- 膝の裏の痛みの原因について
- 膝の裏の痛みの特徴について
- 膝の裏の痛みの場所について
膝が痛いという訴えには様々な種類のものがある。
特に膝の裏に痛みが出てしまう方が多いようだ。
その原因としては筋肉の張り・関節の腫れ・ベーカー嚢腫という特殊なものまである。
膝の裏の痛みを解決する為にもまずは原因を特定することが非常に大切になるので、膝の裏の原因について詳しく解説していくとする。
膝裏の痛みの3つの原因は関節の腫れ・筋肉の張り・ベーカー嚢腫だ
主な原因はこの3つである。
- 筋肉の張りによる痛み(腓腹筋の痛み・膝窩筋の痛み)
- 膝の関節に水が溜まっていることによる(腫れによる)痛み
- ベーカー嚢腫による痛み
ちなみに膝の裏の痛みはこのような場所に出現する。
特に膝の裏が痛くなっている時は、膝の腫れが出現している人が多い。
その場合のほとんどが膝の内側にも痛みを出されている方がいらっしゃる。
※膝の内側痛に関する詳しい原因についてはこちら記事を是非ご参考にしてください。
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以下に膝裏の痛みの原因について解説していく。
筋肉の張りによる膝裏の痛みについて
膝裏の痛みで多いのが筋肉の張りによる痛みである。
膝裏につく筋肉は足の影響を受けることが多い。
偏平足による構造の変化や歩きすぎなどの物理的な負担によって、膝の裏が痛くなることがある。
特に
- 腓腹筋
- 膝窩筋
と呼ばれる筋肉に張りが生じて痛みを出すことが多いようだ。
以下にこれら二つの筋肉が痛くなった場合の痛む場所をご紹介していく。
腓腹筋による膝裏の痛み
多くの場合は歩きすぎや走りすぎによる足の負担に影響を受けて腓腹筋が張ってしまう事によって痛みを出すことが多い。
膝窩筋による膝裏の痛み
多くの場合は膝の怪我による膝の正常な動きが困難になることによって痛みを出すことが多い。
また偏平足などの足の変形による影響も受けやすい筋肉が膝窩筋である。
水が溜まっていることによる痛み
膝内部に傷が出来てしまうと膝の中に水が過剰になる。
そのことによって膝の内部の関節包が水でいっぱいになってしまう。
多量の水が膝の裏を圧迫してしまう事で膝裏に痛みを出してしまう方がいらっしゃる。
ベーカー嚢腫による痛み
本来膝に水がたまると、その水は膝の組織に吸収される。
しかし、ごくまれにたまった水が吸収されずに行き場をなくしてしまう現象が起きる。
その状態になると水が膝の後ろにとどまってしまう。
そのような現象をベーカー嚢腫と呼ぶ。
この状態は水が溜まっているときと同様で、膝の後ろに痛みが生じやすくなる。
まとめ
今回は膝裏の痛みの3つの原因について解説した。
- 膝の裏の痛みは筋肉の痛みもしくは水が貯まることによる痛みが多い。
- 筋肉の痛みを出す場所は腓腹筋・膝窩筋である。
- 水が貯まる原因としては、膝へ負担がかかり、膝の内部が損傷してしまうからだ。
- ごくまれにベーカー嚢腫と呼ばれる現象によって膝の裏に痛みを出してしまう。
膝の裏の痛みの原因には色々な種類がある。
その為、改善する為にはまず原因を特定しなければならないことを知っておいてほしい。
この記事が膝裏の痛みでお困りの方にお役に立てれば幸いだ。