この靴は履くな!膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴BEST3

投稿日:2023年11月29日 更新日:

膝の痛み

はい、理学療法士の長尾です。

この記事で分かること

  • 変形性膝関節症で膝が痛い時、絶対に履いてはいけない靴の特徴
  • 変形性膝関節症などで膝が痛い方にとってどのような靴がよいのか?

こんにちは!理学療法士の長尾です。今日は変形性膝関節症で膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴について詳しく勉強していきましょう!

変形性膝関節症で膝が痛い方には以下の共通点がございます。

それが「足に合っていない靴を履いている」といった点です。

膝の痛みと靴は全く関係性がないのでは?思われる方が多いです。

ですが、膝と靴には大きな関係性があります。

結論からお伝えすると、足に合っていない靴を履き続けてしまえば、変形性膝関節症による膝の痛みは間違いなく悪化してしまいます。

逆を言うと、足に合った靴を履くだけで、変形性膝関節症による膝の痛みが改善しやすくなるんです。

それぐらい普段履いている靴は非常に重要となります。

そこで今回は変形性膝関節症で膝が痛い方に向けて絶対に履いてはいけない靴について解説していきます。

※こちらの記事はこの参考文献を基に作成しております

Moderate-Heeled Shoes and Knee Joint Torques Relevant to the Development and Progression of Knee Osteoarthritis

変形性膝関節症に対する足の調査と靴指導の評価-足のサイズとウィズが適合したスニーカーの効果-

【関連動画】【変形性膝関節症⑧】膝が痛い時に絶対履いてはいけない靴BEST3

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絶対履いてはいけない靴第3位:踵の高い靴

変形性膝関節症で膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴の第3位が踵の高い靴です。

踵の高い靴の代表としては「ハイヒール」や「ビジネスシューズ」があります。

文献によれば、

約4cmのヒールがある靴を履いて歩くだけでも、踵をつく時とけり出す時に膝にO脚方向への負担がかかってしまう

Moderate-Heeled Shoes and Knee Joint Torques Relevant to the Development and Progression of Knee Osteoarthritis

とされております。

これは踵を高くすればするほど、より膝にO脚方向への負担がかかるようです。

また、踵の幅に関しても、ビジネスシューズのような幅広の物であろうが、ピンヒールのように狭いものであろうが、O脚方向への負担はさほど変わりがないそうです。

そのため、幅が広いものなら踵があるやつでもいいでしょ!と思わないようにしてください。

そもそも変形性膝関節症で膝が痛い方は、膝が伸びきっておりません。

変形の初期は膝が伸びきらない事で、膝が内側に入りやすくなります。

そして変形性膝関節症の症状が進行するにつれてだんだんとO脚方向へ変形していきます。

つまり、ただでさえ膝はO脚方向への負担を受けているのにも関わらず、踵が高い靴を履くことによって、さらにO脚方向への負担が増してしまうんです。

これでは膝がより変形して痛くなってしまいますよね?

