四十肩・五十肩を治す為に行うストレッチは『超』やめたほうが良い!

      2017/06/20

この記事を書いている人


理学療法士 柔YAWARA
愛知県岡崎市羽根町で小さな整体のお店を営んでいる傍ら、肩こりや腰痛・膝の痛みなどでお困りの方々へお身体のケアについての情報を発信中。3度の飯よりお身体のケアが大好き。
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リライト版(2017/06/20)


現在、四十肩・五十肩で苦しんでいる人は200~300万人にも及ぶ。


正式には肩関節周囲炎という病名がつけられる。

日本では40代や50代の方に多いことから、四十肩・五十肩と呼ばれている。


四十肩・五十肩になってしまうと肩が動かない、夜中痛みが出るなどの症状が現れ、服が着づらい、洗濯物が干しづらいなどの日常生活の動作にも支障が出る。


そんな四十肩・五十肩について、症状・原因・早期に回復するために知っておきたい3つの時期をご紹介をし、なぜ四十肩・五十肩にストレッチを行ってはいけないのかをお伝えする。


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四十肩・五十肩はこのような症状が出る!



このような症状|岡崎市

・夜中の痛みで起きてしまう

・肩が挙がらない

・手が後ろに回せない

・ズボンをあげづらい

・ベルトを後ろに通せない

・服の袖に手を通すのがつらい

・洗濯物が干しづらい



最初は痛みだけだが、徐々に動きが悪くなり、日常生活にも支障をきたしてしまう。

特に肩の動きが固まったように動かない事や、夜中の痛みが特徴的である。

四十肩・五十肩になってしまう原因は?


① 肩の組織が『劣化』してしまうから



肩の組織は多くの靭帯、筋肉などで構成されている。

しかし人間は加齢に伴い、そのような組織がだんだんと劣化してしまう。

ゴムの劣化を想像して頂ければ分かり易い。

長年日光や空気にさらしたゴムは切れやすい。

これはゴム自体が劣化し、耐久性が落ちてしまうからだ。

同じように人間の身体も年を重ねれば、靭帯や筋肉が劣化し、若い頃と比べると壊れやすくなる。

②不意に肩を動かした時に損傷してしまう



現代の人はスマホやパソコン作業で、身体が硬くなっている。

その為、自分が思っているほど年々肩が動かなくなっている。


えっ!と思うかもしれないが、次のような動きで肩に損傷がおきてしまう。

・後部座席の物を取ろうとした時

・上の物に手を伸ばした時

・無理やりストレッチした時

・重たいものを持ち上げた時



その他にも肩の組織を傷つけてしまう原因が、日常生活にたくさん潜んでいる。

四十肩・五十肩には3つの時期がある!



炎症急性期

亜急性期

拘縮期



この3つの時期については下記の通りだ。

炎症急性期



期間

痛みが生じてから2週間


症状


痛みが非常に強い時期。

運動やストレッチ、牽引などえ痛みが酷くなることがある。

その為、安静を保つことが第一だ!


改善するために必要なこと


こちらの【四十肩・五十肩になって2週間以内の人必見】炎症急性期の治し方を大公開!(追記:H29 1/10)をご覧ください。

とにかく、安静が大事な時期である事は頭に入れておこう!

炎症亜急性期



期間

痛みが生じてから2~8週。


症状

徐々に傷ついた肩の組織が治ってくる時期。

それに伴い徐々に靭帯が硬くなってくる。

この時期までに管理すれば肩の動きが比較的良くなりやすい。

しかし、管理を怠ってしまうと痛みが続き、肩が動かなくなってしまう。

多くの人はこの時期に痛いことをして、肩の動きを悪くしている人が多い。


改善するために必要なこと

こちらの 2~8週目の四十肩・五十肩|如何に管理して、如何に治していくか大公開!(追記:H29 1/18)をご覧ください。

この時期のポイントが痛くない範囲で動かすことだ。

拘縮期



期間

痛みが生じてから2~3ヵ月以上


症状

肩の痛みは基本的に落ち着いている。

治る過程で肩の組織が硬くなり、動きが悪くなる。

動く範囲で徐々に動きを改善していく必要がある。

*無理なストレッチや痛みが出るリハビリを続けている人は、この時期になっても肩が動きが改善してこない、痛みが軽減してこないという状態に陥る。


改善するために必要なこと

こちらの 四十肩・五十肩のあなたへ!2ヵ月経っても動かない肩に行う体操7選(追記:H29 1/20)をご覧ください。


動く範囲で動かすことによって肩の動きは改善してくる!

