登山の時にトレッキングポールをつくメリットや物理的な負担の軽減については以前記事にてお伝えしました。
トレッキングポールをつく事は荷物が増えたり、出し入れが辛かったりと大変な側面もあるのですが、怪我をしづらくなる、足への負担が軽減するという多大なメリットもございます。
しかし、せっかく山へ持って行ってもそのトレッキングポールを上手に使えなければ、やはり身体への負担も増加してしまいます。
その為、今回は登山の時にグーンと楽になるトレッキングポールのつき方について解説していきます。
※記事を読む時間が取れない方には以下の動画もオススメです。 動画の中ではトレッキングポールのつき方を柔YAWARAが解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
トレッキングポールをついて歩くと逆に大変なんだよね
よく「登山で杖をつくととても歩きづらいんだよね」と仰られる方がいらっしゃいます。しかし、そのような方の多くはトレッキングポールのつき方が悪いか、もしくはフィッティングの方法が悪い可能性がございます。
トレッキングポールのフィッティング方法としては、小さく前習えをして45°肘を下げた位置が平地でのトレッキングポールの高さとなります。登るときはこの基本の高さよりも短く、降るときは基本の高さよりも長く調整をします。
※トレッキングポールの調整方法に関してはこちらの記事で詳しく解説しておりますので是非ご参考にしてください。
登山の時に使うトレッキングポールの長さはあっていますか?詳しい調整方法を解説します | 柔 YAWARA|岡崎市の肩こり・腰痛・膝痛専門整体
トレッキングポールを快適に使い身体の負担を軽減する2通りの使い方
実はトレッキングポールのつき方には大きく2通りの方法があります。一つが常にトレッキングポールと足の2点で歩く方法、もう一つが日本のトレッキングポールと足の3点で歩く方法です。
常時2点で歩く方法を解説
山の尾根やなだらかな傾斜を歩く時に適しています。
・片側の杖を出すと同時に反対側の下肢を前に出す。反対側も同様に行っていく。これを繰り返します。
常時3点で歩く方法を解説
傾斜のきつい登り坂や下り坂に適した歩き方です。
・両方の杖を前に出すと同時に片方の足を出す。反対側の足は普通に前に出していく。これを繰り返します。
※解説したトレッキングポールのつき方で最も大事なのは、リズミカルにつけるかどうかです。まずは平地でうまく手足を連動させてストックをつけるように練習していく必要があります。
トレッキングポールのつき方についてまとめてみよう
今回は登山の時にグーンと身体が楽になるトレッキングポールのつき方について解説しましました。
・杖が合わないという人のほとんどがフィッティングやつき方が間違っている。
・常時2点歩行は平地やなだらかな斜面で役に立つ歩き方である。
・常時3点歩行は斜面が急な時に役に立つ歩き方である。
トレッキングポールのつき方が上手になるだけで、圧倒的に登ったり降ったりするのが楽になります。また登山に伴う捻挫や膝の痛みなどのトラブルも減少するので是非こちらの記事を参考にして実践してみてください。