そのため、変形性膝関節症で膝が痛い時は踵が高い靴を履かないように気をつけて頂くことが大切となります。

絶対履いてはいけない靴第2位:踵のない靴

変形性膝関節症で膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴の第2位が踵がない靴です。

踵のない靴の代表例がサンダルとなります。

日本人の靴を脱ぎ履きする生活様式を考えると、サンダルは非常に楽な履物です。

ですが、変形性膝関節症で膝が痛い方は踵のない靴やサンダルは履かないようにしてください。

理由としては、人の歩きは踵をつく時が一番大事だからです。

踵がしっかりしている靴であれば、かかとが着いた時に、床の反発によってスムーズにつま先まで重心移動ができます。

ですが、サンダルやスリッパでは、かかとを着いた時に踵のホールドがないので、床の反発を前へ推進するためのエネルギーに変えることができません。

つまり、効率よく踵からつま先へ重心移動ができないんです。

効率よく重心移動ができないとどうなるのか?といいますと、けり出す時に指を握りすぎてしまう場合が多いんです。

指を握りすぎてしまうと、長母指屈筋とよばれる足の裏から内くるぶしの後ろ側を通る筋肉がだんだんと固くなってしまいます。

すると指が反らなくなり、小指側荷重になってしまうんです。

けり出す時に小指側荷重になってしまえば、膝にO脚方向への力が加わります。

つまり、膝の変形が進み、痛みがでやすくなるのです。

また、踵のある靴を履いていたとしても、踵を潰して、踵がふにゃふにゃになっている場合は履かないほうが賢明です。

なぜなら、靴の踵にあるヒールカウンターと呼ばれる踵を支えてくれる部品が潰れてしまっているからです。

踵を潰すことが多い靴では、ヒールカウンターがしっかりと機能しません。

つまり、歩く時に踵が安定せず、効率よく歩けなくなるんです。

これでは、踵があったとしてもサンダルと何ら変わりがございません。

これらのことから、変形性膝関節症で膝が痛い時は絶対に踵のない靴を履かないようにしましょう。

※また以前こちらの記事にて親指の硬さと膝の痛みの関係性について詳しく解説しました。足の親指が反らない人は合わせてご覧下さい。

知らなきゃ損!親指が反らないと膝の痛みは9割悪化する

変形性膝関節症と診断された方の足に着目すると多くの方に共通点がございます。 それが 親指が反れない外反母趾扁平足 などで ...

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絶対履いてはいけない靴第1位:サイズの合っていない靴

変形性膝関節症で膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴の第1位がサイズの合っていない靴です。

実は変形性膝関節症の方の多くが足のサイズに合った靴をはいていません。

多くの方が扁平足や外反母趾も伴っているので、足が幅広になっています。

そのことで、自分の足の幅よりも広いサイズの靴を好んではく傾向があるそうです。

文献によれば、

変形性膝関節症になっている方は足の本来の幅よりも広いものでかつ足の長さ+10㎜よりも小さい靴を履く人が多い

変形性膝関節症に対する足の調査と靴指導の評価-足のサイズとウィズが適合したスニーカーの効果-

とされております。

では、

  1. 靴の幅が本来の足の幅よりも広いとどうなるのか?
  2. 靴の大きさが本来の足の長さ+10mmより小さい靴を履くとどうなるのか?

この2点について解説していきます。

1.靴の幅が本来の足の幅よりも広いとどうなるのか?

まず靴の幅が本来の足の幅よりも広いとどうなるのか?と言いますと踵がぶれて、膝への負担が大きくなります。

靴は幅が大きくなるにしたがって、踵の空間も大きくなる傾向があります。

自分の足の幅よりも大きいものを選んでしまえば、必然的に踵がぶかぶかになってしまう靴になるんです。

そのような靴を履くと踵が安定せず、歩くときにぶれてしまいます。

そして、踵と連動して膝もぶれてしまうので、変形性膝関節症による膝の痛みが増してしまうんです。

それだけでなく、足の前にも負担がかかるので外反母趾などがおきてしまいます。

外反母趾が起きてしまうと靴にあたって痛くなりやすいです。

それが嫌で、より幅の広い靴を選んでしまうことで、踵が不安定になり、さらに膝に負担がかかってしまいます。

変形性膝関節症になっている方はこのような負の連鎖に陥っていることが非常に多いので覚えておきましょう。

2.靴の大きさが本来の足の長さ+10mmより小さい靴を履くとどうなるのか?

靴の大きさが本来の足の長さ+10mmより小さい靴を履くとどうなるのか?といいますと、足の指が使いづらくなり、膝に痛みが出やすくなってしまいます。

足の実寸より+10㎜の大きさの靴を履くということは、足を使うためのスペースを確保するという意味合いもあります。

足の指を使うスペースがなければ、ぎゅっと握ったままの状態であるいてしまいます。

足の指が握ったままになると 上手にけりだしができなくなります。

そして、だんだんと小指側荷重でけり出すようになります。

小指側荷重になってしまえば、膝の内側に負担がかかり、膝の痛みが強くなってしまうんです。

そのため、靴の大きさが本来の足の長さ+10mmより小さい靴を履くことは避けましょう。

このように足のサイズと横幅が合わない靴を履くことは、変形性膝関節症による膝の痛みを悪化させてしまう原因となってしまうので注意が必要です。

変形性膝関節症の方に良い靴とは?

