明日は休みだ!今週の仕事はすごく疲れたから、たっぷり寝て、疲労を回復しよう!という方はめちゃくちゃ多いのではないでしょうか?
僕もずっとこのような考えをもっていました。ですが、『休養学』の観点から言うと、「たっぷり寝る」だけでは休養にならないそうです。
これを読んだ時、衝撃を受けました。確かに思い返すと、たくさん寝たからと言って、身体が気だるいことは多々ありました。特に妻と結婚する前は、休みの日になると疲れているからという理由で、とんでもなく寝ていました。ですが、週初めはやはり身体のだるさは取れない状態でした。
妻と結婚して、休日に登山へいったり、街にお出かけしに行ったりするようになってからというもの、週初めの疲労は激減しています。そう思うと、以前より寝ていないのにもかかわらず、疲労度は間違いなく今の方が少ないように感じます。
この理由について
という書籍に詳しく書かれておりました。
これは、痛みの改善などの身体のケアの観点からも共通した点が多々あったので、久々にしっかりとつづって皆様にお伝えしていこうと思った次第です。
そこで今回の記事では、慢性的な疲労で悩まされている方に向けて
- なぜ人はつかれてしまうのか?
- どのような休み方をしたら、効果的に休む事ができるのか?
について「休養学」という学問をもとに詳しくお伝えしていきます。
データをみると日本人は笑えるほど疲れている人が多い!
勤勉でまじめ!これが日本人の良い所です。
しかし、その反面、休み方がへたくそと言う部分があります。冒頭でもお伝えしたように、寝ることだけが、休養ではありません。これについては、また後程解説していきます。
就労者10万人を対象とした疲労の調査に関するデータによるとなんと約8割が疲労を抱えて生活をしているそうです。これはめちゃくちゃ驚くべき数字です。
深刻化する日本人の疲労 ~全国10万人調査が映し出す現代社会の課題~ | 一般社団法人日本リカバリー協会
10人に「調子はどうですか!?」と聞けば、そのうちの8人が「いや~、ちょっと疲れています・・・」と答える世の中ということなので。これで健康に暮らしなさいと言うほうが難しいと思えるほどのストレス社会ですね、今の日本は。
どうしてこのような現状になっているのでしょうか。それには理由があります。
休まないのが美徳であり文化
1つ目が、未だに「休まないのが美徳」とされているから。
先ほどもつづりましたが、勤勉でまじめ!それが故に、働きバチのように常に働き続けてしまう人が多いです。
また風潮的に、「疲れているのが当たり前」という認識になっています。あいさつで『お疲れさまでした!』っていうじゃないですか?これが最たる例ですよね。疲れているの・・・当たり前じゃん??的なやつになっています。もうこれは日本の文化と言うしかないです。
さらには、「疲れているから休みます!」と言いづらい環境でもあります。これは当店のお客様でも同じことをおっしゃっていた方がいました。疲れて休みたいな・・・でも、上司に言うと嫌な顔をされる。休むと他の人に迷惑がかかってしまう。的な感じで。
人の目までも気にしてしまうのが日本人らしいですよね。
日本の風潮的には、休む=さぼることや怠けることだと思われがちです。そのため、休むことが悪であると考えている人が多いのも事実かと。
これらの影響で、日本人の8割の人は「疲れている」状態になっているそうです。
でも、意外と日本の休日って多いんです。
では、日本人は本当に働きすぎているのでしょうか?休みが少なすぎて、疲れているのでしょうか?統計を見てみると実はそうでもありません。
世界的な労働時間の年平均が1752時間であるに対して、日本の年間労働時間は1607時間と145時間も少ないとされています。
つまり、意外と日本は休日が多い国なのです。このことから、休日の多さ=疲労度という訳ではないという事がわかります。なにかの問題が、根底にあるからこそ、多くの人が疲れている状態になっているのではないでしょうか?
疲労の「真犯人」はこいつだった!
そもそも疲労というものはなんなのでしょうか?
それは「体を動かしたり、頭を使ったりすることで、本来の活動能力が下がった状態」のことだと言われております。
では、疲労を生み出す原因はなんなのか?
