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膝痛を悪化させる絶対に履いてはいけない『悪魔』の靴の特徴とは!?

この記事で分かること

  • 変形性膝関節症による膝痛を悪化させる靴の特徴
  • 変形性膝関節症による膝痛を改善させるための靴の選び方
Zen先生
Zen先生

こんにちは!理学療法士の長尾です。今日は変形性膝関節症による膝の痛みを悪化させる靴について勉強していきましょう!

変形性膝関節症になっている方は自分の足に合っていっていない靴を履いていることが非常に多いです。

膝が痛いと言っているのにも関わらず、普段からサンダルを履いていたり、靴ひものない脱ぎ履きのしやすい靴を履いています。

これでは、足からの負担によって変形性膝関節症による膝の痛みが軽減しません。

それぐらい膝が痛い方にとっては、適切な靴を履くという事が重要なのです。

逆をいえば、適切な靴さえ履いていれば、膝の痛みが解消しやすくなります。

そこで今回は、変形性膝関節症の膝の痛みを悪化させてしまう靴と痛みを改善してくれる靴の特徴を詳しく解説していきます。

※こちらの記事はこの参考文献を基に作成しております

・変 形 性 膝 関 節 症 に 対 す る 足 の 調 査 と靴 指 導 の 評 価 -足 の サ イ ズ と ウ ィズ が適 合 した スニ ー カ ーの 効 果-

【関連動画】あなたはどっちを履いていますか?膝痛を悪化させる「悪魔の靴」と膝痛を改善させる「天使の靴」【変形性膝関節症⑩】

記事の内容はこちらの動画でも解説しておりますのでぜひご覧ください。

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変形性膝関節症の膝痛を悪化させる靴の3つの特徴

まず変形性膝関節症による膝の痛みを悪化させてしまう靴の特徴を3つ解説していきます。

膝痛を悪化させる靴➀サイズが合っていない

膝の痛みを悪化させてしまう靴の特徴の一つ目がサイズが合っていない靴です。

特に靴の横幅が合っていない方が非常に多いです。

文献によれば、変形性膝関節症になっている方は足の本来の幅よりも広いものでかつ足の長さ+10㎜よりも小さい靴を履く人が多いそうです。

変 形 性 膝 関 節 症 に 対 す る 足 の 調 査 と靴 指 導 の 評 価 -足 の サ イ ズ と ウ ィズ が適 合 した スニ ー カ ーの 効 果-

