。
肩こり解消のために日頃の運動量を増やそう!
結局、人間は動くことが少なくなっているのだ。
だから、肩こりだの腰痛だの慢性的な症状が出てしまう。
とにかく身体を動かしていこう!
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まとめ
肩こりがひどくなる原因を紹介した。
・首の変形やストレートネックが肩こりの原因と言われているが、それはただの結果である。
・人間社会が便利になりすぎて、人の動く量が減ってしまった事が肩こりをひどくする1番の原因だ。
・人も動物なので、身体を動かすと肩こりが無くなる。
自分が思っている50倍は身体を動かしていない。
その事を自覚すれば、今日から肩こりの対策が取れる。
ランニングを行ったり、ウォーキングを始めることだって可能だ。
他人に頼らず自分で身体をケアできるようになるのが一番だ!
人には自然治癒力という素晴らしい機能がある。
それをうまく活用出来るようにしよう!
訂正:2018/03/04