それは「ストレス」です。
ストレスと聞くと、「仕事で嫌なことがあってストレスだな」とか「友達とケンカしてしまって、ストレスになっている」とか「満員電車に乗るのはだるくてストレスだよね」など、多くが『嫌だけど我慢するしかないもの』に対して使う言葉になっています。
休養学では、ストレスをもっと幅広い意味で「肉体的・精神的な疲労の原因になるような外的刺激はすべてストレスである」と定義されているようです。
簡単に例えると、今朝ー7℃でめちゃくちゃ寒かったですよね!という時は、単純に寒さがストレスになっています。その他にも、食事を作る工程も心理的・肉体的な負荷がかかるので、一種のストレスととらえることができるのです。
ここでストレスを与えるものを「ストレッサー」と呼びます。このストレッサーには5つの種類があるのです。
- 物理的ストレッサー:寒さ、暑さ、騒音、混雑など
- 科学的ストレッサー:公害、薬物、化学物質など
- 心理的ストレッサー:不安、緊張、怒り、悲観など
- 生物学的ストレッサー:細菌、感染、ダニなど
- 社会的ストレッサー:家族関係、友人関係など
つまり、外が暑いだけでもストレスですし、薬物を摂取すだけでもストレスに感じてしまいます。さらには、会議で資料の発表がある時や悲しい出来事が起きた時、友人とのトラブルもストレスとして身体にのしかかってくるようです。
これらのストレスが掛かり続けることによって、疲労が蓄積されていくのです。特に現代社会は日々ストレッサーに囲まれて生きています。そのため、このストレッサーをどのようにコントロールするかが疲労の回復に大きく関わってくるようです。
ストレスが人を弱らせ病気を招くもと
ちなみにストレスがかかりつづけると、人間の免疫系統が働かなくなってしまいます。その理由は、「コルチゾール」というホルモンがばんばん出てしまうからです。
コルチゾールというのは、人にストレスがかかった時に分泌されるホルモンで、『抗炎症作用』を持っています。抗炎症作用なら、めちゃくちゃ良いホルモンじゃん!炎症を沈めてくれるんでしょ?と思われるかもしれません。
しかし、必ずしも良い方向に働くわけではないのです。
身体に痛みやかゆみなどのトラブルがおきると炎症反応を起こします。これは有害な細菌やウイルスを排除するために免疫機能を働かせるためです。
例えていうなら、免疫機能は火事を消す消防士のようなものです。ちなみに、炎症が起きたとき、サイトカインという通報者が、免疫を呼んでくれます。
つまり、人間の体は、防御反応として炎症を起こして、自らその炎症をおさえようとする2つの機能を持っているのです。
ここで、コルチゾールが働くと何が起きるかと言うと、
抗炎症作用によって、熱や痛みを一時的にしずめてくれます。しかし、それだけではなく、サイトカイン(通報者)の動きまでも止めてしまうのです。
そうなってしまうと、火事がおきているのに、誰も通報しないし、誰も火を消してくれないとうカオスな状態になってしまうのです。
結果、火事が放置されて結構ヤバい状態になります。つまり、病気になりやすくなるのです。
疲れを見て見ぬふりをしていませんか?
身体が痛いときや熱があるときは、その反応を無視することはありません。しかし、疲労に関しては、無視したり、この程度ならまだ大丈夫かと軽視してしまう方がめちゃくちゃ多いです。
疲労も身体の痛みや熱と同じで「重大な警告」となります。つまり、病気につながるサインでもあるのです。
そんな疲労感を無視できる要因の一つとして、一時的にマスキングできてしまうからだそうです。
マスキング=上から覆い隠すこと
つまり、「この仕事は頑張らないといけないから、疲れたなんて言ってられない」といった使命感や「これをやり遂げたら、家でごちそうが待っているぞ」などの褒賞への期待によって、疲れを覆い隠すことができるのです。勤勉でまじめな日本人に起こりがちな事だと思います。
疲労をマスキングして、見て見ぬふりを続けると、疲労の蓄積が始まります。こうなると、少し休んだだけでは疲労が回復しません。回復までに相当な時間がかかってしまうのです。
実はこの状態を経験した事があります。今は長野で整体院をやっていますが、10年前整体院をはじめた時は愛知でした。その時の営業時間がなんと11時~23時。
今思うとバカな営業時間の設定をしていたなと思ってしまうのですが、当時は何もかもが初めてで、かつ必死過ぎてあまり頭が回っていなかったのかと思います。まぁ、人間必死にやれば、お客様もくるようで、そこそこ忙しい日々を送っていたことを覚えております。
さて、長時間労働でかつ、人として寝る時間なのにもかかわらず働いているとどうなるでしょうか?言わなくてもお察ししていただけると思いますが、慢性的に疲労が抜けない状態になってしまったです。
一番疲れているなと感じたのが、髪の毛です。開業前は、ピンピンと寝癖がついていたのにだんだんと髪の毛に元気がなくなっていきました。しまいには、本当にぺったんこに。まるっきりコシのない髪に変貌したことを覚えております。それに気づいて、方向転換してなえれば、ストレスによって20代後半ではげ散らかしていたかもしれせん。
必死さや使命感から、身体の疲労を無視し続けると、どれだけ若くても病的な状態になるのだなと感じた瞬間でした。
カフェインも疲労をごまかす要因となる!
