まずはじめに、皆様は「お金」がほしいですか?
とんでもない質問から始めましたが、多くの方は、「お金」は欲しいと思っているはずです。
僕も「お金」はほしいです!
ですが、ここ5年、その気持ちはだんだんと薄れてきて、「必要以上にはいらないな」と思うようになってきました。
なぜ、そのように思うようになったのか?というと、
お金を追い求めすぎると、その跳ね返りが絶対来るからです。
自分の場合は、その跳ね返りは健康トラブルという形ででました。
そのときはじめて、身体を壊してしまうぐらい、あくせくと働いていたんだなと気づいたのです。
頑張って働いているときは、気づきません。
なぜなら、周りを見ずに「仕事」に集中しているからです。
まわりだけでなく、自分の「大切な体」が悲鳴を上げているのにも関わらず、それすら気付かない状況だったのに、愕然とした記憶があります。
お金というものは大切です。
ですが、1番ではないと思うのです。
僕にとっての話ですが、1番はやはり自分の「身体」ではないでしょうか?
それと同じぐらい、家族も大事だと思っています。
しかし、現代人の多くが、健康よりも「お金」に目が行きがちになっています。
それはなぜでしょうか?
今回は、その答えとなるものが、信州善光寺大勧進第103世貫主 瀧口 宥誠 氏の著書
を参考につづっていきます。
西洋と東洋の文化の違いは「物」と「こころ」
西洋の文化と東洋の文化。
その違いはなんでしょうか?
大雑把に言えば、
- 物を大切にするのが「西洋」
- 心を大切にするのが「東洋」
ではないでしょうか?
西洋は物と心を別物に考え、東洋は物と心を一体に考えるそうです。
そのため、日本人のものづくりには心が込められています。
また、西洋は物がいっぱいにある方が豊かだと思い、東洋は精神的に充実したら満足するそうです。
現在の日本人は、物が豊富になると心も豊かになると考えがちです。
しかし、「清貧に甘んずる」という言葉があるように
行いが正しければ、貧しくたっていいじゃないか!
という精神の方がいいのではないでしょうか?
物を欲する気持ちには、際限がありません。
満たされれば、もっと、さらにもっととなってしまいます。
まさに、自分もお金を稼ぐために、もっと仕事を!さらに仕事を!という状態に陥っていたのかと思います。
お金持ちよりも人もちが大切だよ!
37歳になって、今でも思い出す言葉があります。
それが「お金持ちよりも人もちが大切だよ」
実は、26歳の時、3か月だけ仕事をしながら、鍼灸の学校に行っていました。
その時に、10歳上の同級生に言われた言葉です。
安易なことに「職場の給料よりも稼ぎたい」という考えで、学校と仕事をやめて、開業しました。
しかし、稼ぎたい・もっと豊かになりたいという気持ちは、際限なく出てきてしまいます。
まるでコントロールが効かない車のごとく。
暴走を始めた車の末路は、前述した通りです。
健康トラブルという事故を起こしてしまいました。
お金も確かに大切です。
しかし、日本人にとっては、人との関わり・心持ちがとても重要かと。
「お金持ちよりも人もちが大切」
あれから10年経って、間違いないなと、しみじみ感じます。
人のために、何かをするというのが日本人、いや、人としての本来の生き方なのでしょう。
それが「お金」というものに執着しすぎると、心がなくなり、身体のトラブルが起きてしまうのかと。
※もしこの記事を読んでいるお客様で、物が豊富になると、心が豊かになると考えていらっしゃるなら、ぜひこちらの本を読んでみてください。信州善光寺大勧進第103世貫主 瀧口 宥誠 氏がどのようなメンタリティーで過ごすと、幸せになるのか?を説いてくれています。皆様のお役に立つと思うので、ぜひ手に取って読んでみてください。
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人のために生きればいい
amzn.to
おわりに
愛知から長野に来て、今年で3年経ちますが、仕事量は、約半分になりました。
半分になったから、収入も半分になったのか?というとそうではありません。
少し減ったぐらいで、大きく変わらない程度です。
自分がつらくない範囲で、お客様のために働いていると、「お金」というものは、巡り巡って手元にやってきます。
長野に来て、それに気づきました。
お金というものに執着するのをやめて、いかに長野に住んでいる人にフォーカスするのか?を考えて仕事をした方が、幸せのようです。
ぜひ皆さまも、人のために生きるような人生にしてみてはいかがでしょうか。