この記事で分かること
- 膝裏痛を解消するための寝方
- ご紹介する寝方が、なぜ膝裏痛を解消しやすくするのかその理由について
膝裏痛があるとき、皆様はどのように対処していますか?
多くの方は、マッサージや筋トレなどをしているかと思います。
実は、それ以外にもやることはたくさんあります。
特に見落としがちなのが、寝るときの体勢です。
人生の⅓はベッドで寝ていますよね?
それだけ長い時間、ベッドの上にいるという事は、寝ている時の負担も減らせれば、膝への負担が軽減しやすくなるという事になります。
寝ている時間、つまり、1日の1/3を回復に使えるようになれば、膝裏の痛みも33%早く改善することになるのです。
そこで、今回の記事では、寝ている時の膝裏痛を改善するために、寝る時の体勢について、詳しく解説していきますので是非最後までご覧ください。
関連動画:膝裏の痛みは寝ながら治す!
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膝裏の痛みを33%早く改善するための寝方➀:膝下にタオルを入れる
膝裏痛を改善するための寝方の1つ目が、仰向けで膝の下にタオル入れて寝ることです。
膝裏痛の原因には、
膝裏痛の原因
- 膝の腫れ
- 筋肉の硬さ
などがあります。
特に痛みが出はじめの頃は、膝の腫れによって、膝裏の痛みがでやすいです。
なぜなら、膝が腫れてしまうと、膝が伸びなくなるからです。
膝に腫れがあるという事は、膝の内部に傷があることになります。
人間の身体は、どこかに傷ができると、その周囲は硬くして守ろうするのです。
つまり、膝の内部に傷ができると、膝の周りの筋肉が硬くなってしまいます。
これは、傷がより悪化しないための防御反応となります。
痛みがある膝は、守ろうとしているので、伸びなくなります。
それでは、膝が伸びないまま、仰向けで寝るとどうなるでしょうか?
少し分解しながら、考えていきましょう。
まず重力の影響で、膝が伸びる方向の力が加わります。
次に、膝自体は、傷を守るために膝を曲げようと力を入れてしまいます。
そして、寝ていてもリラックスできず、膝の痛みが改善しづらくなるのです。
では、膝に力がはいってしまっている状態をどうしたらよいでしょうか。
実は、タオルやクッションが役に立ちます。
タオルやクッションを使って、膝とベッドと間のスキマを埋めてましょう。
膝下の隙間を埋めることによって、膝が伸びようとするのを防ぐことができるからです。
つまり、膝がリラックスした状態なるので、膝裏痛の解消につながりやすくなります。
もし仰向けで寝る事が多く、膝裏に痛みが出てしまう方は、ぜひ膝の下にタオルもしくはクッションを挟んで寝ていただくことをオススメします。
また、膝の下に挟むものは何が適切かと言いますと、幅のあるクッションです。
なぜなら、タオルの場合、点で膝を支えることになるからです。
点で支えてしまうと、いれている場所が痛くなったり、十分に膝を支える事ができません。
しかし、幅の広いクッションだと、面で膝全体を支えることができます。
面で膝をささえると、圧力が分散されて、痛みがでることはほとんどありません。
またタオルよりも膝をしっかり支えられるので、膝の安静を保ちやすくなります。
程よい高さと幅のあるクッションをお持ちの場合は、タオルよりもクッションを使用して寝ていただくことをおすすめします。
膝裏の痛みを33%早く改善するための寝方➁:膝の間にクッションをはさむ
膝裏痛を改善するための2つ目の寝方が、横向きで、膝の間にクッションをはさむ方法です。
実は、横向きで寝ると、膝は内側に入ってしまいます。
膝が内側に入ると、膝がねじれてしまうのです。
具体的に説明すると
膝が内側にはいると
- 大腿骨(膝より上の骨)は、内側にねじれる
- 脛骨(膝より下の骨)は、外側にねじれる
膝がねじれた状態になると、膝窩筋と呼ばれる筋肉が伸ばされてしまいます。
つまり、横向きで寝てしまうと、脛骨が外側に捻じれて、膝窩筋に負担がかかってしまうのです。
膝窩筋に負担がかかる影響で、膝裏痛が起きてしまいます。
もっと言えば、膝裏の痛みが回復しづらくなってしまうのです。
膝裏の痛みを悪化させないためにも、横向きで寝る時は、クッションを挟んで寝ることが大切です。
クッションをはさんで横向きで寝ることで、膝窩筋に負担がかかりづらくなり、膝裏の痛みの解消につながるので、是非お試しください。
※また膝裏の痛みを解消するためには、マッサージも非常に効果的です。寝る体勢だけでなく、こちらの記事にて紹介しているマッサージを行ってみて下さい。膝裏痛の原因となる筋肉をほぐすだけで、痛みが改善しやすくなりますので、ぜひご覧ください。
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まとめ
今回は、膝裏痛を33%早く治すための、2つの寝方について解説しました。
POINT
- 仰向けで寝る時は、膝の下にタオルやクッションを挟んで寝る
- 横向きで寝る時は、膝の間にクッションを挟んで寝る
膝裏痛がある時は、膝が伸びないことがほとんどです。
そのため、膝とベッドとのすきまを埋めてあげることが大切となります。
また横向きで寝る時は、膝が内側に入って負担をかけてしまう場合があるので、クッションを挟んで寝るようにしましょう。
自分に合った寝方を行えば、膝裏の痛みが改善しやすくなるので、是非ご紹介した寝方をお試しください。