この記事で分かること
有料記事
- 「肺活」が身体の健康に必要なことであること。
- 「肩甲骨の内側のコリ」を解消していくための「肺活」体操について。
「肺活」というこの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
肺を元気にして健康な身体を手にいれるための活動を行なっていこう!という造語だ。
人間の肺は「生命維持」に関しても「健康維持」に関してもとても重要な器官である。
そしてこの「肺」にトラブルが起きている人の共通点としては「肩甲骨の内側」にコリや痛みが出ていることだ。
簡単に言えば、
「肩甲骨の内側のコリ」=「うまく呼吸ができていない」=「色々なトラブルが生じやすい」
ということになる。
今回の記事では「肺活」体操で「肩甲骨の内側のコリ」を解消していく方法について解説していく。
※動画内にてZen繕が肩甲骨の内側のコリを解消するための『肺活』体操を詳しく解説しております。
そもそも「肺活」とは?
POINT
- 肺は呼吸によって酸素と二酸化炭素の交換を行なっている。
- 肺によって取り入れられた酸素は全身の細胞へ届けられる。
- 肺の機能低下が心身の不健康を引き起こす。
まず肺の機能としては、酸素と二酸化炭素などの『ガス交換』が主な役割となっている。
肺の肺胞と呼ばれるところで、このガス交換が行われているのだが、肺機能が落ちてしまうと以下の現象が起きてしまう。
- 全身の細胞が酸欠状態になる。
- ダルさや慢性疲労が起こる。
- 酸欠状態の細胞はガン化の原因となる。
このような身体的な不具合が出るだけでなく、脳へ酸素が届かないと集中力が低下やうつなどのメンタルトラブルを引き起こす要因ともなると言われている。
さらには、酸素が取り込めないことにより「浅い呼吸」になってしまう。
この浅い呼吸は「自律神経」のバランスを崩す原因とされている。
自律神経のバランスの崩れは血流や腸内環境のトラブルを招き、腸内の免疫細胞の働きを悪くする。
免疫細胞の働きが悪くなれば、全身の免疫力が低下するのはいうまでもありません。
さらには、浅い呼吸により、肩甲骨の内側に痛みを出してしまう。
このように「肺機能の低下」は肉体面・精神面だけでなく免疫面などの身体の内部機能に深刻なトラブルを引き起こす原因となってしまうのだ。
肺の機能は20代からおとえる?
POINT
- 肺機能がおとろえても、呼吸量を増やせば問題はない。
肺の機能は「20歳」を皮切りに加齢とともに劣化してしまう。
肺の機能低下が心身の不健康を引き起こす。
40代になれば、その速度はさらに加速するらしい。
では、肺の機能の衰えは諦めないといけないのか?
それは間違いである。
肺の機能が衰えたとしても、肺に取り入れる酸素の量を増やせば問題はない。
つまり、1回にどれだけ呼吸ができるかが「カギ」となるのだ。
しかし、現代社会ここにも問題が出ている。
デスクワークや工場勤務などで身体を固めてしまう。
または同じ動作を繰り返してしまう。
そのことにより、呼吸に関わる「胸郭」の動きが悪くなっているのだ。
「胸郭」が動かなければ、1回の呼吸する量は減ってしまう。
これに肺の機能低下が加わってしまうと、慢性的な酸欠状態が起きてしまうのだ。
そうならない為に、「肺活」体操で胸郭の動きを改善していく必要があるのだ。
「肩甲骨の内側のコリ」は呼吸がうまくできていない証拠
POINT
- 「肩甲骨の内側のコリ」がある人は呼吸できていない。
- 呼吸するためには肋横突関節の動きが必要。
- 肋横突関節が動かないと肩甲骨の内側にコリが出現する。
自分が呼吸できていないのをどのように確かめたら良いのだろうか?