疲労をマスキングしてしまう要因は、責任感ややりがいだけではありません。コーヒーやエナジードリンクに含まれている「カフェイン」もマスキング効果があるのです。
人は活動する際、エネルギーを使います。エネルギーを使うと燃えカスがでるのです。もちろん体にはその燃えカスを持っていく乗り物があります。
この燃えカスを持っていくときに、覚醒物質である「ヒスタミン」の放出が抑制されて眠くなります。
しかし、カフェインを摂取すると、カフェイン自体が燃えカスを運ぶ乗り物に乗ってしまいます。すると、燃えカスは運ばれないのでヒスタミンの放出がつづきます。そのため、カフェインをとると眠くならないのです。
ちなみに燃えカスが残って蓄積し続けると、強烈な眠気と疲労感を引き起こしてしまうのです。カフェインでマスキングし続けると、カフェインから離れられない理由がここにあります。
ちなみに、僕は去年コーヒーをやめ、カフェイン断ちの生活をはじめました。理由としては、カフェインによって、体力の前借をし続けているなと感じたからです。自分の性格上、無理してしまうことが多いので、コーヒーなどでブーストをかけてしまうと壊れるまで走り続けてしまいます。。。
去年それをものすごく痛感したので、思い切ってやめることにしました。
もちろんコーヒーは今でも大好きです。付き合いでカフェにいくときは飲みます。けれどもそれ以外では、極力コーヒーや緑茶などは口にしないようにしています。このように言うと何を楽しみに生きているの?と言われることが多いです(笑)
でも、カフェインレスをはじめたことによって、身体の正直な反応を感じられるようになりました。例えば、ぐっすり眠れるだとか、朝スッキリ目が覚めるだとか、お昼になってもパフォーマンスが下がらなくなったとか。
ごまかされていた部分が表面に出てきた感じで、本来はこうあるべきものだったんだと感じる日々です。
意外と「どんなふうにカフェインを断ったんですか!?」と質問をされることが多いので、これに関してはまた「カフェイン断ちの体験記」としてどこかで綴っていこうかと思っております。
疲労をごまかし続けた先には・・
誰しもめちゃくちゃ忙しい時は、コーヒーやエナジードリンクを飲んで乗り切った経験があるのではないでしょうか?
しかし、疲労をマスキングしつづけると待っている先は「バーンアウト(燃え尽き症候群)」です。
このバーンアウトは12段階に分けられます。
第1段階は「もっと成果をださないといけない」という強迫観念にかられます。そして、さらに第3段階になると休憩や睡眠、食事、交友関係など自分をケアすることを後回しにするようになるそうです。
さらに進行して、第7段階になるとコミュニケーション自体がおっくうになるなど、いわゆる「ひきこもり」状態になります。そして、最終的にうつ状態を経て、何もできなくなるバーンアウトに達してしまいます。
これは現場で働いていると本当にその通りだと感じます。仕事ばかりで休みなく働いている人ほど、段階的にうつになっていくようです。
10年前にうつを発症してしまったお客様からこのように言われたことがあります。
「精神は静かにむしばまれていくんだよ」と。
これはおそらく本人が気づかないうちに、バーンアウトに達してしまったことをおっしゃっていたのかもしれません。
死神が持っている鎌がのど元をかき切るとバーンアウトになるようです。しかも、気づかないぐらい静かにです。
そのため、死神に悪さをさせる前に、疲労としっかりと向き合わないといけないのです。言い換えれば、いかにストレスを誤魔化さず向き合って、しっかりとコントロールするか。いかにストレスを受けた身体をリカバリーするかが大切になります。
もしこれができなければ、もし疲労をごまかし続ければ、どんな屈強な方でも待っている先はバーンアウトです。
自律神経を制する者が疲労を制す
さまざまなストレッサーからストレスを受け続けたら、まず反応する場所が自律神経です。この自律神経が乱れることによって、目の疲れや肩こりなどが発生します。これらの症状がある時点で、身体はすでにストレスによって疲れている状態になっているのです。
つまり、自律神経の知ることによって、疲労を回復させる近道になるのは間違いありません。
