この記事で分かること
- 膝裏痛が治りづらい人の特徴が詳しく分かります
- 膝裏痛が治りづらい時に具体的にどのような対策をとったほうが良いのかが分かります
今回は膝裏痛が治りづらい人の特徴を、3つ解説していきます。
結論からお伝えすると、
結論
膝裏痛が治りづらい人の一番の特徴は、しっかりと原因を特定していないこと
特に膝が伸びきっているかどうかは、膝裏痛を治すために非常に大切な要因です。
その他にも2つ、膝裏痛が治りづらい人の特徴を解説していきますので是非最後までご覧ください。
関連動画:膝裏痛が治る人と治らない人の特徴とは?
※長野市の整体 Zen繕が動画内にて膝裏痛が治らない理由について詳しく解説しております。記事を読む時間が取れない方は是非動画をご覧下さい。また当チャンネルではお身体のトラブルの原因や改善方法を配信しておりますのでぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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膝裏痛が治りづらい人の特徴①:原因を特定していない
膝裏痛が治りづらい人の特徴の1つ目は、『膝裏痛の原因』を特定していないことです。
逆を言えば、膝裏痛の原因を特定できている人は、膝裏痛が治りやすいことになります。
膝裏が痛いから、とりあえず、ネットに上がっていたマッサージで柔らかくしてみよう。
筋トレをして、筋肉をつけてみよう。
など
やたらめったら、筋トレやマッサージを行ってしまう方がいます。
ですが、そのような行為は膝裏痛が治りづらくしてしまいます。
理由としては、膝裏痛の原因を特定していないからです。
膝裏痛が起きてしまう原因は非常にたくさんあります。
膝がしっかり伸びきっていなかったり、足首の捻挫の後遺症であったりと様々です。
特に冒頭で解説した通り、膝がしっかり伸びきっているかどうかは、膝裏痛が治りやすいかどうかに密接に関わってくる問題となります。
膝がしっかり伸びなくなる原因としては、加齢により内側広筋と呼ばれる筋肉が細くなってしまうからです。
内側広筋が細くなり、膝が伸びきらなくなると膝は内側に入りやすくなります。
膝が内側に入ってしまうと、大腿骨は内側に脛骨は外側にねじれてしまいます。
脛骨が外側にねじれることによって、膝裏にある膝窩筋に負担がかかり、膝裏痛を招く原因になります。
また膝が内側に入っている状態では、腓腹筋と呼ばれる筋肉が膝を内側に入らないように止めようとして負担がかかります。
これによって、膝裏痛が起きやすくなります。
膝窩筋の痛みにしろ、腓腹筋の痛みにしろ、元をたどれば、内側広筋が細くなることで、膝が伸び切らなくなるという原因によって生じてしまいます。
では、膝窩筋や腓腹筋が痛いからと言って、それらをマッサージするだけで、膝裏痛は治るでしょうか?
負担がかかっているところは、和らぐので一時しのぎになります。
ですが、「内側広筋が細くなることで膝が伸び切らなくなる」と言う問題点が、改善されていません。
そしてまた、時間が経てば膝窩筋や腓腹筋に負担がかかり、膝裏痛が起きてしまうのです。
つまり、原因を追求して特定しなければ、元を立つことができないので、膝裏痛は治りづらくなります。
膝裏痛が治りづらい人の特徴②:サポーターを活用していない
膝裏痛が治りづらい人の2つ目の特徴は、膝のサポーターを上手に活用していない人です。
逆に膝のサポーターを上手に活用されている方は膝裏痛が改善しやすいです。
お客様の話を聞いているとこのような方がいらっしゃいます。
「膝のサポーターを使うと膝の筋肉が落ちるんでしょ?」
このようなご意見をいただくことが非常に多いです。
ですが、このようなご意見は語弊があります。
何を最優先にしなければいけないのか?を考えなければいけません。
膝裏痛が起きている方の多くは、目には見えませんが、膝内部の組織のどこかに負担がかかり傷ができております。
その傷によって、膝に腫れが起き、膝裏を圧迫することで膝裏痛を起こしている場合が多いです。
そのため、膝内部の傷を治すことが最優先となります。
もちろん、サポーターを長期間着用すれば、筋力が落ちてしまいます。
しかし、筋力低下を防ぐために、痛みがない範囲で内側広筋の強化を同時進行で行っていけば、大きな問題にはなりません。
このように膝内部の傷を改善させるためにも、上手にサポーターを活用しなければ、膝裏痛は治りづらくなってしまいます。
膝裏痛が治りづらい人の特徴③:痛みを伴うマッサージや筋トレを行っている
膝裏痛が治りづらい人の3つ目の特徴は、痛みを伴うマッサージや筋トレを行っていることです。
逆を言えば、痛みを伴うマッサージやストレッチ、筋トレを行っていない人は膝裏痛が治りやすいです。
- 膝裏が痛い時、とりあえず膝裏をマッサージしよう!
