階段を下りる時に膝が痛む!
そんな人がこの記事をご覧になっているんではないだろうか?
実は階段の登り降りは歩く時よりも膝に負担がかかる動作である。
これは物理学的に説明ができる事実である。
階段から降りるときは重力+自分の体重が膝にかかってくる。
だからこそ、膝に負担がかかり痛みを出してしまう人が多いのだ!
今回はそんな階段を降りる時の膝の痛みの原因と改善方法をお伝えする。
この記事の目次
階段を降りる時のメカニズムを解説
階段を降りる時は、歩く時と違って体重+重力の負荷がかかる。
それに対して、人は筋肉でブレーキをかけて降りている。
このブレーキがなければ、階段から転げ落ちてしまうからだ。
ちなみに階段をのぼる時に必要なのは体重を持ち上げる力だけだ。
その為、重力の負荷がかかる分、階段を降りる時の方が筋肉や関節に負担がかかる。
階段を降りる時に痛みを訴える人が多いのはこれの理由からだ。
階段を降りる時に膝が痛む原因
以下記載した2つが大きな原因である。
・太ももの外側やお尻の筋肉が硬くなっているから
・上記の原因により膝のお皿(膝蓋大腿関節)の動きが悪くなってしまうから
要は階段を降りるときの膝への負担が太ももの外側とお尻の筋肉を固くしてしまい、お皿の動きのトラブルを招いてしまう。
このトラブルが起きると階段を降りる時に膝が痛くなってしまうのだ。
※階段昇降時の膝の痛みの原因についての詳しいメカニズムについてはこちらの記事をご参考にしてください。
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階段降段の痛みのチェックテスト
以下に階段を降りる時に膝が痛くなってしまう時にチェックしておきたい項目を記載した。
お皿の動きが悪くなっていないか?
太ももやお尻が硬くなっていないか?
是非チェックしてみよう!
膝のお皿(膝蓋大腿関節)の硬さのチェック
・お皿を持つ。
・左右に動かす。
・痛みが出ていない膝のお皿の硬さと比べ、動きが悪いかどうかをチェックする。
股関節の硬さのチェック
・股関節を曲げる。
・膝を内側に倒す。
・膝が反対側の肩を超えるかどうかをチェックする。
股関節・膝の硬さのチェック
・膝を前に出す。
・膝が内側に入っているかチェックする。
※階段を降りる時に膝が痛い人は立ち上がるときも痛みを出す人が多いです。立ち上がりのときも膝が痛い人はこちらの記事も参考になりますのでぜひご覧ください。
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階段降段時の痛み改善方法
階段を降りるときの膝の痛みは以下の順序で改善していく必要がある。
1.膝の痛みが強い時はサポーターにて膝への負担を軽減する。
2.痛みが軽減してきたら、お皿の動きを改善するために、股関節の柔軟性と膝の動きを改善していく。
膝のサポーターにて膝への負担軽減
膝の痛みが強い時はサポーターにて2週前後サポートしてあげて膝への負担を軽減させる必要がある。
下記のような筋肉を補助してあげるサポーターが非常に有効的となるので是非活用して頂きたい。
オススメの膝のサポーター
※当店の公式サイトで同様なサポーターを販売しております。サイズや着用方法、効果などの疑問などがあれば公式サイトのチャットからご質問ください。
階段降りる時の痛み解消エクササイズ
サポーターにて膝の痛みが軽減してきたら、お皿の動きを改善すし、股関節の柔軟性を出していく必要がある。
動画のようなエクササイズを行なって、お皿の動きを改善していこう。
オススメのエクササイズ
※ 動画の中では階段を降りる時の膝の痛み痛みを解消するエクササイズを柔YAWARAが実演紹介しています。YouTubeでは柔YAWARAによく寄せられるお身体のトラブルについて、それを解消するためのエクササイズを定期的に紹介しておりますので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします。
①膝回しエクササイズ×10回
②太ももほぐし
③股関節の柔軟体操×10回
上記の体操を行っても改善されない方は是非一度当店の施術を!
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まとめ
階段から下りる時に膝が痛くなる原因と改善法をお伝えした。
・階段を登るときは体重を持ち上げるだけだが、階段から下りる時は体重+重力の負荷が加わる。
・降段時は重力の負荷がかかる分だけ膝に負担がかかってしまう。
・階段から下りる時の膝の痛みの原因はお尻や太ももの外側の筋肉が固くなり、お皿の動きが悪くなるからだ。
階段から下りる時の痛みがひどい時は炎症が強く出ている時である。
その時は無理にエクササイズを行わずにしっかりとサポーターをはめて安静に保とう!
炎症が落ち着いてきたら徐々にエクササイズ等を行っていき、柔軟性と筋力を改善していくことが大切だ!
訂正:2019/03/19