これには2つの理由が考えられます。

理由の1つ目が日本の文化の影響です

そもそも日本人は欧米人と違い、家の出入りで靴の脱ぎはきをするという文化があります。

その影響で家から出る時、家に入る時、靴の脱ぎ履きが煩わしいと感じる方がほとんどです。

わざわざ一回一回、靴ひもを締めなおすよりも、すぐにはけて、すぐに脱げる履き物を好みやすいんです。

実はこれが幅の広い靴を選んでしまう理由であると考えられるんです。

理由の2つ目が変形性膝関節症の方の足の特徴です。

変形性膝関節症になっている方の多くは扁平足外反母趾などの足のトラブルも発生しております。

扁平足や外反母趾などの足のトラブルが起きてしまうと足の幅が非常に広くなってしまいます。

つまり、必然的に幅の広い靴を選んでしまいがちなんです。

靴を脱ぎ履きする文化や扁平足や外反母趾などの足のトラブルがあることから、自分の足よりも幅広い靴を好んでしまいます。

ですが、この選択が変形性膝関節症による膝の痛みの悪化を招いてしまうんです。

なぜなら、足の幅が広い靴を選べば選ぶほど、踵の部分が広くなってしまいます。

つまり、踵をしっかりとホールドできなくなるんです。

踵が固定されなければ、歩く時に足がブレてしまいます。

足がブレれば、膝への負担も大きくなるので膝の痛みが悪化しやすいんです。

これらの事から、足のサイズが合っていない靴は膝の痛みを悪化させてしまいます。

膝痛を悪化させる靴➁靴ひもや踵がない

膝痛を悪化させてしまう靴の特徴の二つ目が靴ひもや踵がない靴です。

なぜなら、靴ひもがない靴は足と靴をフィットさせることができずに足がブレてしまうから。

例え、サイズがジャストフィットしていたとしても、靴ひもがない靴では歩いている時に足が靴の中で動きやすくなってしまいます。

靴の中で足がブレてしまえば、膝に負担がかかってしまい、膝痛を悪化させてしまうんです。

靴ひもがあったとしても、脱ぎ履きしやすいように靴ひもをしっかりと結ばないというのも靴ひもがない靴と同じだと考えて下さい。

踵がない靴に関しては、踵が安定せずに、膝に負担を与えてしまいます。

靴のかかとは、ヒールカウンターと呼ばれるパーツによって、踵を支えてくれる働きがあります。

しかし、踵がない靴やサンダルでは踵を安定させることができません。

踵が安定しなければ、床からの反発を前へ進む力に変えることができなくなります。

そして、足がぶれてしまうので、膝に負担がかかりやすくなります。

その事により膝に痛みが出てしまうのです。

これらのことから、変形性膝関節症の方は靴ひもや踵がない靴をはくと膝の痛みが悪化してしまいます。

膝痛を悪化させる靴➂寿命がすぎた靴

膝痛を悪化させてしまう靴の特徴の3つ目が寿命が過ぎてしまった靴です。

実は寿命が過ぎてしまった靴を履いていると膝に負担がかかって、膝の痛みが強くなってしまいます。

皆様はどのような基準で靴を買い替えているでしょうか?

多くの方が「見た目でボロボロになってきたから」という理由で買い替える人が多いと思います。

ですが、靴にも寿命があります。

その寿命を過ぎてしまうと、かかとの部分がつぶれやすくなります。

また、靴底もすり減ってしまうので、歩く際に負担がかかりやすくなるんです。

では、靴寿命はどのくらいか?といいますと、約500kmと言われております。

成人の1歩の幅はおよそ0.7mです。

歩数で換算すると約71万歩になります。

つまり

  • 一日4km歩けば、約4カ月
  • 一日1万歩あるけば、約2カ月弱

で靴の寿命を迎えてしまいます。

上記以外にも、踵をつぶして歩いてしまったり、靴ひもをしっかりと結ばずに歩いてしまえば、より一層寿命を向かえるのが早くなってしまいます。

変形性膝関節症の方のお話を聞くと

  • 1年以上同じ靴を履いている。
  • 靴ひもを結ぶのがめんどくさくて、結んでいない。
  • 踵を潰してしまう事が多い。

などのお声を耳にします。

先ほどもお伝えしましたが、靴の寿命がつきてしまうと、足を支えられなくなります。

足が支えられないと足がぐらついてしまい、膝への負担が大きくなってしまうんです。

その事により、変形性膝関節症による膝の痛みが悪化してしまいます。

これらのことから、変形性膝関節症の方は寿命が過ぎてしまった靴をはくと膝の痛みが悪化してしまいます。

膝痛を改善させる靴とは?

実は変形性膝関節症による膝の痛みを改善させる靴には3つの特徴がございます。

その3つの特徴を解説していきます。

膝痛を改善させる靴➀サイズとウィズが合っている靴

膝の痛みを改善させる靴の特徴の1つ目はサイズとウィズが自分の足に合っている靴です。

ウィズとは足囲とよばれる足の前の周径の事です。

そもそも変形性膝関節症の方は、膝が不安定になっていることで痛みが出ています。

膝の不安定を改善させるために、まず膝に負担をかけないようにする事を考えなければいけません。

そのためには、足のサイズとウィズにあった靴を選ぶ事が大切です。

先ほども解説しましたが、サイズが合っていない靴は非常に足がグラグラしてしまいます。

それに連動して、膝に負担を与えて痛みがでてしまうんです。

逆を言えば、足がグラグラしないぐらいフィットした靴であれば、膝への負担がかかりづらくなります。

膝への負担が減れば、自然治癒力が上回り、膝の痛みが改善しやすくなります。

では、適切な靴の大きさについて解説します。

  • 靴のサイズ:足の実寸+5mm~10mm
  • 靴のウィズ:足のウィズに合わせた大きさ

が適切となります。

特に靴を選ぶとき、足のサイズしか気にされてない方が多いようです。

最近では足のウィズの表記をしている靴屋さんが多くなってきております。

そのため、自分の足の実寸とウィズを知っておくことが非常に大切です。

足の実寸とウィズの測定の方法は以前こちらの記事にて詳しく解説しましたので是非ご参考にしてください。

参考記事
この靴は履くな!膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴BEST3 - ZENLOG|肩・膝・腰の痛み解決ブログ
この靴は履くな!膝が痛い時に絶対に履いてはいけない靴BEST3 - ZENLOG|肩・膝・腰の痛み解決ブログ

はい、理学療法士の長尾です。 この記事で分かること 変形性膝関節症で膝が痛い時、絶対に履いてはいけない靴の特徴 変形性膝関節症などで膝が痛い方にとってどのような靴がよいのか? 変形性膝関節症で膝が痛い

