腱板損傷になる原因とは?『肩の問題』と『体幹の可動性』に着目して

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肩の痛み

人体の中で一番不安定な関節は肩である。

その為、様々な外力の影響により肩にに負担をかけ損傷を招くことが度々ある。

その中でも多いのが『腱板損傷』と呼ばれるものである。

4つの筋肉の共同の腱である腱板が上腕骨と肩甲骨の肩峰と呼ばれる部位に挟まれ損傷してしまうものである。

以前こちらの記事にて「腱板損傷とはなんなのか?」ということについて解説した。

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こちらの記事にてぜひ「腱板」という構造物を確認した上でこちらの記事をご覧ください。

この腱板損傷は50歳以上の方なら4人に1人の割合でかかっている。

無症状の方がいれば、痛みをひどく出してしまう方もいらっしゃる。

今回は当店でも来店される人が多い『腱板損傷』についてなぜ起きてしまうのか?その原因について解説していく。

以前コチラの記事でも簡単に「腱板損傷の原因」について解説しているので合わせて御覧ください。

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何が原因で腱板は損傷してしまうのか?

まずは前回の復習を行なっていく。

腱板とは肩甲骨に付着している

  • 棘上筋
  • 棘下筋
  • 小円筋
  • 肩甲下筋

と呼ばれる4つの筋肉の共同の腱の事をさす。

腱板

腱板

なぜ、この腱板と呼ばれる4つの筋肉の共同腱が損傷してしまうのか?

これについては

  1. 肩自体の構造的な問題
  2. 体幹が肩に与える影響

という2つの観点から解説していく。

※動画の中では柔YAWARAが腱板損傷の原因について詳しく解説しております。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。



肩自体の構造的な問題が腱板損傷を引き起こす

腱板と肩については模型を使用して解説していく。

腱板については黒いテープで再現している。

腱板を再現

まず肩はこの肩甲骨のカップの上で動いている。

肩甲骨

そして肩が動く時には、肩峰と上腕骨がぶつからないように動いている。

肩の動き

スムーズな肩の動き

しかし、加齢による筋肉の劣化や投球動作のしすぎで疲労がおきていると肩は適切な動きができなくなる。

この状態に陥ると肩峰と上腕骨がぶつかってしまう。

その為、その間にある腱板が損傷してしまうのだ。

腱板損傷の原因

実はこれは肩だけに着目した時の理論である。

以下に体幹が肩に与える影響についても解説していく。

体幹の動きが肩に負担をかけ腱板損傷を引き起こす

身体全体に焦点を当てると腱板損傷の原因としては体幹の可動性の低下が挙げられる。

例えば体が反らなければ、肩は上に挙がらない。

体幹が丸まっていると肩が挙がらない

また体が回旋しなければ手を後ろに出すことは不可能である。

むしろ無理に動かしてしまい腱板に負担をかけてしまい腱板損傷を招いてしまう。

身体が回旋しないと後ろに伸ばせない

つまり、身体と肩の動きは密接な関係がある。

体幹の可動域が悪ければ、必然と肩が動きすぎてしまい、肩だけに着目した理論のように、上腕骨と肩甲骨の肩峰が衝突し腱板に負担をかけることによって損傷してしまう。

この理論は若年者に多い野球肩にも同じことが言える。

体幹の動きがスムーズでない状態で投球を行ってしまえば、肩を過度に動かしてしまい、結果腱板に負担をかける事になる。

上記の内容をまとめると肩の腱板損傷を引き起こしてしまう原因は、肩の筋肉の加齢による劣化とともに、体幹の動きが悪くなってしまうからだ。

このようなメカニズムによって腱板損傷は引き起こされてしまう。

腱板損傷の原因についての知識があれば、不慮の事故以外は腱板損傷の予防が可能となるので覚えておこう。

まとめ

今回は腱板損傷の原因について『肩自体の問題』と『体幹が肩に与える影響』という観点から解説した。

POINT

  • 加齢による筋肉の劣化や投球動作などによる肩の筋肉の疲弊などにより、肩が正常に動く事が出来なくなると肩峰と上腕骨がぶつかり、その間にある腱板が損傷してしまう。
  • 体幹の可動域が悪くなってしまうと、肩への負担が増し、腱板損傷を招いてしまう。

肩という部位は人体の中でとても不安定な関節となっている。

その為、肩の筋バランスが崩れてしまったり、体幹の可動性が低下するだけでも肩への負担が増大しトラブルを招く原因となってしまう。

それだけデリケートな部位であるという事を認識していただきたい。

特に肩の中でも腱板はその負担の影響を受けやすい部位でもあり、とても損傷しやすいので注意していただきたい。

長尾 龍男
この記事を書いた人 : 長尾 龍男

愛知県岡崎市在住。整体院柔YAWARAを設立した理学療法士。柔YAWARAにて関節のトラブル由来の肩こりや腰痛、膝の痛みのケアを提供しております。その傍、「理学療法士」として整形外科で培った知識を活かして、『障害の原因』や『予防方法』『身体のメンテナス・ケアのやり方』をこちらのメディアにてご紹介しております。僕の想いはただ一つ。【僕の技術によって皆様の「お身体」のトラブルが改善し、より良い状態になっていただく事。】 ※より詳しいプロフィールや僕の想いは運営者情報もご覧ください。

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