脱『ストレッチ』! 筋肉を柔らかくしたいならストレッチをするな!

      2017/02/01

この記事を書いている人


理学療法士 柔YAWARA
愛知県岡崎市羽根町で小さな整体のお店を営んでいる傍ら、肩こりや腰痛・膝の痛みなどでお困りの方々へお身体のケアについての情報を発信中。3度の飯よりお身体のケアが大好き。
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『ストレッチ』とGoogleで検索すると約 258,000,000 件ヒットします。

 

肩甲骨を剥がす『ストレッチ』

 

股関節を柔らかくする『ストレッチ』

 

腰を柔らかくする『ストレッチ』

 

それほど『ストレッチ』は世の中に深く浸透しており、身体のトラブルが生じた時には『ストレッチ』が多用されている証拠でしょう。

 

 

そこで皆様にお聞きします。

 

何秒『ストレッチ』を行うのが効果的ですか?

 

10秒ですか?

30秒ですか?

それとも

1分ですか?

 

Googleで検索しても、どの医学的な文献を読んでも、統一した事が書いてありません。

 

 

なぜでしょうか?

 

 

ここまで統一した見解が無いということは、今まで常識として身体のトラブルが生じた時に使用していた『ストレッチ』が間違いなのではないでしょうか?

 

時代に逆行した意見ですが、『ストレッチ』は行ってはいけないです。

これから、その3つの理由をご紹介致します。
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そもそも『ストレッチ』とは?

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スポーツや医療の分野においてストレッチ(英: stretching)とは、 体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。

出典:Wikipedia

 

 

一般的に腕や足を動かして、自然に動きが止まるところがあります。そこから更に伸ばして動きが止まるところまで伸ばすのが『ストレッチ』と言われています。

 

『ストレッチ』と呼ばれる 自然に動きが止まるところ ⇒ ②更に伸ばして動きが止まるところの過程では筋肉にハリ感やつっぱり感が生じるのも広く知られています。

 

『ストレッチ』を行っては行けない理由

筋肉はストレッチをすると微細に損傷する

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私がまだ病院勤務の時の話です。

昔の私は『ストレッチ』を盲信していました。

痛みが出ない程度に、つっぱり感やハリ感を出すいわゆる『ストレッチ』が得意でした。

何かに取り憑かれたかのごとく筋肉が伸びれば、良くなると信じていました。

 

しかし、ある出来事がきっかけで間違いである事に気づくことになりました。

 

それは膝を骨折された患者様のリハビリを担当した時の事です。

リハビリをして1~2ヶ月経ち、順調よく回復していました。

そんなある日、患者様が「痛みなく正座をしたい」とおっしゃったのです。

あと少し膝が曲がれば、正座が出来るぐらい膝が曲がるようになっていた時期に出た言葉でした。

 

当時の私は『ストレッチ』をすれば「膝は曲がるようになる」そうなれば「正座」が出来る!と考え、その患者様の膝に『ストレッチ』を一生懸命行っていました。

もちろん痛くない程度に、程よくつっぱり感が感じる程度の『ストレッチ』を。

 

その結果、どうなったと思いますか?

 

『ストレッチ』直後、正座が出来るようになったんですよ!

その当時の私は自分の考えが正しかったと浮かれました。

 

しかし、患者様はすぐにこう訴えられました。「正座は出来るようになるんだけど、膝が突っ張って痛い」と。

それに加え、ストレッチ直後は曲がるようになっていた膝はものの5分でリハビリに来られた時よりも曲がらなくなるという現象が生じました。

 

しかも、

 

1週間経っても…

 

2週間たっても…

 

1ヵ月経っても…

 

同じ現象が起き続けていたのです。

 

そして1ヶ月半がたったある日、あまりにも改善がみられないので自然に動きが止まるところ ⇒ ②更に伸ばして動きが止まるところまで行う『ストレッチ』をやめ、ただ自然に動きが止まるところ まで膝を曲げることにしてみました。

半ばあきらめ半分で。

 

するとどうでしょうか?