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膝痛を改善させる靴➁靴ひもと踵がある靴

膝の痛みを改善させる靴の特徴の2つ目は靴ひもと踵がある靴です。

いくら適切な靴を履いていたとしても、靴ひもがなければ、足がグラグラして膝に負担をかけてしまいます。

踵が無ければ、踵がグラグラして膝に負担をかけてしまいます。

確かに靴ひもがないものや踵がない靴は脱ぎ履きはしやすいので好まれる方が多いかもしれません

ですが、変形性膝関節症の方は脱ぎ履きは二の次にしてください。

膝の痛みを改善させたいのならば、最優先は膝の安定です。

つまり、足がグラグラしない履き物を選ぶ事が重要なんです。

また、サイズが適正で、靴ひももあり、踵もしっかりしている靴を選ばれたとしても、靴ひもを緩めてしまうという行為はやめて下さい。

靴ひもを縛らなければ、結局靴にフィットせずに足がグラグラしてしまいます。

そして、膝に負担をかけてしまうのです。

そのため、面倒くさくても毎回靴ひもをしばる習慣をつけてください。

これらのことから、変形性膝関節症による膝痛を改善させたいのであれば、靴ひもと踵がある靴を選んだほうが賢明です。

膝痛を改善させる靴➂経年劣化していない靴

膝の痛みを改善させる靴は経年劣化していない靴です。

サイズもピッタリで、靴ひもと踵がある靴を選んだとしても、靴自体の寿命が尽きていれば、足が不安定になってしまいます。

結果、膝の痛みが悪化してしまうんです。

物である以上、経年劣化は避けられません。

踵を潰さないようにいくら丁寧に履いたとしても、500kmを目安に靴を買い替えることをおすすめします。

それだけ、変形性膝関節症で膝が痛い方は、足元にシビアになった方がよろしいんです。

膝のサポーターで膝を固定して安静に保っても、足元がぐらぐらしていれば、最終的には膝に負担がかかってしまいます。

先ほども解説しましたが、変形性膝関節症で膝が痛い時はいかに膝に負担をかけずに自然治癒力が働きやすい環境にするか?が重要なんです

これらのことから、変形性膝関節症で膝の痛みを改善させるためには、

  • サイズとウィズが足に合っている靴
  • 靴ひもと踵がある靴
  • 経年劣化していない靴

を履くことが大切となるので覚えておきましょう。

おまけ:変形性膝関節症にオススメの靴

最後おまけに変形性膝関節症で膝が痛い方にオススメの靴を解説していきます。

まず一つ目がニューバランスです。

ニューバランスはアメリカのメーカーですが、元々整形外科で扁平足の治療をするための矯正シューズを販売するメーカーだったそうです。

その影響で、足の幅が広い日本人に合った靴が非常に多いのです。

特に変形性膝関節症の方は扁平足や外反母趾になっている方が多いので、ニューバランスがオススメとなります。

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2つ目はビルケンシュトックです。

ビルケンシュトックはドイツのメーカーですが、足の医学に基づいて作られております。

ドイツは日本よりも数段足病医学が進んでおり、その集大成とも言えるのがビルケンシュトックです。

先ほど、サンダルは踵がないからダメだとお伝えしました。

ですが、このビルケンシュトックのサンダルはこのようなアーチ構造と踵のヒールカップが存在しております。

特にヒールカップが踵を包み込んで、しっかりと安定させてくれるんです。

その効果で、足のベルトさえしっかりしめれば、踵が無くても歩きやすく、膝への負担も軽減します。

そのため、ビルケンシュトックは変形性膝関節症の方にもオススメとなります。

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特に扁平足が強い方は、ニューバランスを

足のトラブルがなく、膝に痛みがあるだけの方はビルケンシュトックを

おすすめします。

まとめ

今回は変形性膝関節症による膝の痛みを悪化させる靴について詳しく解説しました。

POINT

  • 自分の足に合った靴を履く。
  • 靴ひもをしっかり締める。
  • 寿命が尽きる前に靴を買い替える。

これらつの事が変形性膝関節症による膝痛改善のために非常に重要

変形性膝関節症による膝の痛みは、膝が不安定で負担がかかっていることによって生じてしまいます。

つまり、膝に負担をかける原因を取り除けば、自然治癒力が働き、痛みが改善しやすくなるんです。

ですが、足元を支える靴がまったく足に合っていなかったり、靴の中で動いてしまっていると、足がグラグラしてしまいます。

足がグラグラと不安定になってしまうと、膝に大きな負担をかけてしまい、悪化を招いてしまうのです。

その状態を避けるためにも、上記のPOINTをぜひ実践していきましょう!

Zen先生
Zen先生

この記事で皆様の膝の痛みが改善されれば幸いです!お大事になさってください

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