この記事で分かること
- 肩に激痛がある時は病院へ受診するべき2つの理由
今回の記事ではYouTubeのコメントにてご相談についてお応えしていきます。
ご相談内容がこちらになります。
まだ病院へ行っていないが半年間肩が激痛です。
前側ではなく、二の腕あたりに痛みが出ております。
コロナ禍で安静にしていたら、少しは上がるようになりましたが、痛みはまだあります。
病院へ行くべきですよね?
引用:【四十肩と五十肩】同じ肩の痛みの症状だけれど何が違うのか!?を詳しく解説のコメント
結論から言えば、
『病院へ行くべき』
です。
なぜ病院へ行かなければならないのか?
その理由を2つ紹介していきます。
※こちらの動画では、半年以上肩に激痛があり、病院へ行くべきかどうかについてのご相談に長野市Seitai Zen繕がお応えしております。
病院へ行くべき理由①:原因を特定しなければいけないため
POINT
- 病院に受診することで原因を特定することができる。
- 原因を元に適切な治療アプローチが行うことが可能となる。
まず多くの方がどこか痛みが出てしまった時、『放っておけばすぐに良くなる』と思われております。
確かに、人間には『自然治癒力』が備わっているので軽い怪我や痛みは放置していても良くなります。
しかし、軽い痛みだからといって放置をし、悪化してしまう場合がございます。
理由としては、
- 適切に安静に保つことができなかったため
- 内部疾患の影響で治りが非常に遅いため
- 外部環境の要因で「自然治癒」<「組織の破壊」が生じているため
などがあります。
つまり痛みが続いているということは『自然治癒』が適切に行えないように「何か」が邪魔をしていると考えられます。
ご相談者様に関しては、「半年以上」も『激痛』が続いております。
人間の身体はもし傷がついても、2週間程度でひどい痛みが落ち着き、4〜8週間かけて修復し完治します。
それが半年以上も激痛になると、何かの要因で修復されない状態に陥っていると予想できます。
その「何か」を見つけるために、病院にて『レントゲン』や『MRI』、専門的な検査にて痛みの『原因』を探す必要があるのです。
もし『痛みの原因』がわからなければ、目的もわからずに車を走らせているのと同じで、『改善』するための最善の策を取ることができません。
逆に症状を悪化させてしまうケースもございます。
そうならないためにも、肩に痛みが出た時は『病院への受診』で原因を究明することが大切なのです。
病院へ行くべき理由②:内臓疾患による痛みの可能性もあるため
POINT
- 心臓や肺などの内臓疾患の場合、関連痛が肩などの痛みとして現れる場合がある。
非常に確率は低いのですが、内臓の関連痛が肩の痛みとして出ることがあります。
- 肺の関連痛:左首〜肩
- 心臓の関連痛:左脇〜腕
つまり、これも理由①と同じで、「四十肩」や「腱板損傷」だと思って治療していたものが、実は『内臓の疾患』だったらとても大変なことになりますよね?
そうならないためにも、『病院に受診』をして適切に診断してもらったほうが賢明なんです。
ご相談者様の肩の痛みの原因予想
ご相談者様の訴えとしては、『前ではなく二の腕の痛み』ということでした。
これは以下のいずれかが考えられます。
- 肩内部の筋肉や靭帯、関節の損傷(腱板損傷や四十肩)により肩内部が腫れてしまい、その圧力で痛みを引き起こしている。
- 首から出る腕神経叢の通り道のトラブル
1.に関しては、代表的なものが『腱板損傷』や『四十肩』です。
これらは初期に適切な対応をしておれば、前述した通り、2週程度でひどい痛みが落ち着き、8週間かけて痛みは改善していきます。(肩が動かないのは別の話です。)
もし原因が腱板損傷や四十肩だった場合、このご相談者様は半年間適切な管理ができていないとも予想ができます。
※四十肩や腱板損傷の改善方法についてはこちらの記事をご参考にしてください。
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2.に関しては、首から腕にかけて神経が通っております。
特に『腕神経叢』から分岐した『橈骨神経』などは脇から二の腕を通ります。
もしこの神経のトラブルが生じていれば、肩の問題よりも首や背中の硬さの問題などが有力となります。
肩の痛みでお悩みの方は是非一度当店にて施術を!
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まとめ
今回は『半年以上肩に激痛があります。病院へ行った方が良いですか?』というご相談にお応えしました。
この記事で分かること
- 結論として病院へ行くべき。
- 病院で原因を追求することで、改善のための適切なアプローチができる。
- 内臓疾患による関連痛かどうかを確かめることでリスクヘッジを行うことができる。
前述にてご相談者様の原因部位について考察しましたが、いずれの場合でも、半年以上激痛が出ているということは、痛みを改善させるための適切な管理ができていないと考えられます。
適切に管理ができなければ、痛みは続いてしまいます。
痛みから脱却するためにもまずは痛みの『原因』を知ることが大切です。
そして適切に管理を行い、痛みを改善して行くことが賢明です。
肩の痛みで困っている方のご参考になれば幸いです。