そのために知っておくべきことは「サーカディアンリズム」です。サーカディアンリズムを簡単に説明すると、身体に備わっている24時間周期の体内時計のことです。そのおかげで多くの方は昼間にしっかり活動でき、夜はぐっすり眠れます。
自律神経はこのサーカディアンリズムを自動的に調整する神経なのです。
具体的には、
朝起きると、興奮と緊張の神経である交感神経が働き、血圧・心拍・体温が上昇します。そして、活動的になるのです。一方、胃や腸などは動きを抑制するようになります。
この交感神経の働きは、お昼ごろにピークになり、夜にかけてだんだん下降していきます。そして、夕方頃になると、リラックスの神経である副交感神経が活発になっていくのです。その働きで、筋肉はやわらかくなり、血管もひろがるので、血圧はさがります。そのかわり、腸の動きなどが活発になっていくのです。ちなみに、夜に腸がしっかりと動かないと翌朝便秘になりやすいとの報告があります。
このように交感神経と副交感神経は12時間おきに切り替わるようにできており、サーカディアンリズムを支えています。
このように見ると、しっかり休むためには、夜に副交感神経がちゃんと働くことが大切であることが分かります。
そうは言っても、難しいのが現実です。仕事や家庭のことで心配事があったり、イライラしたり、夜に息抜きと称してスマホをダラダラと見てしまう事が多々あります。そのことによって、寝る時間になっても交感神経が優位のままで、緊張状態が続いている人が多いのです。
終いには、どうやったらリラックスできるのかが分からなくなります。その結果、肩こりや眼精疲労が起きてしまうのです。さらに疲労が蓄積すると不眠やうつなどが発症してしまいます。
これらのことから、『疲労を制するにはまず自律神経を制する』ことからはじめなければいけません。
疲れの4タイプ|あなたはどれに当てはまる?
先ほどお伝えした自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキというような表現をされることが多いです。
アクセルやブレーキの効きの良しあしで、疲れを4つのタイプに分類する事ができます。
疲れの4分類
- アクセルもブレーキもばっちり効く「バランスタイプ」
- ブレーキの危機が悪い「がんばり屋さんタイプ」
- アクセルの危機が悪い「だらだらタイプ」
- アクセルもブレーキも効かない「ぐったりタイプ」
では、それぞれの特徴を簡単に紹介します。
バランスタイプの特徴
交感神経と副交感神経がしっかり働く理想的なタイプです。このような人は、昼にしっかり活動でき、夜はしっかりできる状態なので、疲れてもすぐに回復できる状態です。
全く問題ない人たちであり、疲れで悩んでいる人たちが目指すべき場所でもあります。
がんばり屋さんタイプの特徴
現代人のほとんどがこのタイプではないかと言われています。簡単に言えば、頑張りすぎている人です。悪く言えば、身体をリラックスさせることがへたくそな人です。
このタイプの人は、昼夜問わずエネルギッシュに動きます。しかし、勘違いしてはいけないのが、この状態が一生続くわけではないということです。休み方を知らない人はいずれどこかで動けなくなります。
がんばり屋さんがやってしまう間違いの一つとして、夕方頃に交感神経を活発にさせてしまう事です。例えば、帰ってからパソコンを開いて仕事をする。夜にジムに行って身体を鍛えるなどなど。
先ほどもお伝えした通り、本来は夕方になれば、副交感神経が働きリラックスモードになります。それをはねのけ、交感神経をバンバンに活動させて戦闘モードにしているのががんばり屋さんの特徴です。
交感神経が活発になれば、夜もしっかり休むことができません。結果疲労が蓄積しすぎて、バーンアウトします。
そうならないために、夜に刺激的なことをしないように心がけなければいけません。例えば、運動は朝に行う。パソコン作業も早起きしてからやるなど、交感神経が高ぶる作業は夜に行わずすべて朝に行った方が賢明です。
だらだらタイプの特徴
副交感神経が優位で、交感神経が働きづらいため、活動的になれない人です。今一つしゃっきとせず、昼間から横になることが多いのが特徴。