- 膝裏に対するストレッチをしよう!
- 筋トレをして力をつけよう!
と考えられる方がいらっしゃいます。
ですが、それらの行為が膝裏痛の症状を悪化させてしまう原因となる場合があります。
先ほどもお伝えしたように膝裏痛があるときは、膝内部のどこかに傷が出てきる状態です。
例えば、
- 足の骨をおっている状態で足の筋肉をつけるために筋トレをしたらどうなるでしょうか?
- 足が折れている状態で、筋肉を伸ばすストレッチをしたらどのような状態になると思いますか?
- 骨折の症状が悪化してしまいますよね?
なぜなら、骨折している部分に負担がかかり治りづらくなってしまうからです。
膝裏痛がある時も同様です。
マッサージやストレッチ・筋トレなどで痛みが出るということは、マッサージなどを行っている部分の傷が広がっている状態です。
膝内部のどこかに傷がある状態で、痛みを伴うマッサージや筋トレを行うことは傷を広げる行為となってしまうんです。
簡単に言えば、傷口をたわしでゴシゴシしているのと変わらない行為となります。
つまり、痛みを伴うマッサージやストレッチは膝裏痛を悪化させて、治りづらくしてしまう原因となるので行ってはいけません。
膝裏痛を治すための具体的な対策
それでは最後に膝裏痛がなかなか治らない時に具体的にどのような対策をしたら良いのかを3つ解説していきます。
膝裏痛改善方法①:膝サポーターをしっかり活用する
1つ目の対策は膝のサポーターをしっかり活用するということです。
先ほども解説したとおり、膝裏痛が強い時は安静が大切となります。
なぜなら、膝内部のどこかに傷ができており、腫れによって膝裏痛が起きている可能性があるからです。
特に痛みが出始めの最初の2週間は安静を保つためにサポーターを使用することが治りやすくするためのカギとなります。
使用していただくサポーターは膝裏痛の原因にもよりますが、お皿周りをしっかり固定してくれてかつ、軽く横側を支えてくれるようなサポーターがオススメです。
※ご紹介しているサポーターについては、こちらにて詳しく解説しておりますので是非膝のサポーターを使用してみてください。
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膝裏痛改善方法②:膝や足首の機能を改善させる
2つ目の対策はしっかりと膝を伸ばし切ることと足首の機能を改善させることです。
先ほども解説した通り、膝が伸び切らないと、膝が内側に入ってしまいます。
そのことがきっかけで膝裏に負担がかかり、膝裏痛を引き起こしてしまいます。
それを回避するためには、膝を伸ばし切るはたらきがある「内側広筋」を鍛えていかなければいけません。
内側広筋の太さを早期に改善していかなければ、治りづらくなる原因の一つとなります。
サポーター固定も非常に大切ですが、サポーター固定だけだと内側広筋がどんどん細くなってしまいます。
可能ならば同時進行で内側広筋も改善していくことが大切となります。
また足首の捻挫後の後遺症や扁平足などのトラブルもあると膝裏痛を助長してしまう要因となります。
そのため、足首に対してもしっかりとケアを行っていかなければいけません。
膝裏痛改善方法③:マッサージやストレッチ・筋トレを今すぐやめること
3つ目の対策は痛みを伴うマッサージやストレッチ・筋トレは今すぐやめることです。
膝裏痛の原因となっている膝内部の傷が、マッサージや筋トレなどの外力によって広がってしまうからです。
また痛みをともなうマッサージはただ単に痛みを痛みで上書きしているだけの行為となります。
これは愚策以外の何者でもありません。
早く膝裏痛を治すためにもそのような行為は今すぐやめてください。
※もしある程度膝裏痛が軽減して、マッサージをしても良い時期になってきたら、ぜひこちらの記事をご覧ください。膝裏痛を引き起こす原因の筋肉をほぐすコツを詳しく解説しておりますのでぜひご参考にしてください。
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まとめ
今回は膝裏痛が治りづらい人の特徴3選についてまとめました
POINT
- 原因を特定していない人は膝裏痛が治りづらい
- サポーターを活用していない人は膝裏痛が治りづらい
- 痛みを伴うマッサージや筋トレを行っている人は膝裏痛が治りづらい
膝裏痛を治すためには下記の3つの対策を行うことがベストです。
- 膝裏痛がある時は膝のサポーターでしっかり固定する
- サポーター固定と同時進行で内側広筋や足首の筋肉を鍛えていく
- 痛みを伴うマッサージやストレッチ、筋トレを今すぐやめる
これら3つは、膝裏痛を早く治すために必要不可欠な要素となりますので是非実践してみてください。