四十肩・五十肩の痛みで肩が動かせない時は体幹エクササイズを行え!

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四十肩・五十肩

四十肩・五十肩に関する記事は色々と書いているが、今回のテーマは体幹と肩である。

四十肩や五十肩の炎症期、つまりは肩の内部に傷がついてしまい、痛みが出ている時期は肩を動かす事が難しくなる。

無理やり動かそうとするものなら、肩の内部の傷が広がり、痛みがより悪化してしまう。

それを繰り返す事によって改善が遅くなり、完治までに1年や2年の月日を費やす事になる。

この炎症期は肩を安静に保つ事が最優先である。

※炎症期の肩の安静の方法はこちら記事にて詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。

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しかし、この時期にもう一つ行なっていただきたいのが体幹の動きの改善だ。

実はこの体幹の動きは肩の動きと密接に関係しているからである。

今回は四十肩・五十肩の炎症期、つまり症状が出てから2ヶ月までに行っておきたい体幹の動き改善エクササイズについて解説していく。

※柔YAWARAが動画の中で四十肩や五十肩炎症期の時に行うべき体幹エクササイズの方法を解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、その解決方法を定期的にご紹介しております。是非チャンネル登録の方もよろしくお願いします。



おさらい:四十肩・五十肩の原因

四十肩や五十肩の原因としては、肩自体の筋肉の劣化によって正常に肩が動かなくなることで、肩の骨同士がぶつかってしまい肩の内部に傷ができてしまう。

それが痛みとなって現れてしまうのだ。

また加齢と生活習慣によって体幹の動きも悪くなる事によって、肩への負担が増大してしまうのも四十肩や五十肩の原因となる。

※詳しい四十肩や五十肩の原因についてはこちらの記事にて詳しく解説しておりますので是非ご覧ください。

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肩をあげる時の胸郭や背骨の動きの重要性

冒頭でも述べたように肩の動きと「胸郭」つまり肋骨や背骨の動きは密接な関係がある。

この「胸郭」が動かないと肩を上に挙げることは難しくなってしまう。

このような文献がある。

肩関節の挙上の初期には、胸郭はほとんど動かなかった。その後、肩関節挙上角度の変化に比べると遅れて胸郭は動き、この動きのパターンは、これまで報告されている肩甲骨の動きのパターンと類似し、120°から胸郭の動きは大きくなった。

引用:肩関節挙上角度の変化における胸郭の動き

簡単に解説すると、肩を挙げる初期は胸郭はあまり動かない。

しかし、120°を超えたあたりから胸郭の動きが加わるというものだ。

これは背中を丸めてバンザイをしていただければ分かることだ。

胸郭が動かなければバンザイが出来ない。

肩の挙上不可

つまりこの胸郭の柔軟性がなければ、肩の炎症が落ち着いた時にスムーズに肩を行うことができなくなる。

または四十肩や五十肩を再発させてしまうリスクまで出てきてしまう。

その為、炎症期で肩が動かせない時期に胸郭を動かして、柔軟性を改善させ、肩が挙がる為の環境を整えておくことが大事となるのだ。

胸郭の動きを改善する体幹エクササイズ

上記の肩が挙がるメカニズムを考慮して、四十肩や五十肩の炎症期でも行える体幹のエクササイズを解説していく。

注意事項としては以下の通りとなるのでよく読んだ上で行っていって頂きたい。

注意事項

  • 肩に痛みがない範囲で行いましょう。
  • 無理やり伸ばす様に暴力的には行わないでください。
  • あくまでも動く範囲で動かしてください。
  • 肩に痛みが出たらすぐに中止してください。

体幹の回旋エクササイズ

胸郭を構成する胸椎という部分は身体の回旋の動きが得意な場所となる。

その動きを改善していくことが肩の動きにも直結してくる。

方法

  • 手をお腹の前で組もう。
  • そのまま体を左右にひねる
  • 顔を正面に向けたまま行おう!
  • 左右10回行おう!

    体幹回旋

    体幹・骨盤エクササイズ

    体幹の前後の動きも肩の動きに非常に関係している動きである。

    その為、骨盤や体幹の前後の動きを改善していくことは重要となる。

    方法

  • 手をお腹の前で組もう。
  • 身体を丸めたり、反らしたりしよう。
  • 骨盤の前後の動きを意識して行おう!
  • 前後10回行おう!

    前後エクササイズ

    鎖骨エクササイズ

    肩は鎖骨を介して体幹とつながっている。

    つまり鎖骨が動かなければ、肩は動いてこないのでしっかり動かしていこう。

    方法

  • 肩甲骨を回すように動かそう。
  • 胸の付け根と鎖骨が連結しているところを意識して回そう
  • 10回行おう!

    鎖骨エクササイズ

    ※中々改善しない四十肩や五十肩でお悩みの方はは是非一度当店にて施術を!

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    ※炎症期が過ぎたら、拘縮期へと突入します。拘縮期に行いたいエクササイズをこちらでご紹介しておりますので合わせてご覧ください。

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    まとめ

    今回は四十肩や五十肩の炎症期で肩が動かせない時期に行える体幹エクササイズについて解説した。

    POINT

    • 四十肩や五十肩の原因の一つとして体幹の動きの低下が挙げられる。
    • 体幹・胸郭の動きは肩の動きと密接に関係しており、120°以上挙げる際は胸郭の柔軟性も必要になる。
    • 胸郭の柔軟性を改善するためには前後の動きや左右の回旋の動きを改善していく必要がある。

    四十肩や五十肩の痛みは本当に辛い。

    何も知らずにストレッチを続けてしまうことで症状を増悪させてしまう人がたくさんいらっしゃる。

    それに加えて、肩の動きにばかり目が行くためか、体幹の動きの改善は全くと言っていいほど行っていない人が多い。

    肩の動きはほぼ全身運動といっても過言ではないほど体幹・胸郭の動きが関係している。

    肩が動かないから何も出来ないとは思わず、肩が動かないときこそ体幹の動きを改善していくべきである。

    もちろん炎症期の基本は肩関節の『安静』であることは忘れてはいけないことなので頭に焼き付けておこう。

    長尾 龍男
    この記事を書いた人 : 長尾 龍男

    愛知県岡崎市在住。整体院柔YAWARAを設立した理学療法士。柔YAWARAにて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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