最後に変形性膝関節症で膝が痛い方にとってどんな靴が良い靴なのか?について解説していきます。

変形性膝関節症の方にとって良い靴というのは「足のサイズと横幅にあった靴」となります。

もちろん踵がしっかりしているものが大前提です。

  • 基本的には足の実寸+10mm 
  • 足の横幅に合わせた靴

が最適とされております。

良い靴を選ぶためにも、まずは自分の足のサイズと横幅の大きさを知る必要があります。

その調べ方を簡単にご紹介していきます。

まず足のサイズの測り方を解説していきます。

紙を用意して地面においてください。

次に紙の上に乗ります。

紙のはしに踵を合わせて乗りましょう。

その状態で指の一番長い部分に印をつけます。

私の場合は親指となります。

人によっては人差し指が一番長いという人がいらっしゃいますので、かならず一番長い指での先端に印をつけましょう。

印をつけたら、紙の端から、印までの距離をはかります。

それが、自分の足のサイズとなります。

必ず両足測ってください。

次に足囲と呼ばれる足の周径の測り方について解説していきます。

まずメジャーを用意してください。

そして、素足で地面に立ちます。

親指のつけね~小指のつけ根までの周径を測っていきます。

測定した値が自分の足の横幅の大きさとなります。

この計測結果をもとにどのようなタイプの靴が良いのかを調べていきます。

足位の求め方はこちらの表をご参照ください。

この表はあくまでも目安です。

この値を知っておくだけでも、靴を選ぶときの失敗がなくなります。

日本人の足の特徴としては、甲高や幅広と言われております。

そのため、日本人の足の特徴を良く知っている日本のメーカーの靴を選ぶと靴選びの失敗が格段と少なくなります。

代表的なのが

・ミズノ

・アシックス

です。

またニューバランスもおすすめです。

ニューバランスはアメリカのメーカですが、元々は整形外科で扁平足を治療する為の矯正シューズを販売するメーカーだったそうです。

そのノウハウが取り入れられているので、日本人の足にもフィットしやすいと言われております。

そのため、この3つのメーカーの靴で自分の足のサイズ+10mmと自分の足の幅にあった靴を選んでいただければ、靴選びの失敗が格段に減ります。

また、膝の痛みが強い時は以下のようなサポーターで固定して安静に保つことが非常に大切となります。

こちらのサポーターはベルクロやパテラキャップによってさらに膝を安定させてくれます。

さらには膝の両側にある柔らかいコイルバネによって、膝の横揺れを軽減してくれるサポーターです。

変形性膝関節症の方にオススメの膝のサポーターの詳細は以下のサイトに記載しておりますので膝の痛みでお困りの方は是非ご参考にしてください。

理学療法士イチオシ!軽度な変形性膝関節症や膝の痛みにオススメの「膝サポーター」

理学療法士イチオシ!軽度な変形性膝関節症や膝の痛みにオススメの「膝サポーター」

理学療法士イチオシ!軽度な変形性膝関節症や膝の痛みにオススメの「膝サポーター」

まとめ

今回は変形性膝関節症で膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴について解説しました。

POINT

  • 変形性膝関節症の方が絶対に履いてはいけない靴1位:足のサイズと横幅が合っていない靴
  • 変形性膝関節症の方が絶対に履いてはいけない靴2位:踵がない靴
  • 変形性膝関節症の方が絶対に履いてはいけない靴3位:踵が高い靴

足は人間が唯一地面と接している場所です。

その足支えるのが靴となります。

足に合っていない靴を履き続けてしまうと、足が不安定となり膝に大きな負担をかけてしまうんです。

仕舞には、膝の変形を助長してしまう事になるので、適切な靴を履くことが非常に大切となります。

冒頭でも解説しましたが、足に適した靴を履くだけで、膝への負担が軽減します。

膝への負担が軽減すれば、変形が進行しづらくなり、痛みも改善しやすくなるのです。

ファッションは足元からだ!と言いますが、膝の痛みの解消も足元から始めていく事が大切なので覚えておきましょう。

この記事で皆様の膝の痛みが改善されれば幸いです!お大事になさってください。

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

長野県長野市在住。2015年8月愛知県岡崎市にて整体院「柔YAWARA」を設立。2021年6月に長野県長野市にて『Seitai Zen繕』を設立した理学療法士。Zen繕にて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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