この記事を読むと分かること
- 膝の痛みで、仰向けで寝れない時の寝方について
- 膝の痛みが、より悪化してしまう寝方について
理学療法士の長尾です。今回は、変形性膝関節症などの膝の痛みで、仰向けで寝れない時の寝方について詳しく解説していきます。
実は、膝に痛みがでてしまうと、4人に1人は夜間痛が起きてしまいます。
夜間痛とは
寝ている時に、膝が痛くなり眠れない状態のこと
夜間痛が起きてしまうと、高確率で睡眠障害がおきてしまいます。
さらには、寝れないと、膝の痛みも回復しづらくなるという「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
そのため、今回の記事では、
- ぐっすり眠れるようになるための「仰向けの寝方」
- 仰向けで寝る時にやってはいけないこと
について詳しく解説していきますので、是非最後までお付き合い願います。
関連動画:膝が痛くて仰向けで寝れない時の「至高」の寝方
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仰向けで寝れない時はこの寝方が1番!「至高の寝方」は膝下にクッションをいれること!
仰向けで寝ると膝の痛みで眠れないときの寝方について詳しく解説していきます。
方法は非常に簡単です。
膝の下に、幅の広めのクッションをいれて寝るだけです。
もし膝の下にクッションをいれても、膝が痛い方は、痛い方の骨盤の下にタオルをいれましょう。
膝下にクッション+痛い方の骨盤の下にタオルをいれることで、かなり眠りやすくなります。
膝が痛い時の寝方には、2つのPOINTがございます。
- 膝下には「幅の広い」クッションをいれること
- クッションの高さは楽な高さを選択すること
- 骨盤の下にいれるタオルの高さも調整する
それぞれ解説していきます。
寝方のPOINT1:幅の広いクッションを使う
至高の寝方のPOINT1が、幅の広めのクッションを膝下に入れることです。
例えば、丸めたタオルをいれると、膝とタオルの間に隙間ができてしまいます。
実は、寝具と膝の間にスキマができてしまうと、膝に力が入ってしまいます。
力が入ってしまうと、リラックスして寝れなくなるのです。
そのため、寝具と膝の間のスキマができないような、幅広いクッションを使うようにして下さい。
寝方のPOINT2:クッションの高さは力が抜ける高さに調整する
至高の寝方のPOINT2が、クッションの高さは、膝の力が抜ける高さにすることです。
変形性膝関節症で夜間痛がおきている方のほとんどが、膝がしっかりと伸びていません。
つまり、膝が曲がったままで、寝ているのです。
例え、膝の下にクッションを入れたとしても、膝が伸びないがゆえに、寝具と膝下にスキマができている場合があります。
スキマができていると、膝をリラックスさせて寝る事ができません。
そのため、クッションだけでなく、タオルを重ねて、リラックスできる高さに調整することが大切です。
特に膝が伸びづらい方は、クッションとタオルを活用して、高さを調整することが重要となります。
寝方のPOINT3:骨盤下の高さも調整する
至高の寝方のPOINT3が、骨盤の下にいれるタオルの高さも調整することです。
先ほども解説した通り、夜間痛が出ている方のほとんどが、膝が伸びていません。
膝が伸びていないと、実は骨盤のねじれが起きてしまいます。
具体的には、膝が伸びないだけで、画像のような骨盤の高さに差が出てしまうのです。
膝が痛い側では、骨盤が下がっていることが多いです。
そのため、骨盤の下にタオルを入れる際は、骨盤の高さが同じぐらいになるようにタオルで調整することが大切となります。
※変形性膝関節症などによる膝の痛みを改善させるためには、「寝方」が超重要です。睡眠がとれなければ、回復するものも回復しません。睡眠がとれるようになるためにも、まずはやってはいけない寝方を知る必要があります。なぜなら、やってはいけない寝方をさけるだけで、膝の痛みが改善しやすくなるからです。膝が痛い方にとって、絶対にやってはいけない寝方については、こちらの記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。
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まとめ
今回は、膝の痛みによって、仰向けで寝れない時の寝方について詳しく解説しました。
POINTがこちらとなります。
POINT
- 仰向けで寝る時は、膝下にクッションを入れることが大切。
- 骨盤の下にタオルをいれて、骨盤のねじれを抑制することも重要。
変形性膝関節症などで膝が痛い方は、膝がしっかりと伸びていません。
加えて、骨盤が捻じれているので、寝ている時にリラックスができず、膝に痛みを出しております。
膝の痛みを解消するためにも、まずは寝ている時に膝をリラックスさせましょう。
そのためには、膝や骨盤の下に、クッションをいれることが大切になるのでぜひ実践してみてください。