注意点


半年~1年以上痛みが生じ、いくつかの施設で治療しても軽減しない例は、以下の事を確認して欲しい。


糖尿病などの内部疾患がないか?

暴力的なリハビリで肩の炎症を再燃させていないか?

日常生活で痛みを出さない範囲で肩を管理しているか?


基本的には炎症による痛みは4週前後長くて8週前後で改善してくる。


それよりも長く痛みが出るのは、肩への負担がかかり過ぎているもしくは内科的な病気が肩の治癒を妨げているなどが考えられる。

その為、心当たりがある人は治療方針を再度検討しなければならない。

四十肩・五十肩になったら、これだけはやめよう!



四十肩やってはいけないこと。岡崎市

• 痛みが出るようなストレッチ

• 痛いリハビリ

• 痛みが助長される動作



特に四十肩・五十肩になりたての頃は、肩の組織が非常にデリケートになっているため、上記のことは絶対にやってはいけない!


これらの行為は自然治癒を妨げる事となる。


痛みが出るということは身体からの危険信号であり、治すよりも破壊する行為となるからだ。

四十肩・五十肩に無理なストレッチをしていけない理由がこれだ!


肩の動きを確認してみよう!


肩の組織は柔軟性があり、関節に適度な隙間があるので動くためのゆとりがある。


肩のゆとり


その為、肩を十分に動かすことが出来る。


肩が挙がる


仮に肩に損傷が起きたとする。

(肩を固定しているテープをハサミで切る。)


肩損傷岡崎市


損傷した組織はまず重なり合い修復しようとする。


肩修復1岡崎市


写真の緑で塗られたマスキングテープのように、再び損傷しないように硬い組織に置き換わる。


肩修復2岡崎市

硬い組織に置き換わるとどうなるか?



普通の肩の組織よりも硬くなり、肩の関節のゆとりがなくなる。


肩修復3岡崎市



その結果、通常の肩の動きよりも動きが悪くなってしまう。


肩修復4岡崎市

もし無理に肩を動かそうとしたらどうなるか?



無理に動かせば、組織が再び壊れてしまう。

もちろん痛みも出る。


肩再損傷岡崎市


そして、また炎症が起き、最初の炎症急性期に逆戻りとなる。

結果、肩の治りが遅くなる。


これが四十肩・五十肩になった時に、無理やりストレッチしてはいけない理由だ。


その他の記事でもストレッチを行ってはいけない理由を書いた。

➱ 筋肉を柔らかくしたいならストレッチをするな!


是非ご覧ください!

自分の肩をチェックしてみよう!



チェックを付けて,自分の肩が四十肩・五十肩なのか確認してみよう!

当てはまるものが4個以上あったら四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)が疑われる。

7個以上当てはまるようなら、現在行っているケアの方法を考え直そう。

>□ 痛い方の肩が胸の高さまでしか挙がらない。
□ 横からバンザイする時が特に痛む。

□ 手を後ろに回すのが困難である。

□ 服を着るのが困難である。

□ ズポンを上まで挙げるのがつらい。

□ ズボンにベルトを通せない。

□ 夜中痛みが出て、眠れない。

□ 肩が痛くなってから、2ヵ月以上経っているのに痛みが引かない。

□ 肩が痛くなってから、2ヵ月以上経っているのに動きが良くならない。

□ 痛みを良くしようとして、頑張ってストレッチを行っている。

まとめ



今回のポイントがこちら

・四十肩・五十肩は肩の組織の劣化が背景にあり、ふとした動作で傷つくことによって発症する。

・四十肩・五十肩には炎症急性期・炎症亜急性期・拘縮期の3つの時期がある。

・無理なストレッチは肩の組織を壊してしまうため良くない!



冒頭でも説明した通り、四十肩、五十肩は、肩の組織の劣化が背景にある。


何かしらの負担がかかると、肩の組織が傷ついてしまう。


その傷によって痛みが生じ、動きが悪くなる。


でも、四十肩・五十肩になっても安心してほしい。


人には自然治癒力があるからだ。


何もしなくても、自分で修復する能力が人間には備わっている。


四十肩・五十肩の3つの時期の特徴に合わせたケアを行っていけばさらに自然治癒力を促すこととなる。


肩を痛めた人は受け身の治療をせず、正しい知識を身につけ、治療をする者と一緒に肩の回復を努めよう!


柔YAWARA
何をやっても変わらない四十肩や五十肩でお悩みの方は、是非当店柔YAWARAまでご相談ください!


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