 

その方がスムーズに正座ができ、つっぱり感も無いというのです!

しかも、毎回5分後には来た時よりも膝の曲がりが悪くなっていたのに、その時はその現象も生じませんでした。

 

なぜでしょうか?

なぜ半ばあきらめ半分で中途半端に膝を曲げただけで今までと違った反応が生じたのでしょうか。

 

後々勉強を進めていくうちに学びました。

 

それは『ストレッチ』を行うと筋肉や周りの組織にに微細な損傷が生じ、瘢痕治癒してしまうという事実に。

簡単に説明すると『ストレッチ』という行為で、筋肉や周りの組織に小さな損傷が生じ、それらが固くしてしまうということです。

 

つまり、『ストレッチ』をして得られるつっぱり感やハリ感は『痛みの一種』であり、身体の警告サインだったのです。

それを知らずに自分の『ストレッチ』で患者様を悪くしていたのです…

何もしなければそのまま回復し正座が出来ていたのに、自分の技術でそれを邪魔していたのです。

今思えば、その方に大変申し訳無かった事をしました。

 

ストレッチして良くなる物質は存在しない

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皆様にお聞きしたいです。

伸ばす事によってよくなる物を答えられますか?

 

紙をひっぱれば(伸ばせば)、もちろん破れます。

 

 

ゴムを引っ張れば伸びますが、伸ばし続ければもちろんちぎれます。

 

 

 

 

パンツに至っては伸ばせば履けなくなります。

 

 

お気づきでしょうか?

 

物質を伸ばせば『壊れる』という法則に。

 

先で述べましたが、筋肉も同じではないでしょうか?

人間だけ例外があるのでしょうか?

『ストレッチ』をすれば、微細な損傷が生じます。

 

なぜ『ストレッチ』で身体のトラブルが良くなると言えるのでしょうか?

 

医学的な筋肉の知識として「1b抑制」(筋肉が持続的な伸張が加わるとその筋肉を抑制させる反射の事)というものがありますが、これは伸ばされすぎて損傷を防ぐための人間の防御反応なのではないでしょうか?

 

ストレッチは人間の本来の関節の動きを無視している

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以前お世話になっている工務店の方にトイレのドアを直していただいた事があります。

 

それまでは地面にすれて、動かすのが重く『硬い』感じでした。

それが工務店の方にドアの蝶番を少し修正していただいたら、たちまち動かすのが軽く『柔らかく』なりました。

 

人間には腕や足を動かすための『関節』がたくさんあり、この『関節』は1つ1つがとても繊細な動きをしています。

人間で言うと『関節』が、「ドアの蝶番」に相当します。

 

 

もし前に押すと開くドアを下に向かって押し続けたらどうなるでしょうか?

床は傷つき、終いにはドアが壊れてしまいますよね?

 

『ストレッチ』はこれと同じなんです!

 

ストレッチというのは関節が本来動く範囲を無視して動かすことにより伸張感を出します。

これは「前に押すと開くドアを下に向かって押し続けている行為」と同じ事になります。

その為、ドアと同じように身体の組織は壊われてしまいます。

 

『ストレッチ』の時の筋肉の『ハリ感』『伸張感』『身体の組織が傷つくので辞めてほしい』というサインなんです!

 

 

まとめ

『ストレッチ』を行ってはいけない3つの理由をご紹介致しました。

  1. ストレッチにより筋肉や組織に微細な損傷が生じる
  2. どの物質も伸ばすことにより『破壊』が生じる
  3. ストレッチは人間の関節の動きを考慮していない

 

時代に逆行して私はこう皆様に訴えます!

 

脱『ストレッチ』と!

 

では、どのように身体を治せば良いのか?

 

その鍵は『人間の関節の動きに考慮する』ということです。

今後色々な関節の動きに考慮したエクササイズをご紹介していきますので宜しくお願い致します。

 

お身体のトラブルでお悩みの方は是非当店柔YAMAHAまでご相談ください。

必ず貴方の力になります!

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