確かめ方としては以下の自覚症状を参考にしていただきたい。
- 最近呼吸がしづらい・浅いと感じる。
- 肩甲骨の内側張ってしまう・コリが出てしまう。
- 呼吸を行うと肩甲骨の内側が痛い。
特に「肩甲骨の内側のコリや痛み」は呼吸ができていないという列記とした証拠となる。
理由としては「呼吸」する為には胸郭の動きが必要だからだ。
胸郭は12対の肋骨と胸椎で構成されている。
これが上下運動を行なって、肺を動かしているのだ。
試しに自分の胸を触りながら呼吸をしていただきたい。
『息を吸う時に胸が膨らみ』
『息を吐く時に胸が縮む』
のがわかるはずだ。
これが「胸郭(肋骨)」の動きとなる。
前述した通り、現代人は慢性的な運動不足によりこの「胸郭(肋骨)」の動きが悪くなっているのだ。
※詳しい肩甲骨の内側の痛みの原因についてはこちらの記事にて解説しておりますので是非ご参考にしてください。
-
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「肩甲骨の内側のコリ」を解消するための「肺活」体操
POINT
- 体操は痛みが無い範囲で行うこと
- 体操は突っ張らない範囲で動かすこと
- 『肺活体操』を行う事によって、胸郭の柔軟性改善により呼吸量の増加が期待できる。
【肺活】体操➀:肩甲骨体操
トレーニング方法
- バンザイをする。
- 手のひらを外に向けながら、肩甲骨をよせ、肘を下げる。
- 10回行う
『肺活』体操②:タオル回旋
トレーニング方法
- タオルを横に引っ張り、肩に担ぐ。
- その状態にて身体の中心から体幹の回線を行う。
- 左右10回ずつ行う
『肺活』体操③:タオル側屈
トレーニング方法
- タオルを横に引っ張り担ぐ。
- その状態で体幹の中心から側屈を行う。
- 左右10回ずつ行う
『肺活』体操④:タオル骨盤前後傾
トレーニング方法
- タオルを横へ引っ張り、骨盤を後傾させながら腕を前に突き出す。
- 腕は下げずに骨盤を前傾させながら肩甲骨を寄せる。
- 前後10回ずつ行う
画
『肺活』体操⑤:タオル8の字回旋
トレーニング方法
- タオルを横に引っ張り担ぐ。
- その状態で体幹の中心から8の字を描くように回旋する。
- 10回行う
『肺活』体操⑥:体幹・肩まわし
トレーニング方法
- 鎖骨に手を当てる
- 体幹の中心から8の字を描くように体幹を回旋させる。
- 前後10回ずつ行う
『肺活』体操⑦:斜め腕立てふせ
トレーニング方法
- 台を使用して、膝をつき腕立て伏せの姿勢になる。
- 肩甲骨をよせながら胸を台につけ、肩甲骨を離すように上体を起こしていく。
- 10回行う
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背中の痛みは、前述したとおり肋骨の関節のトラブルや硬さが1番の原因となります。
肋骨の関節のトラブルであるため、その部分をしっかり動かした方がよろしいです。
前述した体操のほかに、実はヨガも効果的です。
ヨガは主に呼吸法を用いて、身体の状態を整えていきます。
呼吸をしっかり行えば、肋骨の関節もしっかり動くようになります。
つまり、背部の痛みも解消しやすくなるんです。
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まとめ
今回は肩甲骨の内側のこりを解消する7つの「肺活」体操を解説した。
まとめ
- 肺の機能低下によるトラブルは全身の様々な症状として現れる。
- 肺の機能低下は20歳以降に始まる。
- 肺の機能改善は難しいが胸郭の柔軟性改善にて酸欠状態を防ぐことができる。
- 「肺活」体操で柔軟な胸郭を手に入れ、呼吸量を増やすことが健康への近道。
現代人は運動不足による呼吸量の低下が生じているだけでなく、それに伴うメンタルトラブルや免疫低下、肩甲骨の内側の痛みなど様々な症状を引き起こしている。
それらを防ぐ為にも、「肺活」体操を行なっていただき、胸郭の柔軟性を改善してみてはいかがだろうか?