このようなタイプの方はむりに予定を詰め込みすぎるとかえってストレスになります。そのため、これだけはやろうと決めた予定をこなすようにすると交感神経が活性化しやすくなるそうです。
ぐったりタイプの特徴
交感神経も副交感神経も働かないので、エネルギッシュに活動する事ができません。また、それほど動いていないのにすぐに疲れてしまうのも特徴です。
このような方は規則正しい生活を心がけて、交感神経と副交感神経を活性化させることを目指した方が良いです。
これらの4つのタイプは本来の資質もありますが、ほとんどが生活習慣によるものです。「バランスタイプ」以外の方は、生活習慣を見直して、疲れてもすぐに回復できる状態にしていくことが大切となります。
そもそもの休養の考え方に間違いがあり多くの人は満充電できていない現実
まず多くの方が、休養に対する考え方を間違えているそうです。
どのように間違えているのかというと、
「活動」→「疲労」→「休養」
この3つのサイクルになっていると勘違いしているのです。
動いて疲れたんだから、休めば回復するじゃん!という考えでは、しっかりと休養がとれません。スマホで言うと100%充電ではなく、50%そこそこしか充電されないようです。なので、多くの日本人は「疲れた」と言っていることが多いのかもしれません。
では、どのようにしたら、満充電になるのでしょうか?
休養の対義語は「活力」です。
つまり、上記のサイクルに活力を加えた
「活動」→「疲労」→「活力」→「休養」
というサイクルを作り出すことが満充電への道となります。
活力は、あえて自分になんらかしらの負荷をかけることで高まる性質があります。なぜなら、疲れている時に適切な負荷を加えて、しっかり休むことで、ストレスをかける前より体力がつくという「超回復」が起きるからです。あくまでも、過負荷ではなく、適切な負荷が大切です。疲れたら、休みつつ、適度に負荷をかけるのが休養のミソです。
活力に関して、ちょっとよく分からない説明だったかもしれないので、例をあげます。
例えば、今まで仕事終わりにすぐ帰って寝ていたのを、仕事が終わって家に帰ったら、疲れない程度に15分間散歩をする。これは肉体的な負荷となり活力の源です。
また、休みの日に、木材を買って椅子を作るのに挑戦する。というのも、ある意味肉体的や精神的な負荷になります。
はたまた、普段あまり読書をしない人が、簡単な本を手に取って読むというのも一種の負荷です。
つまり、活力を生み出す負荷と言うのは、何かしら簡単に挑戦できるものであり、楽しむ余裕があるもののことをさします。これが嫌なことであれば、ただのストレスになってしまうので注意が必要です。
そのため、ただ仕事をして疲れて帰って寝るよりも、仕事後にあえて少し読書をしてから(活力を生み出すもの)寝たほうが、本当の休養になります。そして、満充電ができるのです。
「3つの休養モデル」これができれば疲労を感じづらくなる!
さて、長くなりましたが、皆様が知りたかった正しい休養のとり方について解説していきます。
休養には大きく3つの分類に分けられます。本当は7つあるのですが、めちゃくちゃ長くなるので気になる方は、
を手に取ってご確認ください。
さて、その3つの分類と言うのがこちらです。
- 生理的休養
- 心理的休養
- 社会的休養
それぞれ簡単に解説していきますね。
生理的休養とは?
これは身体に関わる休養のとり方です。
いわゆる身体を休めるための睡眠や、活力を生み出すための運動、日々のエネルギーを生み出すための食事が含まれます。
簡単に言えば、自律神経の乱れがおきないように、しっかり食事をして、仕事以外に適度な運動をする。そして、程よい疲労感になったら、夜更かしをせずに寝る。さらには寝坊をせずにしっかりと朝早くに起きる。これらの一連の流れが生理的休養です。
めちゃくちゃ当たり前なことですよね。でも、毎日栄養のあるものを作って食べるのは大変な作業です。適度な運動や無理のない読書などをルーティンにするのも難しいかと思います。さらに、スマホの誘惑に勝ち、床に就くのは至難の業かと。
当たり前なことを当たり前に行うのは、実はとても難しい事なのです。特に現代社会では。それをどのように習慣化していくかが疲労を蓄積さえないコツになるのかと思います。
心理的休養とは?
心理的休養とは、親交をはかったり、自然のものに触れることによって、心を静めることです。
例えば、友達とカフェに行っておしゃべりをする。飲みの席で親交を深める。ペットとじゃれあって癒される。はたまた、森林浴にいく。ハイキング・トレッキングにいくなど、自然にふれることも心を休ませる休養になります。
そして、この心理的休養が、現代社会で一番不足している休養ではないでしょうか?
では、人とコミュニケーションとらないと休養にならないのか?と思われるかもしれません。ですが人とのかかわりが苦手な人もいると思います。そのような方は、代わりに、音楽に浸るとか、本に没頭するとか、ほどほどならゲームに熱中するなどでも心理的な休養を得られるそうです。
ようは、心もしかりといたわってあげないと本当の休養にはならないのです。
社会的休養とは?
これは単純に環境を変えることを指します。
引っ越しや転職などの大掛かりなものではなく、部屋のレイアウトを変更するとか、着ている服を新しくするなどを指します。
最たる例が旅行です。
普段と全く違う環境に身を置くことによって、気分をリセットし、疲労を軽減する効果があります。
3つの休養タイプがありますが、それぞれを組み合わせることによって、相乗効果が発揮します。
つまり、身体だけを休ませるよりも、身体と心に気をつかって休養したほうが、疲労回復効果が2倍にも3倍にもなるのです。組み合わせはたくさんあります。むしろ無限大です。自分の状態にあった休養のタイプの組み合わせを見つけることが大切なので覚えておきましょう。
その点、僕は妻と結婚できてよかったかと思います。妻のおかげで、身体や心だけでなく、社会的な休養まで取れるようになったので。
まとめ
長くなりましたが、最後にまとめます。
日本人は非常にまじめな性格です。それがゆえに働きバチ並みに働きすぎてしまいます。そして、慢性的な疲労を抱えている国民だと言われているのです。
しかし、労働日数の観点から見ると、意外と世界平均よりも休んでいるようです。では、なにが疲労を作る原因なのか?それは、休むのが下手くそという特性があるからです。
日本人の多くが、休みになると家でゴロゴロしています。しかし、海外のお客様の話を聞くと、休日だからこそ、どこかに遊びに行くんだよ!とおっしゃる方が多いです。
また仕事に対しても、日本人は仕事のための仕事をしていることが多いです。(僕が最たる例ですが)
しかし、海外の方は、休日を楽しく過ごすために仕事をやっているんだよ!とおっしゃることが多いです。
そのため、休みだからと言って、一日中家で過ごしたり、ベッドから離れない生活を送っっていると実は休んでいるようでしっかり休めていないのです。充電されてもせいぜい50%程度。満充電にはいたりません。
満充電にするためには、活力を生み出すための何かに取り組んだ方が賢明です。
それが、「軽い運動」だったり、「読書」だったり、はたまた「旅行」だったり。
人間は、何か楽しみがあるからこそ、生きる力が強くなるのかと思います。ただ疲れたからといって、床に伏していれば、疲労は抜けず病気になる未来へと一直線に向かってしまいます。
健康な人生を歩むためにも、
「働く」→「疲れる」→「活力をだす」→「しっかり休む」
という循環を作らないといけません。そのことだけは覚えておいてください。
上記のあたり前なことをしっかり習慣化できれば、疲労に悩まされることのない人生が手に入りますのでぜひ今日から実践していただければ幸いです。
ちなみに、今回の記事を読んで、しっかりと疲労を回復したい!もっと休養学について学びたい!と思われた方はぜひこちらの本を手に取ってみてください。すぐに読めて、その日から実践できる内容が書かれております。そして、日々を健康にかつ快適に過ごすためのヒントが詰まっているので超オススメです。
\疲れている方の強い味方!!/
この一冊で慢性的な疲労が解消されます
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最後の最後に、あとがきです。
今回どうしてこのような疲労についての記事を書いたのかというと…
どこか痛い時の改善方法と、休養学の考え方がとても似ていたからです。僕が日頃お伝えしたい内容が、しっかりと文章として表現されていたので、これは皆様に伝えなければ!と思ったからです。
身体の痛みを改善させるための原則は…
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実はあと1300字程度続くので(笑)
ここから、内容が気になる方や身体の痛みの解消について詳しくしたい方だけ読み進めてください。僕へのチップ代わりに読んでいただければ幸いです。